「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2024年2月16日

亀戸の方に実習巡回に行ってきました。
【本日の歩数】5551歩■スカイツリーの麓を闊歩。

働き方改革

■部活動「地域移行」進むも市町村による偏りが課題・12月めどに新たな指針 山形(さくらんぼテレビ)
■中学校部活動”地域移行”モデル校の事例報告 生徒と教職員”好意的”も保護者は負担【佐賀県佐賀市】(サガテレビ)
地域的な温度差を残しつつ、次第に実践的な課題解決に焦点が移りつつある様子です。

ICT

■内田洋行と東京学芸大学が「包括的事業連携協定」を締結 「1人1台端末」の次を見据えて(ITmedia PC USER_)
変な誤字はありましたが、なかなか興味深く読みました。うちにもこういう実験教室が欲しいねえ。

■中津川市教育委員会、MDRサービスを導入–教職員が使用する端末をサイバー攻撃から保護(ZD NET)
DXが進むにつれて、ますますセキュリティの守備範囲も拡大します。

校則

■毛染めや化粧OKで風紀は乱れたのか…校則を試験的に廃止した県立高校 影響を検証した生徒たちに“考える力”(東海テレビ)
こういう事案に関しては、案外、子どもたちの方が保守的だったりするんですよね。

不登校

■不登校の要因の1つとされる『起立性調節障害』の対応ガイドライン策定へ(RKK熊本放送)
起立性調節障害については、かなり周知が進んできている印象がありますが、どんなもんなんでしょう。

学校

■学校の健康診断で上半身裸…文科省「子供の気持ちに配慮を」と通知 医師は「着衣でも診察に問題ない」(関西テレビ)
フーコーに言わせれば「生-権力」の最前線での出来事なので、その観点から考えれば、個人の思いと制度が衝突するのは本質的に必然だったりするのでしょう。だとすれば、仮に「裸」でなくなったとしても新たな問題が起こることが容易に予想できます。

■県立高校職員 広報物にイラスト無断掲載 県が使用料支払い(NHK大分NEWS WEB)
法律を守るのは前提として、「どうして発覚するのか」というメカニズムに興味が湧いてきました。

■【全国初】夜間中学校で “オンライン受講生募集” オンライン生は卒業資格を取得できないが体育祭や文化祭など学校行事への参加は可能 熊本(RKK熊本放送)
■夜間中学でオンライン受講生募集 4月開校の熊本県立ゆうあい中(熊本日日新聞)
学歴という「資格」を形式的に得るのが目的ではなく、実質的な「力」を身につけるのが目的であれば、これでまったく問題ないわけです。

高等教育

■「大半の寮生、明け渡す必要なし」 京大吉田寮訴訟 地裁判決(毎日新聞)
■【京大・吉田寮訴訟】一部学生の立ち退きを求めない判決「寮生らは自治会による自主運営に大きな意味を見いだして入寮」 寮生側は“主張が認められなかった学生がいる”として控訴を検討(MBS NEWS)
私が見に行ったのは、もう15年も前のことか。

■公的予算での研究に学術論文の即時無料公開を義務づけへ…政府、成果を国民に還元(讀賣新聞オンライン)
付属図書館のリポジトリに登録するだけでいいということでしょうか。

教育全般(国内)

■「東京都こども基本条例」学生が動画作成(TOKYO MX)
形式的な取組みに終わらせず、実質的な成果を追求していきたいところです。

【教育学でポン!?】2024年2月15日

プレゼン役を務めた学内研修会が、まずはなんとか無事に終わりました。
【本日の歩数】7072歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■「給特法廃止」18万人署名 教員残業代求め、国へ提出(共同通信)
まさに。専門家の最後の言葉に、状況がすべて集約されていますよ。

■「俺、何やっているんだろう」部活動“顧問強制”やめて 教職員が組合結成「教師が休日に休んではいけないの?」長時間勤務の一因に「授業の準備もできず」(長野放送)
同じ思いをしている教員が全国にたくさんいます。

■鹿児島県内でも進む部活動改革 地域移行の取り組み例と見えてきた今後の課題を考える(KTS鹿児島テレビ)
具体的な成果事例が見える記事でした。

不登校

■不登校の子ども 仮想空間「メタバース」で支援 アバター(分身)で交流、対面活動のきっかけに 鹿児島市、9月めどに運用(南日本新聞)
3Dも増えてきましたが、この取組みは2Dでしょうかね。

学校

■子どもの主体性を伸ばしたのは教員同士の「対話」でした 支え合う関係が「心理的安全性」に 沖縄・うるま市立中原小(沖縄タイムス)
かつては、わざわざ意図的にこういう取組みをするまでもなく、職員室などに一見意味不明な無駄空間があって、そこに先生たちがあつまって雑談をしながら情報共有をしたものです。しかしそういう一見意味不明な無駄空間や無駄時間を合理化と称して排除し出してから、職場の雰囲気がおかしくなり始めたはずです。

■学び直しに加え不登校の生徒も通える場に…県内初の夜間中学の方向性を確認、上田・松本周辺での開設を検討へ…課題の人員確保に向け県の支援を求める意見も(SBC信越放送)
まだ検討の段階のようです。

■「53市町村すべてで金品の授受はなかった」 名古屋市教委教育委員会の金品受け取り問題を受け 愛知県がヒアリング結果を明らかに(CBCnews)
まあ、普通はないんですよ。

■【今治市】次代の子どもたちと今治の為に。「ふるさとキャリア教育発表会」が開催予定です。(Yahoo!JAPANニュース)
学校と地域を繋ぐ取組みは、今後ますます大切になっていきます。

■4月から学校給食無償化へ 青梅市長 都の半額補助に「全額補助を」注文(TOKYO MX)
■学校給食無償化へ自治体支援 今秋から和歌山県、知事「本来は国がやるべき」(AGARA紀伊民報)
昨年から全国的に急速に給食費無償化が進んでいますが、自治体の長は一様に「国の仕事だ」と言っています。文科省の調査結果はまだ出ませんか?

高等教育

■現役生の3分の1が自身の選んだ大学について否定的または可もなく不可もないと回答(EY)
でしょうね。で、教員の方にも「学生の質に満足しているか」どうかをぜひ聞いてみてください。

教育全般(国内)

■「教育って基本は無力ですよ」甲子園優勝を果たした森林監督と、宇宙開発・小学校校長を経験した神武教授が語る、教育の新たなフェーズ(DIAMOND online)
事前に予想していたよりもいい記事でした。自分はよく「教育とは砂漠に水を撒くような仕事だ」と言いますが、それはところどころにちゃんとオアシスがあるから成り立っていたりします。

【教育学でポン!?】2024年2月14日

明日は一つ大きな仕事があるので、しっかり準備します。
【本日の歩数】2341歩■引きこもり。

働き方改革

■公立校教員の給与アップへ本格議論開始…「給与水準が低すぎると、人材の確保が難しくなる」(讀賣新聞オンライン)
よろしくお願いします。

■教諭死亡、1億円賠償命令 茨城県古河市に、地裁支部(共同通信)
吹奏楽絡みですか。

■ラグビー 男子高校生の部活&クラブ掛け持ちが可能に…試合機会増加の狙い(スポーツ報知)
■【ラグビー】男子高校生のクラブチームとの複数登録が可能に プレー機会拡充へ規定改正 日本協会理事会(スポニチ)
こうなると、勝利優先のクラブチームのあり方に対して、部活動のほうは教育的意義を明確に打ち出す必要が出てくるでしょう。

ICT

■なぜインドと?ICT活用の交流が、鹿児島県の公立中学校を変えた理由 多くの日本人が気付く「こうしてもいいんだ」(education×ICT)
まあ必ずしもインドでなくとも、グローバルな視点から自分たちの常識を改めて俯瞰できたのが大収穫だったのでしょう。

不登校

■不登校でゲームに没頭していた男子中学生 通信制高校の登校日には休まず登校…人生前向きになれたきっかけは?(yomiDR.)
まずは、どんな形でもいいので人と繋がっていることが大切ですね。

学校

■杉並区、学校給食の無償化を「国立・私立・不登校」の小中学生に拡大へ(Yahoo!JAPANニュース)
反対している人のレベルが低くロジックが破綻しているのが気になりました。

■神戸の高校生、市内への通学定期代を市が負担…市長「大阪で高校無償化されると子育て世帯流出」(讀賣新聞オンライン)
憲法が保障する「教育費の無償」をどこまでに設定するのか、流動的な時代になってきました。

教育全般(国内)

■【勉強も受験も教えない教室】探究学舎が実践する「子どもの“やってみたい”という好奇心が止まらない教育(NEWSポストセブン)
■【勉強も受験も教えない教室】探究学舎、子どもだけでなく親も「勉強は本来楽しむもの」と実感 公立学校の教員研修も手掛ける(NEWSポストセブン)
楽しそうですね。

■「ほんとズレてる」こども家庭庁のベビーシッター割引券施策に違和感殺到!立憲・小沢議員は「業者をかませ、裏金に」指摘(女性自身)
まあ確かに、この事案に限らず、単に税金控除を拡大すれば解決するようなものを、税金を取って業者を噛ませて中間利権者を増やすのではコスパ悪いですね。せっかく税金を使うのであれば、もっともっと「公共」の観点を考慮する必要があるでしょう。

【教育学でポン!?】2024年2月13日

会議がありましたが、自宅からオンラインで参加できるのがありがたい。
【本日の歩数】3735歩■引きこもり。

地震

■輪島高校長、生徒や被災者を勇気づけるブログ「おこらいえ」毎日更新…ユーモア交えメッセージ(讀賣新聞オンライン)
こういう非常時にこそ人格が出るのかもしれませんね。立派です。

働き方改革

■教職員の8割「時間内に仕事が処理できず負担」 9割「やりがい感じる」 教育現場の働き方改革【長野】(テレビ信州)
前向きな議論をよろしくお願いします。

■部活動地域移行の課題を探る 4市町の実証事業の取り組みを報告 /秋田(AAB秋田朝日放送)
一年間の取組みを踏まえて、続々と報告が上がってくるタイミングです。成果を共有しましょう。

インクルーシブ教育

■「みんなと一緒に学びたい」地域の中学校進学の希望は叶うのか?葉月ちゃんが直面した厳しい現実 北海道(HTB北海道ニュース)
まずは大きな前進です。競争社会を自明のものとして疑問視する人たちもいますが、もうそれではやっていけないことに多くの人が気付いているからこその「共生社会」の理念です。公教育が果たすべき役割を直視して進んでいきましょう。

不登校

■“無気力や不安”で不登校になる小中学生が急増中 専門家が指摘する「昔ならあり得ない3つの要因」(デイリー新潮)
まあ、教師の方も不登校になっているくらいの制度疲労ですからね。

学校間接続

■東大の学校推薦型選抜、志願者と合格者の女性割合が過去最高46%超(朝日新聞DIGITAL)
教育全体から見れば小さなコップの中の動きではありますが、まずは歓迎すべき傾向なのでしょう。

■2024年「中学入試国語」を解説、読解得意でも突然「書けなくなる」自由記述問題 実際の出題問題で見る「大学受験意識」の傾向(education×ICT)
大学入試改革を中学入試(あるいは高校入試)に波及させようという文科省の目論見そのものは見事に嵌まっている様子ですが、さてそれが子どものためになっているかどうかはまた別の問題です。

学校

■愛知県知事「過去15年は金品授受なし」 名古屋市教育委の金品受け取り発覚を受けて 県内市町村の教育委員会についても調査の方針(CBCテレビ)
普通はないのだが、さて。

■「公教育に対する信頼を損なう」盛山文科大臣が強い懸念 名古屋市教育委員会が教員団体から金品を受け取っていた問題で(CBCテレビ)
なんというか、まさに「おまいう」のブーメラン。

■第1は8番、第2も10番 「日本一長い」とされる諏訪清陵高の校歌 歌詞に込めた思い読み解く 【動画付き】(信濃毎日新聞デジタル)
校歌も様々で、ひとつくらいこういうユニークな歌があってもいいのでしょう。ちなみに法律では、学校が校歌をつくる義務は特にありません。

【教育学でポン!?】2024年2月12日

久しぶりに読書が進んでいます。
【本日の歩数】3029歩■引きこもり。

ICT

■1校上限1000万円、文科省「DXハイスクール」1000校指定で理数・探究を強化 背景に「デジタル・グリーン成長分野」人材育成(education×ICT)
狙いと必要性は分かります。が、問題の本質は社会全体の構造にあるので、学校を餌で釣るやり方でどこまでうまくいくか。

いじめ

■2カ月97人相談「福岡県いじめレスキューセンター」、第三者支援に強いニーズ 学校と保護者の膠着状態を解くカギとなるか?(education×ICT)
いじめが解決されるべき重要な教育課題であることは当然としても、一般的に言えば、子どもだけでなく大人のほうも「成熟した市民社会における個人主義に立った人間関係の構築」ができているとは言いがたい状況だと思うのですよね。その未熟な人間関係から生じる不幸な現象をすべて「いじめ」とラベリングするのもどうかな、というところです。

校則

■[三ない運動問題] 熊本県立矢部高校の取り組み#3【高校年代から安全意識を醸成】(YOUNG MACHINE)
事故が起こった時の責任を考えると最初から問答無用で禁止するほうがラクチンなので、OKにしているところは逆にそうとう指導に力が入っていると考えていいのでしょう。

■「校則、生徒の声反映を」 岐阜の教員団体、県教委に要望提出(毎日新聞)
校則見直しを一時的な流行に終わらせないためには、改正の段取りを制度化するところまで持っていく必要があるでしょう。

不登校

■学校に抵抗感…生徒らに「他者と接する場」 元中学教師 移住先北海道でフリースクール(共同通信)
どんな形でもまずは社会との繋がりを保つことが大切で、重要な機会を提供している場になっていると思います。

学校

■大規模校の確保を 高校再編問題で意見交換 バカロレア校については意見分かれる 富山(チューリップテレビ)
立場によって関心の重点が異なり、まったく利害が一致しない様子です。

■道徳教育の重要性を再確認 全国道徳祭2024in柏/千葉県柏市(チバテレ+)
■優秀な道徳教育に取り組む小中学校を表彰 岐阜県道徳教育奨励賞(岐阜新聞Web)
広い意味での道徳は確かに教育上極めて重要なのですが、狭い意味での道徳原理主義に陥るといろいろ変なことになりますので、バランスが大切です。

■男性教師が実感した学校教育では足りていない「生理」についての正しい知識(NewsCrunch)
「生理」についてはだんだん学校教育の範囲で扱おうという雰囲気が醸成されてきていますが、次のタブーは「性交・妊娠・出産」で、最後に「性欲」ですかね。

高等教育

■「公用語を英語にするべき」と吉村知事 大阪公立大の国際競争力強化 春入学廃止・全学生が秋入学へ 課題は入試と就職(関西テレビ)
まあ、それぞれの大学にそれぞれ固有のミッションがあってもいいのでしょう。が、それは一個人の思いつきに基づくものではなく、教育学的なベースがあるべきだとも思います。

教育全般(国内)

■罪を犯した少年の再教育を担う『法務教官』西日本最大級の少年院・加古川学園で少年たちに向き合う教官「最後のよりどころ、そこで彼らが変われるかどうかは私たち次第」(MBS NEWS)
本人の資質というよりは、多くは環境次第なんですよね。