鵜殿篤 のすべての投稿

【教育学でポン!?】2022年6月4日

昨日とうってかわって過ごしやすい天気でした。
【本日の歩数】1900歩■自宅で動画作成。

働き方改革

■教員免許更新制の廃止で教員の負担は軽減されるのか?質は担保されるのか?(TOKYO MX+)
質の担保を使用と思ったら、研修を増やすより、給料を増やすのが効果的です。

ICT

■授業の集中度、端末が把握 NEC、仮想空間で実験(共同通信)
未来が来ております。

■ICT支援員が夜中に考える「まなびのOS」とは【前編】(マイナビニュース)
■ICT支援員が夜中に考える「まなびのOS」とは【後編】(マイナビニュース)
この記事のいう「まなびのOS」は、実際にはすでに実装が始まっています。

COVID-19

■コロナ中退、前年度比微増 「交流できず」長期化影響か 文科省(時事通信)
踏ん張っている方でしょうか。

いじめ

■学校襲撃事件・加害者の8割は「いじめ被害者」 6割は「復讐のため」 テキサス銃乱射事件の容疑者は…? 銃規制と並んで“いじめ予防”政策も求められる理由【いじめ予防100のアイデア・第13回】(TBS NEWS DIG)
アメリカは、実は日本にも増してスクールカーストが酷かったりします。アメフトとチアガールの天下。こういうスポーツ偏重をやめないとアメリカは滅びる、と65年ほど前にブルーナーが警告しているわけですが。

校則

■「制服の選択制」肯定派の高校生は8割以上。一方で「結局周りの状況を見て決めてしまう」の声も(All About)
良いか悪いかは別として、制服自体なくなるのがゴールということでしょう。

学校間接続

■【速報】県立の中学校、高校の“学区”完全撤廃 居住地に関わらず受験可能に 【佐賀県】(SAGA TV)
中学の学区がなくなって広域化すると、一般的にはますます地域から遊離したエリート選抜になる可能性が高まりますが、どうなるか。

■韓国ドラマ「未成年裁判」から学ぶ入試制度の未来…後藤卓也(讀賣新聞オンライン)
入試そのものの問題というよりは、社会全体の「選抜」に対する価値観の問題です。社会全体の問題を放置して入試だけに手を入れても、問題は解決しないどころか、ますます厄介になるだけです。

教育全般(国内)

■子どもの権利守る独立機関「子どもコミッショナー」海外と日本の決定差 海外は体罰、貧困、いじめなど制度改善で成果(education×ICT)
こども基本法が大きな一歩になるかならないか、これからが勝負です。

■深刻化する子どもの教育環境格差と、樽見鉄道・神海駅に寺子屋を開講するまで(JBPress)
ネット教材を活用できるのは現代的ですね。こういう地道な活動がいつか実を結ぶことを信じて。

■ひろゆき氏「何も変わらないだろうな」文科省が特出した才能の子に学習支援、実現可能性は(ABEMA TIMES)
個人の能力に即した教育環境を用意するだけなら実はそんなに難しくないのですが、それが社会的評価に直結すると話が変になってくるので、実現しないわけです。

■若者に、学校とも家とも異なる“第三の居場所”を 大学生らが寄付を呼び掛け 岡山市(KSB瀬戸内海放送)
第三の居場所、大事。

【教育学でポン!?】2022年6月3日

授業収録のマイクも拾うくらい、すごい雷でした。
【本日の歩数】3464歩■自宅と銀行を往復。

働き方改革

■部活「顧問拒否」、周囲の教員から「卑怯だ」と非難も 強制されない権利はないのか(AERA dot.)
ボランティアで支えられていることがおかしい、ということが共通認識になってきました。

■中学校の部活動は強制?自由? 「全員加入制」にする理由は…(山陰放送)
全員加入制にする正当な理由は、教育学的には見当たりません。

ICT

■北陸大学、「Tableau」を導入–学生のデータリテラシー定着を支援(ZDNet Japan)
データサイエンスの導入は、文科省から推奨されています。

■昭和女子大附属昭和小、児童の思考力など可視化へ–AIが評価の偏り補正(ZDNet Japan)
非認知スキルやソフトスキルの測定と可視化は、様々な教育産業が目の色を変えて取り組んでいる、金のなる木です。

学校間接続

■日本で体験できる海外大学生活「レジデンシャルカレッジ」とは何か? HLABが仕掛ける「世界の一流大学生」集う学生寮(education×ICT)
そもそも大学教育の伝統を遡ると、学寮での共同生活に行き当たります。日本の高校生も良い刺激を受けるでしょう。まあ歴史的にはいいことばかりではありませんでしたが。

学校

■「プールにアレがない?」「給食は食べる前に・・・」親世代から大きく変わった いまどき学校生活を大調査(tysテレビ山口)
親世代が、学校が自分の時のままだと思い込んでいると、酷いことになります。

■注目の教育プログラム 国際バカロレア、静岡県内私立校で導入進む(静岡新聞)
海外の大学にチャレンジする学生も増えるでしょうか。

■日大、大学基準協会評価「不適合」 文科省への補助金申請不可に(毎日新聞)
失った信頼を取り戻すのは大変です。

■学校給食費の無償化「年度内に実施」 熊谷千葉県知事が方針、子どもの多い世帯対象 ヤード規制は条例も検討(千葉日報)
■堺市・2学期分の学校給食 無償の方針へ 永藤市長 市民生活の負担を軽減できれは…(テレビ大阪)
公共性を担保する良い税金の使い方だと思います。

■南北2つの小学校統合 校名は「妙高高原小学校」に(上越妙高タウン情報)
また一つ学校がなくなる。

教育全般(国内)

■英語教育実施状況調査の問題点、およびメディア報道に望むこと(寺沢拓敬)
なるほど。数字やグラフは人を騙そうとするときに持ち出すもの故。

【教育学でポン!?】2022年6月2日

気温は高いものの、湿度がまだそれほどじゃないので大丈夫。
【本日の歩数】1736歩■自宅に籠もって仕事。

働き方改革

■政府が中学校の休日の部活動を“地域団体”に移行する方針 「信頼のおける先生がいい」との声も(ABEMAヒルズ)
■部活に打ち込まないと「いじめられる」教員たち 他部の顧問から「陰口」「嫌がらせ」も(AERA dot.)
体育会系のノリは昭和で終わらせときたいですね。

ICT

■高知県が独自に「学習eポータル」を開発して「MEXCBT」に接続する深い狙い 全国自治体初、その陰にある「アドバンテージ」(education×ICT)
今後は急速に「eポータル」の整備と活用が進むと予測します。要注目事例。

■STEAM教育&eスポーツがテーマ。NASEF JAPANの「第3回 eスポーツ国際教育サミット」が7月2日開催(GAME Watch)
時間を作って、見てみたい。

いじめ

■「いじめ不登校対策支援室」市教委とは別組織で設置へ 不祥事相次ぐ堺市 永藤市長“教育行政の刷新”目指す(ABCニュース)
■堺市が「いじめ不登校対策支援室」を設置 中学生が自殺した問題 教育現場のずさんな対応などを受けて(カンテレ)
教育委員会の機能不全の例なのか、どうなのか。市長部局が機能するか注視しましょう。

校則

■中学生が「おかしいと思う校則」ランキング! 理不尽すぎる「髪形について」の校則とは?【2022年最新調査結果】(ねとらぼ)
個別の校則のおかしさをあげつらって溜飲を下げるのもいいですが、そもそも「どうして校則を守る必要があるのか」を原理的に考えても損はしませんよ。

学校間接続

■25年に共通テスト化「情報Ⅰ」を社会人は解けるか プログラミングより求められる問題解決の視点(東洋経済ONLINE)
具体的で、要点がまとまっていて、良い記事でした。

■私大文系の「数学不要神話」が崩壊 これからの大学受験に求められる力とは(BookBang)
すでに関係者にはよく知られている内容ですが、定期的にエントリー記事が目につく必要がある話題です。

学校

■学習指導要領で重視される「探究学習」が、日本でなかなか広がらないワケ 正解のない予測困難な社会に対応するには(education×ICT)
教員の養成・採用・研修が「与えられたことを教える技術」を重視しすぎていて、「カリキュラム編成の力」をまったく度外視しているのが最大の問題、でファイナルアンサーです。教員の自由度を上げれば(たとえば学習指導要領の法的拘束力をなくすなど)簡単に解決する問題ですが、文科省にその度量がありません。

■“適正規模”に違和感 富山市の小中再編計画すべての説明会が終了(TBS NEWS DIG)
「適正規模」を打ち出しているのは、富山市固有の問題というより、文科省の問題です。

■岡山自主夜間中学校が平日授業をスタート 仕事があっても行きやすく(KSB瀬戸内海放送)
■「学びたい…好きな道に進みたい…」貧困の中にいる子どもたち 教育支援の現場とは(RBC)
本当は公教育の領域で解決すべき問題が、民間の善意で底支えされています。この善意がなくなれば、簡単に底が割れて取り返しのつかないことになりそうです。善意に頼るのではなく、公教育の領域でなんとかする道を探るべきところです。

教育全般(国内)

■突出した才能の子に学習支援 授業中の苦痛や孤立解消 文科省(時事通信)
教員の方がそこまで勉強が得意でない場合、子どもの気持ちを想像すらできないんですよね。

【教育学でポン!?】2022年6月1日

ここ2年コロナのせいでオンライン開催だった学会が、通常の対面開催になりつつある印象。
【本日の歩数】6323歩■赤羽まで野暮用。

働き方改革

■水泳授業をスイミングクラブで!民間活用で新たな検証【熊本】(くまもと県民テレビ)
小学校の先生にとっても水泳指導はかなりの鬼門だったりしますので、専門家に任せられるものは任せていいでしょう。

■溝口紀子氏 中学校の部活動改革、教員は「時給300、400円…ボランティア精神でずっと続けてきた」(スポニチ)
■中学校の部活動“地域移行”を提言 どうなる?…教員の負担軽減も(khb5)
■中学校の部活動“地域移行”6割が賛成 「業務に支障が出ている」「休日に休めない」〈宮城〉(仙台放送)
■教師も生徒も好評 外部指導者導入の中学校 しかし、現場では課題も…〈宮城〉(仙台放送)
全国的に総論賛成の雰囲気ですが、地域ごとの各論になってくると人・物・金に絡んでいろいろ問題が出てきます。

ICT

■ICTを活用し、発達障害の子どもを支える…体の使い方や人との関わり方を学習 自己肯定感も向上(yomiDr.)
人間はこれまでもテクノロジーを活用して身体の限界を超えてきました。眼鏡とか良事例。どんどん使っていきましょう。

■【動画で見る】授業クラウドでGoogle Classroomの教材を他校の教員と簡単に共有できる、チエルのInterCLASS Learning Share――第13回教育総合展「EDIX東京」展示会場レポート⑨(こどもとIT)
教材を共有するだけでなく、共同知によって洗練するためのプラットフォームとしても期待できそうです。

いじめ

■県内公立校のいじめ認知、最多1万3593件 21年度・コロナ禍、ストレス影響か(山形新聞)
「いじめ」が増えたのではなく、「いじめ認知」が増えたのであって、ストレスの影響などと結論を出せるわけがありません。

■いじめ問題で困ったとき、真っ先に弁護士に相談してはいけない…「いじめ解決のプロ」がそう忠告するワケ 「依頼人の利益優先」がこじれさせる(PRESIDENT Online)
■「なぜ先生たちはいじめを認めないのか」学校がいじめ問題を解決できない根本原因 じつは先生たちも苦しんでいる…(PRESIDENT Online)
■「子のリコーダー隠しを調査委員会で調べて」そんな親の一方的な申し立ては、むしろ子を苦しめてしまう 「いじめの定義」が理解されていない(PRESIDENT Online)
■わが子がいじめにあった時…早期解決するための親の心得 「なんとか親を止めてほしい」と悩む子供も多い(PRESIDENT Online)
凡百のいじめ糾弾記事とは異なり、地に足が着いている記事でした。

学校間接続

■大学進学率、地域差が最大3倍 厚労省資料、改善急務(共同通信)
世代全員の進学率ではなく、生活保護世帯に限った統計で、なるほどの視点でした。

教育全般(国内)

■東大6位、日本の順位が下落傾向 アジア大学ランキング(共同通信)
恣意的なランキングなので順位に一喜一憂する必要はありませんが、下落傾向にあるという実感はなくもないという。

■上智大、講師への「賃金不払い」報道受け謝罪 是正勧告踏まえ「真摯に対応していく」(JCASTニュース)
藪の中。

【教育学でポン!?】2022年5月31日

今年の授業動画を作るにあたって去年の自分の授業動画を見たら、けっこういいことを言っている(←自分が何を言ったか忘れている)。
【本日の歩数】4619歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■上智大学を「賃金不払い」で刑事告訴、労基署からの「是正勧告」に応じず 「そんな前例聞いたことない」(弁護士ドットコムニュース)
具体的な様子が少し詳しく分かったけれども、まだ要領を得ません。どんな教材なんだ???

ICT

■読売新聞に続いて朝日新聞も“デジタル教科書”に疑問…「目的は個別最適化。紙との共存も可能だ」(ABEMA Prime)
デジタルはあくまでも「手段」に過ぎないのに、それを曲解して目的とみなして攻撃する人たちもいるようです。

■【動画で見る】自動出欠確認や課題提出、ハイフレックス授業をサポートするZoomの拡張機能「Class」――第13回教育総合展「EDIX東京」展示会場レポート⑧(こどもとIT)
各企業が目の色を変えてオンライン学習支援環境を整備してきて、急速に進化しています。

■対面と同等の目標達成 長大付属小中のオンライン授業 ネット環境、対話交流など課題(長崎新聞)
大学生に関しては各種データが揃ってきましたが、小中学生のデータは貴重かも。

■調べ学習だけじゃない!令和の勉強スタイルでスマホが使われる理由(CHANTO WEB)
用もないのに図書館に行って勉強するのと同じ感覚のようです。

不登校

■不登校だった子たちも週5日通学する高校に行ってきた(前屋毅)
なるほどの実践でした。

■『不登校新聞』編集長に聞きました「子どもはどうして不登校になるのか?」(STORY web)
基本のキですが、こういう基本が世間には知られていないので、こういうエントリー記事は定期的に目についておく必要があります。

校則

■茶髪OKだったのに…「教員に髪引っ張られた」 学校が不適切指導(毎日新聞)
頭髪指導そのものをやめれば教師も幸せになれますよ。

学校間接続

■“小学校受験”過熱の背景にコロナによるワーママ参入!? 子供のポテンシャルを引き出すには(ABEMAヒルズ)
公教育の崩壊の始まり、かもしれません。

学校

■「東京の大学に入学したら地元より田舎だった」大学が都心から“出たり入ったり”するのはなぜ?(文春オンライン)
そういうことですね。

■「あだ名」から「さん付け」へ…小学校で増加 校則明記も “あえて推進”企業も(テレ朝news)
■あだ名ではなく「さん」付けを 校則に明記「いじめの抑制に」(FNNプライムオンライン)
目的に対して手段が適切かどうかという問題で、その次元で話が進んでいるうちはいいのですが、これが目的自体になってしまうと変な方向に進みます。

教育全般(国内)

■虐待で親元から避難した学生、奨学金申請いつでも可に 文科省方針(朝日新聞DIGITAL)
これ自体は良い方針。しかし本質的には学費の高騰そのものをどうにかするべきところではあります。

■県総合教育会議 県立図書館の在り方を議論(テレ玉)
総合教育会議ではこういう話もするんですか。