「教育学でポン」タグアーカイブ

【教育学でポン!?】2021年7月25日

本を読みまくっている。
【本日の歩数】8553歩■池袋散歩。

ICT

■新潟市1人1台端末「毎日いつでも」定着の仕掛け 子どもも先生も誰一人取り残さない支援の裏側(education×ICT)
具体的な取り組みが分かって、とても興味深い記事です。教育委員会がやる気を出せばこれくらいはできるという、好事例です。
▼NIIGATA GIGA SUPPORT WEB
充実しています。教育委員会の本気を感じます。

■映像制作通じて「探究活動」する学校が増える理由 「ドキュメンタリー制作」で身に付く5つの力(education×ICT)
ぐんま国際アカデミーとドルトン東京学園という、日本で最もとんがった学校での実践です。公立校にも広がっていくでしょうか。

■早稲田実業高校でニュージーランド政府推奨デジタル教育のプログラミング授業–すべて英語で(CNET Japan)
この領域には民間企業の進出が目覚ましいのですが、海外からも官民共同で売込みが激しくなっている様子です。ということで、日本から輸出する意気込みで、お願いします。

■小学生、プログラミング学ぶ 実際にソフトで組み立て(佐賀新聞LiVE)
同じような取り組みは、報道されませんが、多くの自治体で行なわれています。

教育全般(国内)

■家族の世話に追われる子どもたち 制度の隙間に隠れていた「ヤングケアラー」という存在と必要な支援(時事通信)
儒教主義的には、むしろ推奨されるところです。儒教は、親を大切にすることは厳しく教えますが、子どもを大切にしようとは言いません。

■自ら考える「探求心の学び場」提案 塾に児童書専門店開設、絵本など250種類用意(岐阜新聞Web)
ユニークな取り組みで、頑張って欲しいです。個人的に気になるのは、公立教員をリタイアして始めているところです。「生徒の課題に合った個別最適化した学習は公立学校では難しい」とのコメントが気になるわけです。

教育全般(海外)

■中国、小中学生の宿題や塾を規制 受験競争の激化背景(毎日新聞)
■中国、宿題や塾を規制 詰め込み是正、負担軽減(共同通信)
■学歴重視から一転?中国で宿題や学習塾に規制(TBS NEWS ※映像あり)
■小中学生への宿題を「制限」 中国政府方針(日テレNEWS24 ※映像あり)
日本でも、1960年代に受験競争が過熱したとき、文部省が規制を企てています。東京都で日比谷高校が没落した学校群制度導入(1967年)は、その一環です。しかし失敗しました。人々のニーズに合っていなかったからです。この歴史の教訓を踏まえると、中国政府の政策は失敗するでしょう。予想外の副作用でさらに酷いことになりながら。日本と同じように。

■日本「英才教育」と米国「エリート教育」何が違う? 今、注目の「非認知能力」が子どもに必要な理由(education×ICT)
ですよね。他人を蹴落としてでも自分だけは合格しようという環境では、どんなに他で工夫しようと、「社会に貢献しよう」という意識は育めません。

【教育学でポン!?】2021年7月22日

いつもは閑古鳥のサンシャイン展望台が、今日は混んでいました。さすが夏休み。
【本日の歩数】9417歩■池袋散歩。

文部科学省

■高校在学中に単位先取りすれば、早期の大学卒業OK…来年度の適用目指す(讀賣新聞オンライン)
具体的な運用がどうなるか、いろいろ嫌なことを想像してしまうところですが。良い形で学生のためになるといいですね。

いじめ

■小山田圭吾氏を「引きずり下ろした」政府が隠したい、日本のいじめの不都合な真実(DIAMOND online)
多角的多面的な実証的検証はこれからしっかりしていくとして、本件は教育学の教科書に載せるレベルのインパクトがあるように思います。

■「いじめは犯罪?」 『こども六法』著者が教える“子供に聞かれたらこう答える” 法教育から見る子育てのヒント(1)(現代ビジネス)
■死ねと言ったら犯罪になるの?「いじめは犯罪」こどもたちが当事者として感じた理由 「まんが こども六法」試し読み(FRaU編集部)
法学的アプローチは、教育学的なアプローチとは考え方が異なりますが、これから確実に重要になってきますので、教員もしっかり理解しておくのがよいでしょう。

教育全般

■「文理問わず教養教育が重要」池上彰が語る大学論 学びの意欲をどうかき立てていくか求められる(東洋経済ONLINE)
私が大学に入った30年前からリベラルアーツが削られ続けています。誰かにとって都合が悪いのでしょう。

■【大学入試2022】これからの受験生を左右する「探究」と教員の資質(DIAMOND online)
まあ、いろいろなところで耳にする話に終始してはいますが、俯瞰的にさくっと現状を理解したい方には良い記事かも。

■子供向け学習図鑑は日本独自に発展「他国の同類書籍を見たことない」(NEWSポストセブン)
海外では教科書が充実していて、民間企業がこういうふうに頑張る必要性が感じられないという事情があるかもしれません。

■《どうか本校をお助けください》京都のミッション系伝統校「平安女学院」からSOS 校長が“学院出禁”の異常事態発生 京都の伝統女子校“令和のお家騒動” ♯1(文春オンライン)
■《京都・平安女学院で内紛勃発》“敏腕経営者”理事長vs.“愛の教育”ミッション系教職員の行方は? 京都の伝統女子校“令和のお家騒動”♯2(文春オンライン)
まあ理事長の方にも言い分はあるのでしょうけれども。この事案固有の問題は当事者が解決していくしかないわけですが、一般読者としては一般的な教訓として読めます。

【教育学でポン!?】2021年7月21日

授業が終わったぞ!
【本日の歩数】10394歩■池袋散歩。

文部科学省

■中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会(第125回)会議資料(文部科学省)
私の仕事にダイレクトに影響します。注目必須。

■教育課程部会(第125回) 配付資料(文部科学省)
STEAM教育推進の資料と、幼児教育スタートプランの資料です。注目度高め。

■義務教育9年間を見通した指導体制の在り方等に関する検討会議(第4回)配布資料(文部科学省)
■小学5、6年は4教科で担任制 文科省、来年度から本格導入へ(毎日新聞)
■教科担任制、先行現場では人繰り腐心「誰でもいいわけではない」(毎日新聞)
小学校高学年に教科担任制を導入する話が中心です。小中一貫が加速し、学校教育法633制のなし崩し的な解体の序章となるか。注目度高め。

■大学入試のあり方に関する検討会議 提言(文部科学省)
これで一段落となるのでしょうか。注目度高め。

ICT

■AI教材「atama+」運営が51億円の大型調達–コロナ禍の需要増で生徒数が5倍に(Cnet Japan)
文科省の政策「個別最適化」にも適合し、AIドリルはますます隆盛する予感しかしません。いろんな民間企業がこれから参入してきて、戦国時代に突入します。

■貧困、不登校・・背景問わず学べる場、ICTで(alterna)
こちらもカテゴリーで言えば「個別最適化」ではありますが、前の記事とは雰囲気が異なります。

教育全般(国内)

■教員免許更新制「廃止を」 署名3・5万筆を国に提出(朝日新聞DIGITAL)
廃止できない理由を説明してほしい。

■読み書きできることが前提の社会で「発達性ディスレクシア」の当事者が抱える苦悩(ABEMA TIMES)
ディスクレシアそのものよりも、自己肯定感の低下など二次的な影響がきついんですよね。

■2021年から大改訂!中学校の通知表が新しくなって成績のつけ方はどう変わった?(All About)
正確にいえば「通知表」ではなく「指導要録」ではあります。各学校には通知表を作成する義務はありませんし、作っていない学校も実際にあります。

教育全般(海外)

■「家庭教師に月40万円」教育先進国の凄まじい現実 シンガポールの「普通の家庭」も巻き込まれる(東洋経済ONLINE)
終わりなき課金ゲー。ますます加速。

【教育学でポン!?】2021年7月13日

山は越えた、ような気がする。
【本日の歩数】6416歩■自宅と大学を往復。

文部科学省

■教員免許更新制の廃止検討 負担緩和、ICT研修など充実―文科省(時事通信)
■【独自】教員免許更新制、廃止へ…「教育再生」掲げたが負担に比べ効果薄く(讀賣新聞オンライン)
■教員免許更新制、文科省が廃止検討 うっかり失効の原因(朝日新聞DIGITAL)
■教員免許更新制廃止へ 文科省、来年の法改正目指す 安倍政権導入(毎日新聞)
■「うっかり失効」で教員失職…免許更新制度、現場に負担(西日本新聞)
報道が先走っていて、実際のところ、文科省はまだ廃止を決定はしていない状況です。まあ、安倍政権の時代に導入されたわけのわからないものは他にも沢山あって、教育現場に相当の混乱と迷惑と疲弊をもたらしてるので、意味のないものはどんどん廃止していただきたいところです。

ICT

■「黒板のここは映らない」コロナ禍で広まる”オンライン授業”…先生・生徒が試行錯誤 混乱も【北海道発】(北海道文化放送)
前途多難です。おつかれさまです。まあ、これまでやってこなかったツケがいっぺんに噴出しているだけでもあります。

■1人1台PC 授業外活用、広がらず… 夏休み持ち帰りは9市町村のみ 群馬県内(上毛新聞)
持ち帰りを許可しないのは、力がないところかなあ、という印象です。この先も心配です。

■オンラインによる授業の新しいカタチとは…(富山テレビ ※映像あり)
ICTを足がかりとして、民間企業がどんどん学校現場に入ってきています。教育委員会が不甲斐ないときには、しかたがありません。

■大学教員を悩ませる「オンライン講義中の学生の部屋が丸見え」問題(マネーポストWEB)
いわゆる「お作法」がまだ定着していないわけです。

COVID-19

■「子どもたちは過剰なほど適応」。4度目の緊急事態宣言の夏、子どもたちが思うこと(BUSINESS INSIDER)
ですよね。

■「しっかり食べて」 困窮大学生に「100円朝食」 岩手大(毎日新聞)
ありがとうございます。

学校間接続

■高槻中高・工藤剛校長「高校教育が高校だけで完結する時代は終わった」(EduA)
まあ受験学力を叩き込むだけの高校には未来がない、という話ですが。

教育全般(国内)

■山口県教委・教員の働き方改革を推進(tys ※映像あり)
報告通りの実態であればいいのですが。

■給食無償化議論が波紋 個人が500万円寄付 署名1千人超(北國新聞)
単に政局に持ち込みたい政党が、子どもの幸せを邪魔している様子です。

■夏の風物詩 学校の水泳異変 消えゆくプールどうする?(FNNプライムオンライン ※映像あり)
プール指導を外部委託にすれば、冬でも温水プールで水泳の授業ができたり、安全対策でもアドバンテージがあったりするのかもしれません。いわゆる「民間委託」の在り方は、総合的に考えていくべきところです。

【教育学でポン!?】2021年7月8日

太陽が恋しい。が、晴れたら晴れたで、暑いと文句を言うことになるのでしょう。
【本日の歩数】6140歩■自宅と大学を往復。

文部科学省

■中教審に5歳児の教育を検討する特別委設置(TBS NEWS)
■“小1プロブレム”への処方箋? 文部科学省が5歳の園児に新たな教育プログラム、狙いと効果は?(ABEMA TIMES)
■5歳児から事実上の”義務教育?”子どもたちの個性をどう伸ばすべき?(#アベプラ)
小学校のカリキュラム改革と連動しないとうまくいきませんが、どういう全体像を描いているのか。

ICT

■ICT教育の先進・朝日町で“デジタル教科書”の最新授業公開(富山チューリップテレビ ※動画あり)
記事を見る限りでは、ICTの本質的な利点を活かしているというよりは、ただのマルチメディア。

■全小中学生に配備のPCで不具合 授業中に煙、カバーに発熱で穴 加古川市教委、持ち帰りを停止(神戸新聞NEXT)
膨大な量を納品している以上、初期不良の一つや二つはあるでしょうが、そういうレベルの問題かどうかを早く検証したいところ。

COVID-19

■コロナ理由で初の大学生協解散へ 大阪の桃山学院大 授業オンライン化などで売り上げ大幅減(ABCニュース)
厳しい状況です。

■子ども食堂運営2割強 大型連休中、コロナ影響も 政府調査(時事通信)
というか、どう考えても密が避けられませんから。

学校間接続

■【独自】大学独自の入試改革に補助金…英語や記述式、共通テストでの断念受け方針転換(讀賣新聞オンライン)
補助金行政で味を占めた様子。

学校

■青森県立高校再編 青森市長とむつ市長が県教育長に要望(ABAニュース)
こうやってどんどん対策が後手後手になっていくという。手遅れにならないうちに、どこかで手を打たなければいけないわけですが。

教育全般(国内)

■「習慣なければ能力眠ったまま」 教育格差解消へ無料で学習支援(毎日新聞)
本当は学校でカバーできるのが理想です。が、公教育への支出を怠り、民間活用の掛け声で私教育支出に頼る政策が続き、ますます格差が拡大しています。

■教員採用試験 最低の競争倍率3.4倍 宮崎県(宮崎ニュースUMK ※映像あり)
宮崎だけの問題ではありませんが、抜本的な対策がまったく行なわれていませんからね。このまま公教育を滅ぼしたい人がいるのでしょう。(ヒント=公教育が滅べば、民間教育産業が儲かる)

教育全般(海外)

■インド式教育、目玉は算数だけじゃない 東京のインターナショナルスクールをのぞいてみた(GROBE+)
インドといっても、民族と地域と身分によってまるで話は違ってきますけどね。