「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2023年8月22日

後期の授業の準備が進みました。
【本日の歩数】7577歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■教員選ばない教育学部生の理由「休日出勤・長時間労働」79% いじめ問題に不安も、岐阜県教委調査(岐阜新聞Web)
小手先の工夫ではどうにもならない感じです。

夏休み

■【山形】小学校の始業式ピーク 児童の体調に考慮しながら(YTS山形テレビ)
■小中学校で2学期スタート 暑さで急きょ『リモート始業式』に変更も 福島(テレビュー福島)
■さあ2学期!22日、23日が始業式ピーク【長野】(日テレNEWS)
■夏休み残り10日…出校日を終えた子どもたちは(MBC南日本放送)
■「給食が止まったら栄養足りない」100円弁当すら買えない、貧困子育て家庭の“地獄の夏休み”(女子SPA!)
夏休みが終わっても、夏が終わらない。

不登校

■「学校休んだほうがいいよチェックリスト」開発、WEB公開…悩む保護者の判断材料に(読売新聞オンライン)
■夏休み明けに増加 学校になじめない子どもの居場所(abn長野朝日放送)
■【夏休み明け】子どもの変化に注意(8月22日)(福島民報)
■子どもの自殺最多 特に危険なのは8月31日夜 2児の父・呂布カルマ「親は気づけないと思う」(ABEMA TIMES)
個人の努力では限界があるので、事例を集めて知見を引き出したいところです。

学校

■横浜市立学校の校長候補者を募集 教員免許状の有無は問わず(ヨコハマ経済新聞)
確かに教職課程には「マネジメント能力」を伸ばす授業はありませんが。

■義務教育の体を成していない 学テ結果に丸山知事 国批判、教委に対応要請(山陰中央新報デジタル)
■全国学力調査 算数の結果に丸山知事が苦言 「義務教育の体をなしていない可能性」 島根県松江市(日本海テレビ)
そもそも何のために文科省が「全国学力調査」をやっているのかという。現状では単に都道府県が順位に一喜一憂しているだけで、カリキュラム改善にどう繋げているかがよく分かりません。そしてこの結果を得たいだけなら、全数調査であるべき必然性は一切ないという。

■熊本大学が附属の小・中学校に国際クラス設置へ【熊本】(テレビ熊本)
■増加が見込まれる外国人の子どもを受け入れ 熊大附属小・中学校で「国際クラス」を検討(くまもと県民テレビ)
学校全体に良い影響があるといいですね。

高等教育

■学長が突然“出入り禁止”に…「ヒロアカ」作者ら輩出の大学で何が(毎日新聞)
このケースについては具体的な情報がないのでノーコメントですが、一般論としては、大学ではなし崩しに理事長の権限が強くなっていて、「学問」よりも「経営」のほうが重視されております。

教育全般(国内)

■【大分】医療機関が学童保育 背景は?(OAB大分朝日放送)
■人材不足解消へ 医療法人が「学童保育」トライアル実施 大分(OBS大分放送オンライン)
地域共同体が生きている時代では子どもたちは放っておいても勝手に晩御飯の時間まで遊んでいましたが、地域共同体が機能しなくなってしまった現状では、人工的に子どもの居場所を用意していくしかありません。

【教育学でポン!?】2023年8月21日

会議が対面でありました。
【本日の歩数】10097歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■「教科担任制」推進へ、小学校教員の増員前倒し…来年度1900人(讀賣新聞オンライン)
「教科担任制」については義務教育学校の制度設計等も考え合わせると戦後633制のなし崩し的崩壊の序章という感じではありますが、教員を増やす戦略としてはうまくやった感じです。

■【長崎】部活動の地域移行 財源確保など課題も(NiB長崎国際テレビ)
お金や人がどれくらい必要になるかは、実際のところ、始めてみて初めて分かるのでしょう。

夏休み

■北海道や福島の小学校 夏休み終え2学期スタート(khb東日本放送)
■札幌の市立小学校で2学期始まる コロナ禍以降、3年ぶりに全校児童が体育館に集まっての始業式も(HBC北海道放送)
■夏休みに頑張ったことは…「毎日布団を畳みました!」札幌の小学校で2学期スタート 日焼けで”まっくろ”元気に始業式(北海道ニュースUHB)
■“初めての夏休み”思い出は? 宮城県内 小中学校で授業再開(仙台放送)
■「今年の夏休みは楽しかった」福島県11市町村の公立小中学校で始業式 2学期がスタート(FTV福島テレビ)
■南砺市の義務教育学校一足早く始業式…校長「2学期も優しさと強さを合言葉に」6時間目廃止で夏休み短縮(富山テレビ)
■児童が元気に登校 夏休み終わり2学期スタート(長野放送)
■大学生らが企画 子どもたちがワクワク・ドキドキの体験 夏休み体験パーク2023開催(高知テレビ)
■夏休みもあと少し…図書館の学習席1日300人超が利用 中高生がラストスパート(OBS大分放送)
■小中学校で出校日 自由研究など手に登校 友人たちとの再会「うれしい」 鹿児島(MBC南日本放送)
■給食ない夏休み…負担増の家庭に向け「学童で昼食提供」「クラファン活用の食料支援」(MBS NEWS)
夏休みが終わってしまう。

ICT

■三重・桑名 新設の小中一貫校校歌 AIで作詞作曲へ(東海 NEWS WEB)
校歌を人間が作らなければいけないという法はありませんからね。(というか学校が校歌を作らなければいけないという法もそもそもない)

■AIで授業中の生徒の顔を見える化、表情解析を授業改善に活用できるサービスを開始(こどもとIT)
寝てたり内職したりしてるのも分かるようになります。

■都立中高生が「Power Apps」でハッカソン–アプリで“青春の問題”に立ち向かう(ZD NET)
一つの目標に向かってみんなで力を合わせる経験が、かけがえのない青春。

■「ディスレクシア」「ギフテッド」子どもの居場所に 「メタバース」活用動き広がる(J-CASTニュース)
技術そのものはもうお手軽になってきたので、そろそろ教育原理的にメタバース活用の本質を考える段階にしてもいいでしょう。

不登校

■不登校の小中学生向けのオンライン学習支援 延岡市が来月から開始 宮崎県内の自治体で初(mrt宮崎放送)
まずはどんな形でも社会と繋がる回路を確保することが大切でしょう。

■夏休み明けの子どものケア 何が大事? 学校に行くことにこだわると悪化も?【福井】(福井テレビ)
子どもの方の問題ということを前提に話を進めていますが、学校の方に本質的な問題があることを疑ってもおいのでしょう。

学校

■県立の夜間中学「ゆうあい」生徒募集開始 入学希望者は原則 全員入学 熊本(RKK熊本放送)
学びたい時が学び時ですよ。

■賛否ある「子どもの三角食べ」はホントに必要? それよりも大切な“たった一つのこと”(女子SPA!)
なんにせよ、「手段」だったものを「目的」にしてしまうと話がおかしくなるということです。

■沖縄・豊見城にスクールロイヤー いじめや虐待、学校トラブルに法律面から助言 県内他市に先駆け(琉球新報DIGITAL)
学校内は治外法権(校則とか)上等でやってきたので、社会の法をしっかり持ちこんでいただければと。

幼児教育

■幼児教育の効果を追跡調査 学力、稼ぐ力など影響確認 1万人規模、5歳から成人後・文科省(時事通信)
業界では幼児教育への投資が最もハイパフォーマンスだと言われていますが、この調査でエビデンスが集まるかどうか。

教育全般(国内)

■「大人と子どもで本の区別があるのは日本くらいだ」 マネックスG松本会長が進める“ルビのある社会” 財団創設の思いとは(ABEMA TIMES)
いろいろ興味深い提言をしていますが、エビデンスはありません。ともかく、1872年の学制序文は右にも左にもルビが振ってあったことを思い出します。

【教育学でポン!?】2023年8月20日

また研究が捗りました。
【本日の歩数】275歩■引きこもり。

働き方改革

■高校野球・甲子園の影響力から考える、「勝利至上主義の部活動」の行く末 宣伝や愛校心に役立ててきた学校の身勝手(education×ICT)
勝利至上主義の功罪についてはナルホドと思う一方、「金」の話もしっかりしておく必要があるようにも思いました(別のところでしてるのかな?)。

夏休み

■波のプールは大混雑…「あすから学校だ」 夏休み”最終日” 札幌・ていねプール小学生でにぎわう(北海道ニュースUHB)
■お天気キャスターに挑戦! 神戸地方気象台などが体験イベント/兵庫県(サンテレビNEWS)
■ドローンを身近に 体験イベント開催 広島・呉市(テレビ新広島)
■夏休みの子どもたちが携帯電話販売店で仕事体験(日テレNEWS)
■夏休みの自由研究の参考にも 親子統計グラフ教室 宮崎県(宮崎ニュースUMK)
■子どもたちが様々な仕事を体験するイベント 将来やってみたい仕事は?(沖縄テレビ放送)
いよいよ夏休みも大詰め。

ICT

■消せないデジタルタトゥーの危険性、「被害者にも加害者にもならない」対処法 VPN大手のExpressVPN、子どもや保護者に警鐘(education×ICT)
後期にICT関連の授業をするので、私もしっかり勉強しておこう。
▼消えない?!デジタルタトゥーとは?(EXPRESSVPN)

■美術高校の学びの改革を後押しするiPad 「デザイン思考で社会で通用する人間に」(Mapionニュース)
美術とICTの相性はとてもいいし、美術の応用範囲はICT関連では今後ますます広がっていくと思います。

不登校

■中川翔子「“生きててよかった”にたどり着いて」 不登校経験者による動画コンテスト初開催(日テレNEWS)
表現を媒介にして多くの仲間と繋がることがきっと力になるのでしょう。

学校

■学校プール縮小傾向の今こそ、水難事故予防のための「命を守る」水泳学習を 背浮き、ライフジャケット、着衣泳などの体験を(education×ICT)
教育原理的に言えば、「普通教育としての水泳」と「専門教育としての競泳」は分けて考えようということになります。もちろん義務教育でしっかり扱うべきなのは前者。

■異動志願者ゼロの教育困難校に飛び込んで見た「大人の都合」に翻弄される生徒たち 飲酒に喫煙、進む統廃合で生徒はどこへ行く(education×ICT)
立派な仕事に頭が下がります。

■子どもの部活動サポート、「費用が大変」と答えた保護者が5年前の2倍以上 明光義塾調査、部活動への保護者の印象は良好(education×ICT)
費用が大変なのはわかりましたが、そうなった事情はよく分かりませんでした。

■佐賀県立夜間中学「彩志学舎中学校」で説明会と体験授業 学習内容や学校生活を紹介(佐賀新聞)
教育機会確保法の精神が徐々に形になりつつあります。

【教育学でポン!?】2023年8月19日

また研究が捗りました。
【本日の歩数】280歩■引きこもり。

働き方改革

■背景に長時間労働…教師の働き方改革で『宿題廃止』の小学校 切り替えた“家庭学習”が子供にもプラスの効果(東海テレビ)
記事からは一石三鳥になっている様子が見えます。しかし一方、実は家庭環境によって学力格差や体験格差は拡大します。格差を埋めるのは公教育の大切な仕事です。

夏休み

■「夏休みの宿題」あった方がいい・なくてもいいと思うのはどれ?小学生のママパパに聞いてみた(kufura)
■頭を悩ますお父さん、お母さんへ ~ 夏休み終了まであとわずか。自由研究ならここへ行こう! 首都圏編(Yahoo!JAPANニュース)
■夏休みの「子どもの自由研究」、保護者も深く関わらざるをえない納得の実態 子ども1人で進められない、テーマ決められない(education×ICT)
■自由研究「やり方&まとめ方」簡単に進めるコツ、企業サイト活用の勧め 工作・実験・調べ学習…テンプレートもあり(education×ICT)
まあ、夏休みの宿題といっても、ほとんど保護者の負担になっていることが分かりますね。

■多くの小中学校で2学期「始業式」 思い出と新たな目標胸に<岩手県>(岩手めんこいテレビ)
終わってしまった。

インクルーシブ教育

■「不登校」や「うつ」とも関連、発達障害のある女の子の「カモフラージュ」とは? 早期から過剰適応、9歳ごろまでの対応が大事(education×ICT)
大学進学後に顕在化するケースはありそうです。

学校

■小学1年生の担任が2学期までに目指したい学級のあり方、保護者との関係性 学力差、生活スタイルの定着など課題は山積(education×ICT)
かくあらまほし。

■地方の教育委員会の活性化、小規模自治体へのオンライン支援などを提言 「令和の日本型学校教育」推進のための報告書(education×ICT)
後期の授業「教育行政論」でネタにするので、しっかり報告書を読もう。
▼「令和の日本型学校教育」を推進する地方教育行政の充実に向けて(文部科学省)

■AI技術が進歩しても手に入らない力がある!超進学校が「調理実習」に力をいれる理由とは?(cookpad news)
「食」はすべての基本。

■「鹿児島市内に夜間中学を」 鹿児島県検討委員会が提言(KKB)
■夜間中学「県立」で鹿児島市に設置を 有識者委が県へ提言、入学希望者は136人 全国の設置状況は?(南日本新聞)
■「夜間中学」鹿児島市内で開校へ 開校時期は2024年以降見込み(kts鹿児島テレビ)
教育機会確保法の精神が着実に広がりつつあります。

■“学校”に活路を見出すテレビの狙い、苦境のバラエティを救うか(NEWSポストセブン)
全国民共通に理解できる話題がもはや「学校」くらいしかないということでしょう。

【教育学でポン!?】2023年8月18日

研究が捗りました。
【本日の歩数】277歩■引きこもり。

働き方改革

■公立学校教員の労働時間法制の在り方に関する意見書(日本労働弁護団)
たいへん長い文章ですが、歴史的経緯を踏まえて問題点が網羅されています。憲法第26条「子どもたちの教育を受ける権利」の観点は大切です。

夏休み

■夏休みで乱れた「生活のリズム」不登校につながる可能性も… 新学期までに戻すためには?(HTB北海道ニュース)
■来週からは2学期スタート 夏休みも終盤 プールで遊ぶ子に宿題に追われる子も<福島県>(FTV)
■夏休みに学校で勉強 2学期スタート前に生活リズム整える 先生は高校生や大学生のボランティア【長野・佐久市】(テレビ信州)
■2学期スタート 宿題・工作抱えて登校 公立10小学校で始業式【長野・松本市】(テレビ信州)
■夏休みも残りわずか…必見!「まだ間に合う!自由研究」(SBS)
■夏休み、76.9%の保護者が“食事の準備”に疲れ果て…「過保護」の声も? 共働き世帯が抱える苦悩(eltha)
■夏休みの子育て家庭に弁当を無料配布 「知らない人からも支援が」 広がる共感の輪 広島(RCC中国放送)
夏休みが終わると子どもは大変ですが、保護者のほうにはありがたかったりします。

不登校

■不登校生動画選手権 新潟の「あうるの森」が最優秀賞受賞(毎日新聞)
表現の場があることそのものが重要なのでしょう。

■「不登校の原因はいじめ=0.2%」という文科省と学校を信用できないワケ(JB Press)
教育機会確保法の画期性と重要性を指摘している記事です。

■夏休み明け「子供の自殺増える傾向」合同校長会で子供変化に注意呼びかけ〈仙台市〉(仙台放送)
教育関係者の間ではよく知られている事実です。

■子どもの「体験格差」解消へ 不登校の子らバスケW杯関連イベント運営に挑戦 「自信に」 アーチトゥフープ(琉球新報デジタル)
家庭でも学校でもない、いわゆる「第三の場所」が充実すると、子どもが活き活きとします。かつては地域共同体が担っていた領域ですが、資本主義による市場化の進展によって根底から破壊されましたので、意図的に作っていくしかありません。

インクルーシブ教育

■インクルーシブ教育を阻む、同級生の「お世話係」を任命する教員に欠ける視点 「困りごと」への先回りこそが成長の機会を奪う(education×ICT)
目先の思い付きより、粘り強い対話による信頼関係の積み重ねが大事なのは、その通りなのです。が、分かっちゃいるけどなかなかできない。どうしたらそれができるのかというアーキテクチャ的な方策を考えると、一人一人の教師の意識の問題ではなく、管理職の役割が大切だということになっていくはずです。

学校

■年間100超の学校・教員に「ばん走」する石川晋、依頼が後を絶たない納得理由 授業づくりの提案から学校課題解決の相談まで(education×ICT)
こういう立場の人がいることで、システム全体の風通しが良くなります。ただみんながこうでも困りそうですので、役割分担の在り方は大切なのでしょう。

■生徒募集停止の方針を撤回へ 広島県教委、小規模県立高3校の統廃合巡り(中国新聞デジタル)
政治家からの横槍が入った模様です。一般的に言えば、地元の学校の存廃は票に直結しますので、政治家は教育的観点を度外視して横槍を入れてきます。

教育全般(国内)

■大学1年の時に未婚のまま出産したシングルマザー 子育て支援施設「PORTO」設立にかけた思い 『子育て中だからできない、子どもが小さいうちは我慢』そんな思いを減らしてあげたい 子どもも親も楽しめる空間を提供(8カンテレ)
素敵な取り組みです。子どもを元気にするためには、まず大人(保護者や教師)が元気でなければなりません。