人物

youtubeはじめました。→「教育学者が知育玩具で無邪気に遊んでみるチャンネル
2023年からICTの授業担当になったので、その準備の一環ではありますが、チャンネル登録してもらえると喜びます。

名前

鵜殿篤(うどのあつし)です。
ときどき聞かれますが、こちらが本名です。
全画数が47で、一文字当たり15.7画と、なかなか高い密度です。国語の時間の習字では、細筆で自分の名前を小さく書くのがいちばん大変でした。

先祖?

今川義元の部下に鵜殿氏がおります。ひょっとしたら、その一族の脇筋に連なっているのかもしれません。

仕事

大学の教員です。
現在は東京家政大学で、主に中学高校の教員養成と、幼稚園教諭の指導、保育者の養成に当たっています。
身分は准教授です。

専門

研究では、主に明治前期中期の教育理論を対象としてきました。「人格」や「個性」概念の定着過程を追究しています。
興味がある方は論文をご参照ください。
担当授業は、主に教育原理と教育課程論です。

お問い合わせ

大学の授業と業務に影響がない範囲で、研修や勉強会のお手伝いができます。
最近は、学習指導要領改訂に絡んで、「カリキュラム・マネジメント」や「教科等横断的な視点」に関するお問い合わせをたくさんいただいております。校長先生や教務主任の先生が、とても困っているのをひしひし実感しています。
何かありましたら下記アドレスまでお問い合わせください。
udono-a@tokyo-kasei.ac.jp(@を半角にしてください)

出身地と居所

18歳で上京して以来、6回ほど引っ越しをしています。

刈谷

出身は愛知県刈谷市の南側、小垣江町です。
近年はどんどん開発が進んで、帰るたびに新しい道ができていて、迷います。

池袋

現在の居所は池袋がけっこう近く、よく散歩に行きます。25年ほど前も池袋に住んでいて、ちょっと愛着があります。

趣味で池袋街歩きの記事を書いています。興味がある方は「池袋散歩」をご参照ください。

埼玉県ふじみ野市

平成最終盤の3年間は埼玉県人でした。とても住みやすい町でした。

年齢

1972年生まれです。
沖縄返還があったり、日中国交正常化でパンダが来たり、あさま山荘事件があったり、日本としてはいろいろと大変な年ではありました。

趣味など

けっこうやりたいことばかり多くて、取捨選択を迫られる年頃になってきました。

歴史散歩、特に城

歴史が好きで、各地の史跡を巡っています。特に城が好きです。
時間がありましたら、下のリンクを辿ってみてください。

将棋

最近はもっぱら鑑賞しています。
かつては光速流谷川九段を応援していました。
今は特に里見香奈女流と豊島九段の対局を見るのが楽しいです。

少女マンガ

特に70年代から80年代初期のマンガをよく読みました。平成のマンガには、ちょっと弱いところがあります。
好きな作家は、田渕由美子、くらもちふさこ、吉田まゆみというところです。

読書

まあ仕事の一環ではありますが。読んだ本は記録せよと吉田松陰も言っているので、トレーニングも兼ねて要約と感想を残しています。

ゲーム

学生の頃はよくゲームを嗜んでいましたが、最近は時間が足りなくて手が出せません。
特に好きだったのは、「実況パワフルプロ野球」と「スーパーロボット大戦」シリーズです。
私が日本一上手だと思っているのは、信長の野望シリーズです。ものすごいスピードで日本を統一していますので、興味があったら下記記事をご覧ください。

さらに昔(昭和)になると、PC-8801mkⅡSRで、いろいろ遊んでいました。やはり定番の日本ファルコム系アクションRPGとかウィザードリィなどのRPGと、大戦略とか三国志とか信長の野望などシミュレーションゲームが中心でしたね。
平成に入ってからは、ストリートファイターⅡなど、もっぱら格闘ゲームの修行でした。

野球

現在は北海道日本ハムファイターズを応援しています。
もともと愛知県出身だったこともあって中日ファンだったのですが、生え抜きが次々とトレードでいなくなることに疑問を持っていたことと、1988年89年シーズンでパ・リーグが盛り上がっていたのとで、いちばん好きだった大島が日本ハムにトレードされたことをきっかけに、日本ハムに鞍替えしました。
ヒルマン監督の下、新庄を中心として日本一になった2006年シーズンは、たいへん感動しました。
2007年は優勝慣れしてしまっていましたが、第五戦の山井交替には、落合監督の凄さに痺れました。
現在は、日本ハムのドラフト方針と育成方針に惚れ、さらに深く応援しています。

サッカー

小中学校の同級生に今藤幸治がいたこともあって、ガンバ大阪を応援しています。
しかし、まさか30歳で亡くなるとは。オフト監督時代の日本代表候補に選出されたりして、これからという時に。本当に惜しい人を失いました。

テレビ

昔はお笑い番組とスポーツをよく見ていましたが、現在はほぼNHKとテレビ東京しか見ていません。
よく見る番組は、「歴史秘話ヒストリア」「知恵泉」「100分de名著」「ブラタモリ」「将棋フォーカス」「出没!アド街ック天国」です。

ラジオ

昔はJ-WaveとかFM-TOKYOをつけっぱなしでしたが、今はもうNHKの「実践ビジネス英語」しか聴いていません。英語の学習だけでなく、そこそこ最新の教育トレンドも分かったりして、いい番組だと思います。

眼鏡

趣味というか、どちらかというと使命ではないかと思いつつ。
現在かけている眼鏡は、「FACTORY900」です。全体的に骨太に見えつつも、細部の曲線がセクシーなブランドです。

学校歴

小垣江小学校

グラウンドがとても広かったことが、東京に来てから分かりました。

依佐美中学校分校

我々の代が卒業すると同時に廃校となりました。人口が多い団塊Jr.のために用意された、5年間という期間限定の学校でした。

岡崎高校

公立の進学校でした。塾に行く必要がありませんでした。

東京大学

理科Ⅰ類で入りました。3年進級時の進振りで文転し、教育学部へと進学しました。いま思えば、運命の分かれ目です。

東京大学大学院教育学研究科

振り返れば素晴らしい先生たちに囲まれていたのですが、有効活用しないまま過してしまいました。今になってから勿体ないことをしたと反省するのですが、後の祭りです。
もっと先生たちと話をたくさんしなよ>現役学生たち

教育に関するポリシー

【合言葉】みんなは一人のために、一人はみんなのために

私が理想とする教育は、「みんなは一人のために、一人はみんなのために」という教育です。

(1)みんなは一人のために
一人の人間の成長には、大勢の人が、多角的多面的に関わっています。家族や学校だけでなく、マスコミや、インターネットの向こうの人や、教育費にかかる税金を納めている人も含めて、様々な人が人間形成に関わっています。大人たちが力を合わせて、一人の子どもの成長を見守り、持って生まれた才能と個性を発揮することが、教育の役割です。家族や学校など一部の人間に役割と責任を押しつけてうまくいくものではありません。社会全体が教育に責任を持つという姿勢で臨まなければ、うまくいかないでしょう。

(2)一人はみんなのために
社会全体に見守られて大人へと成長したら、今度はその才能と個性を社会全体のために還元する番です。私やあなたの才能は、自分一人だけの力で開花したのではありません。みんなの力で才能が伸びたのだから、その才能はみんなの幸せのために使うべきものです。その才能は、自分一人の欲望を満足させるために与えられたものではありません。
理想を言えば、一人一人がその才能と個性を思う存分に発揮することが、そのままみんなの幸せに繋がればいいのですけれどもね。

(3)現在の教育の問題点
こういう理想から言えば、現在の「受益者負担」の傾向は、極めて危険です。なぜなら、「自分だけがコストとリスクを負って伸ばした才能なのだから、自分の欲望を満たすためだけに使って何が悪い」という自己閉塞の意識を生み出し、社会的な絆を破壊しやすい考えだからです。実際、日本の現状はそういう経済的な「個人主義」に傾いて、絆が失われつつあります。
現在の教育議論では「詰め込み/ゆとり」という制度とか、「アクティブ・ラーニング」という教育方法とかに注目が集まりやすい状況になっています。確かに大切な論点ではありますが、どれだけ現場が工夫しようと、「教育の消費化」という全体傾向が変わらない限り、本質的には問題は解決しないはずです。
教育を家族や学校だけの責任としている限り、才能が発揮できずに埋もれてしまう子どもがたくさん出るでしょう。そして才能を自分の欲望を満たすためだけに使う人が多くなれば、社会全体の活力は萎んでいくでしょう。これが「経済的な個人主義=受益者負担論」の弊害であり、「公共性の破壊」という事態です。どれだけ教育技術を洗練させて個人の力が増えようが、それによってむしろ社会は分断されてしまうのです。

(4)公共性の回復
だから、本質的に問題を解決しようと思ったら、要点は「公共性の回復」になります。
ちなみに「公」と「公共」は区別したいところです。「公」というと国家官僚主導になりそうですが、そうではなく、「みんなで力を合わせる」という意味での「公共」を目指したいわけです。その「公共」には、きっと子ども自身も含まれてくるはずです。

このブログも、みんなに育ててもらった私の力を世の中に還元できればという思いを土台に、運営しております。

「人格の完成」とは何か?