「講義」カテゴリーアーカイブ

【教育概論Ⅰ_2020】教育に関する課題図書参考リスト

「教育概論Ⅰ」の課題図書を選ぶための参考となるように作成したリストです。
※リストに載っていない本でも問題ありません。
※S~Cはおもしろさや有用性の尺度ではありません。私の方で勝手に設定した「通読難易度」に過ぎません。

教育学の古典

【A】プラトン/久保勉訳『ソクラテスの弁明・クリトン』岩波文庫
【SS】プラトン/藤沢令夫訳『国家』〈上〉〈下〉、岩波文庫
【S】アリストテレス/山本光雄訳『政治学』岩波文庫、1961年
【S】ジョン・ロック/服部知文訳『教育に関する考察』岩波書店、1967年<1693年
【SS】ジャン・ジャック・ルソー/今野一雄訳『エミール』上中下、岩波書店、1962年<1762年
【A】ペスタロッチー/長田新訳『隠者の夕暮・シュタンツだより』岩波書店、1993年<1779,1799
【A】エレン・ケイ『児童の世紀』小野寺信・小野寺百合子訳、冨山房百科文庫 24、1979年
【A】ジョン・デューイ『学校と社会』宮原誠一訳、岩波書店、1957年
【B】アドルフ・ポルトマン/高木正孝訳『人間はどこまで動物か―新しい人間像のために』岩波新書、1961年
【S】J.S.ブルーナー『教育の過程』鈴木祥蔵・佐藤三郎訳、岩波書店、1963年
【S】イヴァン・イリッチ『脱学校の社会』東洋・小澤周三訳、東京創元社、1977年

子ども観に関する本

【SS】フィリップ・アリエス『〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活』みすず書房、1980年
【SS】ヒュー・カニンガム著、北本正章訳『概説 子ども観の社会史: ヨーロッパとアメリカからみた教育・福祉・国家』新曜社、2013年
【B】柴田純『日本幼児史―子どもへのまなざし』吉川弘文館、2013年
【B】斉藤研一『子どもの中世史 (歴史文化セレクション)』吉川弘文館、2012年<2002年
【B】榊原富士子・池田清貴『親権と子ども』岩波新書、2017年

学校って何?

【B】苫野一徳『「学校」をつくり直す』河出新書、2019年
【B】工藤勇一『学校の「当たり前」をやめた。生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革』時事通信社、2018年
【B】木村元『学校の戦後史』岩波新書、2015年
【C】苫野一徳『勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方』日本評論社、2013年
【C】苅谷剛彦『学校って何だろう』講談社、1998年

教育論さまざま

【B】小針誠『アクティブラーニング―学校教育の理想と現実』講談社現代新書、2018年
【B】藤原辰史『給食の歴史』岩波新書、2018年
【C】落合陽一『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる―学ぶ人と育てる人のための教科書』小学館、2018年
【C】松村太郎、山脇智志、小野哲生、大森康正著『プログラミング教育が変える子どもの未来―AIの時代を生きるために親が知っておきたい4つのこと』翔泳社、2018年
【C】竹内薫『知識ゼロのパパ・ママでも大丈夫!「プログラミングができる子」の育て方』日本実業出版社、2018年
【B】安藤寿康『なぜヒトは学ぶのか―教育を生物学的に考える』講談社現代新書、2018年
【B】横湯園子・世取山洋介・鈴木大裕編集『「ゼロトレランス」で学校はどうなる』花伝社、2017年
【A】ルーシー・クレハン/橋川史訳・苅谷剛彦解説『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?―5つの教育大国に学ぶ成功の秘密』早川書房、2017年
【B】リヒテルズ直子×苫野一徳『公教育をイチから考えよう』日本評論社、2016年
【B】今井むつみ『学びとは何か―〈探究人〉になるために』岩波新書、2016年
【B】苫野一徳『教育の力』講談社現代新書、2014年
【B】布村育子『迷走・暴走・逆走ばかりのニッポンの教育―なぜ、改革はいつまでも続くのか?』日本図書センター、2013年
【C】池上彰編『先生!』岩波新書、2013年
【B】福田誠治『こうすれば日本も学力世界一―フィンランドから本物の教育を考える』朝日選書、2011年
【B】橘木俊詔『日本の教育格差』岩波新書、2010年
【B】諏訪哲二『学力とは何か』洋泉社、2008年

いじめ問題

【B】荻上チキ『いじめを生む教室―子どもを守るために知っておきたいデータと知識』PHP新書、2018年
【B】中野信子『ヒトは「いじめ」をやめられない』小学館新書、2017年
【B】共同通信大阪社会部『大津中2いじめ自殺―学校はなぜ目を背けたのか』PHP新書、2013年
【B】尾木直樹『いじめ問題をどう克服するか』岩波新書、2013年
【B】阿部泰尚『いじめと探偵』幻冬舎新書、2013年
【C】小森美登里『いじめのない教室をつくろう―600校の先生と23万人の子どもが教えてくれた解決策』WAVE出版、2013年
【C】山脇由貴子『震える学校―不信地獄の「いじめ社会」を打ち破るために』ポプラ社、2012年
【B】加野芳正『なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか?―透明な暴力と向き合うために』日本図書センター、2011年
【B】森田洋司『いじめとは何か―教室の問題、社会の問題』中公新書、2010年
【B】芹沢俊介『「いじめ」が終わるとき-根本的解決への提言』彩流社、2007年
【C】山脇由貴子『教室の悪魔―見えない「いじめ」を解決するために』ポプラ社、2006年

【講義】教育課程の意義と編成(麻布2019)

試験

試験にはこちらから入ってください。

第1回(9/23)

プリント(第1回)
今回の作業

第2回(9/30)

プリント(第2回)
今回の作業

第3回(10/7)

プリント(第3回)
今回の作業

第4回(10/14)

プリント(第4回)
今回の作業

第5回(10/21)

プリント(第5回)
時間割作成用紙
今回の作業

第6回(10/28)

プリント(第6回)
今回の作業

第7回(11/11)

プリント(第7回)
今回の作業

第8回(11/18)

プリント(第8回)
今回の作業

第9回(11/25)

プリント(第9回)
今回の作業

第10回(12/2)

プリント(第10回)
年間スケジュールテンプレート
今回の作業

第11回(12/9)

プリント(第11回)
今回の作業

第12回(12/16)

プリント(第12回)
今回の作業

第13回(12/23)

プリント(第13回)
今回の作業

授業の目的と評価

・この授業の最終的な目的は、「教育課程」とは何か?を理解することです。
・教員採用試験に関しては、必ず出題される『学習指導要領』について理解します。
・評価は、期末テストと提出課題によって行います。出席が足りていない者には受験を認めません。
・90 分の復習と 90 分の予習を前提として授業を構成します。
・出席は、基本的にスマートホンを利用します。スマホが使えない者は、紙媒体等で出席を取るので、授業後すみやかに申し出てください。
・質問は、udono-a@tokyo-kasei.ac.jpまで。

課題

・中学校の「教育課程」を一つ完成させることを目指します。
・教育課程を作るためには、基礎的な知識がたくさん必要になります。各授業でひとつひとつの知識を定着させながら、すこしずつ教育課程を作っていきます。
・最終的に教育課程が完成したら、書類にして体裁を整え、提出してください。
・コンピュータによる提出を想定しています。

教科書

『中学校学習指導要領(平成 29 年告示)』および『中学校学習指導要領解説 総則編』を手に入れておいてください。
文部科学省の WEB サイトから無料で手に入れることもできますし、本として購入することもできます。
『中学校学習指導要領(平成 29 年告示)』
『中学校学習指導要領解説 総則編』

 

【講義】教育概論Ⅱ(中高)

期末試験

■2019年度後期:教育概論Ⅱ試験■
WEB試験はここをクリックして受けてください。

■児童学科のみ対象 2019年度後期:教育概論Ⅱ試験■
※児童学科の方はこちらを回答しても大丈夫です。

※提出期限は1/27(月)24:00です。
※「送信」ボタンを押して「おつかれさまでした」と出れば正常に完了しています。
※「送信」ボタンを押すまで、大問の間を進んだり戻ったりして、何度も書き直しすることができます。

課題

課題内容

(1)学校をひとつ作り、教育課程を設定して下さい。
wordファイルテンプレート

(2)学校の年間スケジュールを立てて下さい。
excelファイルテンプレート

(3)応用:保護者向けに、学校のアピールをしてください。
PowerPointファイルテンプレート

※テンプレートを使用するかしないかは、各人の自由です。

締切

火5:2020年1/13(月)24:00
土1・土2:2020年1/10(金)1/20(月)24:00

提出方法

以下、必要項目を入力し、ファイルをアップロードして下さい。ファイル名は、「000000」の部分を自分の学生番号に変えて下さい。
※1/8以前に「ファイルが大きすぎる」と出てしまった方、設定を変更しましたので、改めて送ってください。

[contact-form-7 id=”7297″ title=”東京家政大学2019教育概論Ⅱ課題提出用”]

第1回(9/21・9/24)

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今回行う作業

第2回(9/28・10/1)

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今回行う作業

第3回(10/5・10/8)

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今回行なう作業

第4回(10/12 10/19・10/15)

※台風接近につき、10/12(土)は1・2限とも休講です。
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今回行なう作業

第5回(11/2・10/29)

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時間割作業用紙
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第6回(11/9・11/5)

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今回行う作業

第7回(11/16・11/12)

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今回行う作業
※主体的・対話的で深い学びの具体的な内容に関するヒント
【理科編】中学校学習指導要領解説(23頁~28頁、176頁~180頁)
【社会編】中学校学習指導要領解説(23頁~24頁、121頁~129頁)
【外国語編】中学校学習指導要領解説(10頁~16頁、82頁~100頁)
【美術編】中学校学習指導要領解説(9頁~20頁、125頁~136頁)
【家庭科編】中学校学習指導要領解説(16頁~17頁、128頁~133頁)

第8回(11/23・11/19)

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今回行う作業
構造改革特区(首相官邸webサイト)

第9回(11/30・11/26)

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今回行う作業

第10回(12/3・12/7)

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年間スケジュールテンプレート
今回行う作業

第11回(12/10・12/14)

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今回行う作業

第12回(12/17・12/21)

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今回行う作業
学習指導要領アピール公式動画(文部科学省)

第13回(12/24・1/11)

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今回行う作業

第14回(1/14・1/25)

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授業の到達目標

(1)カリキュラムの意義と機能を説明できる。
(2)学習指導要領の理念と内容を説明できる。
(3)ナショナリズムなど、現代的な教育の基本的な課題を説明できる。
(4)現代教育の課題を踏まえ、解決に向けた見通しを持って協働的に問題解決に取り組む。

授業概要

(1)新学習指導要領が目指す「社会に開かれた教育課程」および、その具体的な実現のための「カリキュラムマネジメント」について理解する。
(2)日本社会の変化を踏まえて、学習指導要領の変遷を理解する。
(3)現代日本の教育が抱える課題を理解し、プレゼンテーションやグループワーク等を行い、他の学生の考えを尊重しながら自分の考えをまとめ、教師としての自覚を深める。
(4)教育基本法や学習指導要領の理解を通じて、公教育に携わる専門家としての意識を育む。

評価方法

(1)期末テスト50%
(2)提出課題40% 課題内容については初回の講義で説明する。
(3)平常点(ディスカッションやディベートへの参加態度)10%

教科書

『学習指導要領』最新版
『学習指導要領解説 総則編』最新版

自学自習のための参考ページ

「学力」とは何か?―学校教育法の定義と背景―
【教育課程編成の基礎】スコープとシークエンスとは?
社会に開かれた教育課程とは―新学習指導要領の理念―
カリキュラム・マネジメントとは―3つの指針と学校運営の要点―
【教育課程編成の基礎】教科等横断的な視点とは何か?
育成を目指す資質・能力とは―知識から21世紀型能力へ―
主体的・対話的で深い学びとは―アクティブラーニングを超えて―

質問はこちら

教えて!せんせい

 

教育概論Ⅰ(中高)-14

栄養・環教 7/19
語学・心カ・教福・服美・表現 7/20

・講義を「教育基本法の精神」と「子ども/大人」の関係という観点からおさらいしましょう。

教育基本法の精神

(1)民主主義:教育の目的とは、「人格の完成」です。
(2)義務教育:すべての子どもに、教育を受ける権利が保障されます。

人格の完成

・自由と平等。
・自由:ワガママではなく、ルールを認識する能力を身に付ける。「個」を尊重するため、国家が口出ししない。
・平等:人間として普遍的な理性を身に付ける。身分に関係なく、人間性は平等。

義務教育

・自由と平等。
・自由:アドバンテージをもつ一部の人間だけが得をしないよう、不利な人々を国家が支援する。
・平等:すべての人が自由になれるよう、国家が支援する。

▼小テスト

「子ども/大人」の関係

・古代中世:子どもと大人の境界線が現代とは違っていました。
→リテラシーの有用性の増大→
・近代:子どもと大人の間に明確な境界線が引かれました。子どもは教育(学校)、大人は労働(工場)。
→人間の範囲の拡大、資本主義の変容→
・現代:子どもにも大人のような権利を与えよう(子どもの権利条約)。大人も子どものように教育を受けよう(生涯学習)。

テストについて

・2019年7/21(日)9:00~2019年7/28(日)23:59の間に、以下のページで回答してください。

2019年度「教育概論Ⅰ(中高)」試験問題