鵜殿篤 のすべての投稿

【教育学でポン!?】2022年7月20日

前期のゼミが終了。
【本日の歩数】7107歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■「82歳の講師」が教壇に立つ深刻すぎる教員不足、教員の自己犠牲で成り立つ公立学校は崩壊寸前(東洋経済ONLINE)
「水と教育はタダだ」と思われている日本。

■どうなる部活改革?地域移行で「ブラック部活」は本当に撲滅するのか 教員が部活動の顧問をするという常識が大改革へ(LIMO)
結論が出た部分についてまとまった文章です。新しい情報はありません。

■文化系部活に地域の先生 専門的技術を指導 金沢・野田中 教員の負担も軽減(北國新聞DIGITAL)
こちらは具体的に動き始めた地域の記事です。

■夏休み“宿題&通知表”なし小学校も…背景に教員「働き方改革」(テレ朝news)
今後、通知表がなくなり、子ども本人からも保護者からも確認できるe-ポートフォリオに切り替わるだろうと予測。

いじめ

■いじめを防ぐ“あだ名禁止”の校則は本当に有効? 現場の実態とルールを悪用した「新たな手段」(週刊女性PRIME)
あだ名禁止はあくまでも「手段」の一つに過ぎないので、「目的」に照らして有効かどうかを常に検証に曝しておくことに意味があります。

学校間接続

■公立中高一貫校に「受かる子、落ちる子」の決定的差【合格アドバイザーが解説】(幻冬舎GOLD ONLINE)
こんなにも圧倒的に本質を外したくだらない記事は、けっこう久しぶりに見たかもしれない。

学校

■給食の食器、児童はどう使ってる? パナソニックが開発に向け視察(両丹日日新聞)
給食の食器も、調べてみると奥が深い領域だったりします。「先割れスプーン」とは何だったのか?とか。

教育全般(国内)

■東大生の親が実践「子を勉強好きにする」簡単行動 「勉強と遊びを同じ感覚」にする方法がある(東洋経済ONLINE)
まあ、そういうことでしょう。

■【書評】子どもは親の虚栄心の道具か?:島沢優子著『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(nippon.com)
子どもを一人の独立した人格とは見ていないということなのでしょう。

教育全般(海外)

■小学校が児童に英語で「卒論問答」 ネットで「やりすぎ」批判 中国・雲南省(東方新報)
くだらない小学校そのものよりも、こういう傾向を批判しだした中国世論の方に注目すべきところでしょう。

【教育学でポン!?】2022年7月19日

気温が高いだけならなんとかなるけど、湿度が加わると不快感マシマシでマジ勘弁。
【本日の歩数】6101歩■自宅と学校を往復。

不登校

■「不登校特例校」全都道府県・政令市への拡大目指す…柔軟カリキュラム、学びの場確保へ(読売新聞オンライン)
制度としてはけっこう前からありましたが、教育機会確保法ができてから急速に注目度が高まっています。

■7歳の子を育てる僧侶が真っ先に伝えること 子どもが「学校に行きたくない」と言い出したときに親にできる”人生の話”(PRESIDENT WOMAN)
「選択」がキーワードの良い話でした。仏教的に選択本願念仏集の思想が土台にあるのかないのか。(住職は臨済宗のようですが)

学校間接続

■無意識に「教育虐待」をしないために。熱心な教育に潜む“3つの落とし穴”(saita)
中学受験が過熱して喜んでいるのは受験産業だけです。ということは、煽っているのも誰だか分かりそうなものです。

■中学受験の7月模試で”合格可能性30%”…わが子を小6の夏から「4科目100点アップ」させる親の声かけ ワーワーわめくだけでわが子を”絶不調の沼”にハメる親との決定的差(PRESIDENT Online)
まずは中学受験そのものが必要かどうか考え直すことをお勧めです。

■学歴という「みっともない飾り」は、個性だ。“高学歴芸人になれない”さすらいラビー中田が辿り着いた結論(QJWeb)
役には立たないけれど、意味を持たせることはできるかもしれませんね。

学校

■時に体罰は必要?「期待」の両横にある「喜び」と「嫌悪」学校に威嚇指導が蔓延る訳(現代ビジネス)
人間だと思っていないから殴れるということでしょう。

■長崎の学校再編問題 地域の大人が教育、子どもの育ちに向き合って(長崎新聞)
とはいえ学校がなくなる地域の住民が不安になるのも当然で。統合された後の学校の役割について希望あるビジョンを見せられるかどうかが勝負ですが。

夏休みの宿題

■「その発想はなかった」「子供ってすごい」 大人が本気で唸った「ハイレベル自由研究」3選(J-CASTニュース)
■【夏休みの自由研究】身近なものでできる本格科学実験で「思考力」を身につけよう(共働きwith)
■自由研究、親はどこまで手伝う? 小1~小3の自由研究に悩んだら!【杉浦さやか「おやこ プチプラごっこ+ plus」vol.24】(kodomoe)
私が子供のころは『子供の科学』が頼りでした。

教育全般(国内)

■小中生、10年で100万人減少 346自治体は30%減少(共同通信)
負のスパイラルがさらに強まっています。

■“子どもとしての時間”が奪われる…クラスに1~2人はいる「ヤングケアラー」その実態とは?(Tokyofm+)
■中学生が家族のケアに1日4時間…「困っている」と言えない“ヤングケアラー”たちの実態(文春オンライン)
ただのお手伝いではなく、「教育を受ける権利」とトレードオフの労働をしているのが問題ということです。

■沖縄県教委が示す10年先の教育とは?新時代見据え基本計画策定(HUB沖縄)
計画(P)を立てたら、次は実行(D)。

【教育学でポン!?】2022年7月17日

蝉の声が大きくなってきました。
【本日の歩数】5178歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■倍率は“過去最低水準”2.1倍…来春採用の公立学校教員採用試験始まる 受験者数は前年比16人減 富山(富山テレビ)
がんばれ受験生。

学校間接続

■中央大学を「中退」した33歳フリーライターの末路 夢のため自分を追い込み予想より追い込まれる(東洋経済ONLINE)
■高校中退も「年収3000万円」になった彼女の本音 水商売で成功するも「学歴は大事」と訴える理由(東洋経済ONLINE)
現実として選択肢の幅が変わってくることは間違いありませんが、それが結果に影響したかどうかは別の話です。

■受験勉強は塾ナシ、1日1時間で十分…「学校では中の下」だった私が東大&MITダブル合格できた勉強法 原理原則に沿った方法なら、長い勉強時間は必要ない(PRESIDENT Online)
武勇伝でした。

■【小学校受験】子どもの思考力を鍛える「理解する→イメージする→質問の意図を踏まえて答える」というプロセス(幻冬舎GOLD ONLINE)
遊びを通じた豊かな経験をベースとしてそのあとの教育を組み立てると、伸びが大きいです。

学校

■消えつつある給食の”ソフト麺”。今でも子どもに根強い人気「麺給食」の昔と今に迫る【#給食今昔物語】(cookpad news)
なかなか濃い記事でした。埼玉県の学校に実習巡回指導に行ったとき給食でソフト麺をお呼ばれしたことを思い出しました。

教育全般(国内)

■人材育成や専門家会議 福島県、ヤングケアラー支援体制強化へ(福島民友新聞)
「教育を受ける権利」とのトレードオフになっていることから、新しい形の「児童労働」と見なすべきものです。

■新人大学教員の困惑「ほかの教授と交流しにくい」「講義のレベルをどうすれば…」(幻冬舎GOLD ONLINE)
まさに。

■「帰りなさい」では解決せず…若者が集まる名古屋の夜の繁華街 大学教員が“着ぐるみ姿”で見回り続ける理由(東海テレビ)
なるほど、意表を突かれる活動でした。

【教育学でポン!?】2022年7月16日

連日の雨だけど学校に行って授業動画作成。
【本日の歩数】5342歩■自宅と学校を往復。

ICT

■エデュテクノロジー、埼玉県久喜市教委と「BIツールを活用した『次世代型学校教育』の実現に関する研究」を実施(こどもとIT)
テクノロジーができるのは辛い状況を可視化するところまでで、それを見た管理職が「頑張れ」と言うだけなら現実は何も変わりません。

■保育にICT 業務負担を軽減、質向上へ 長崎市立6施設で導入(長崎新聞)
使えるテクノロジーはどんどん活用しましょう。

■子どものプログラミング教育って必要⁉ AIを操る理系技術職の母が実感する「ここだけの話」(with online)
教育学的に言えば、ピントがズレている記事です。世間一般が抱いている誤解が典型的に浮き彫りになっているという意味では、意味があるかもしれません。

学校

■生徒80人に1人の教員を 通信制高校、質向上へ改善案 文科省(時事通信)
今後も需要は増え続けるので、いろいろ考えなければいけないことが多いです。

■灘→東大→MITに合格した私が「数学の公式の丸覚え」を絶対にやらなかったワケ 数学は「覚える」よりも「理解する」ことを優先すべき科目(PRESIDENT Online)
分かる人には言わなくても分かるし、分からない人にはいくら言っても分からないという類の内容です。

■アニメ学ぶ新校も…埼玉県立高12校を再編へ 専門的な人材の育成狙い 26年、6校に統合 パブコメ募集(埼玉新聞)
■涼宮ハルヒの「北高校」に再編の波 モデルの西宮北高が統合へ ファンの巡礼地どうなる?(神戸新聞NEXT)
すんなり通るか、紛糾事案となるか。

教育全般(国内)

■前会長と文科省職員会食か 末松文科相、情報受け調査へ―幼稚園連合事件(時事通信)
■幼稚園連合会と不適切飲食か 領収書に文科省職員名、調査へ(東京新聞)
徹底的に究明してほしい案件です。

■教育改革をして公共図書館予算を減らす政策の大矛盾 図書館予算増は税収増につながる(飯田一史)
行政の人が「教育はタダ」だと思っている故。

■子どもだけはNG!「親子で勉強」が重要な理由 葉一氏が教える子どもを「やる気」にさせる一言(東洋経済ONLINE)
良い記事です。大人にできることは、子どもに背中を見せることと、子どもの背中を押すことくらいです。

■保育業務はまるで「ゴミ屋敷」保育士の集団退職が相次ぐ本当の理由をてぃ先生に聞く(CHANTO WEB)
まったく、仰るとおりです。

■過疎地域の高校 存続かけ広がる公営塾 一定の成果も…(OBSNEWS)
「公営塾」とは奇妙な形容の言葉です。税金を投入するのであれば本来は「公教育」の枠内で考えるべきミッションです。

【教育学でポン!?】2022年7月14日

コロナに対する警戒度を自分の中で1ランク上げる。
【本日の歩数】5419歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■「いつ倒れてもおかしくない」神戸の小中学校教員、26人不足(毎日新聞)
こうなった原因は明確に分かっているのに、なぜか改善しようとしない人々。

■「モデル部活動」に福井市内9校の剣道部 中学部活の地域移行、夏休み明けから(福井テレビ)
■中学部活動改革 静岡市が検討委「拠点校式」「シズカツ」両輪(あなたの静岡新聞)
総論は決着がついたので、各論に移りつつあります。ここからが本当の勝負です。

ICT

■CA Tech Kids、Cygames、大阪府教育庁の3者がプログラミング教育推進の連携協定締結 小学生に向けたワークショップ実施やコンテスト開催支援(こどもとIT)
学校教育現場に入ってくるような提携ではなさそうでした。

■「教師より子供の方が理解している場合も」プログラミング教育推進 県の会議で“教師の研修充実”求める声(富山テレビ)
プログラミングを教師よりも子どもの方が理解しているのなら、教師の研修を強化するのは愚策で、子どもに勝手にやらせるのが上策です。

■子どもの頃から”ESD教育”を学ぶ重要性「環境に配慮した取り組み、気軽に挑戦できるきっかけに」(中日新聞)
あの手この手だなあ。
▼まねぶー

校則

■“まゆ毛整えた”女子中学生「3日間の別室登校」…“行き過ぎた指導”の声(テレ朝news)
事実が記事通りなら、明らかに行き過ぎです。教師はそんな暇があるなら、本来の仕事をもっとしっかりやればいいでしょう。

インクルーシヴ教育

■《特別支援学級って最先端》「大勢の前で発表するのは大人でも難しいので…」先生が“成功体験”と“自分で選ぶこと”を大切にする現実的な理由(文春オンライン)
■《特別支援学級って最先端》「“偏見”が教員の中にも根強くある」狛江のあおば学級はなぜ“面倒くさい”を乗り越えられたのか(文春オンライン)
文部科学省の言う「個別最適化された学び」の最先端は特別支援学級で行なわれています。

学校

■実は…学校の裁量で廃止できる「通知表」 「適切に評価できているの?」保護者や先生の意見は(神戸新聞NEXT)
確かに通知表には法的根拠はありませんが、しかし同時に「指導要録」の作成は法的に義務付けられていることを明記しないと、評価そのものを放棄していると勘違いしている人が出そうです。

■あだ名の禁止で、相手が尊重される?──学校の都合に振り回される子供たち(Newsweek)
まあ、この程度の意見は既に織り込み済みで現場は動いていたりします。

■小学校の上履きが「草履」の町 なぜ?(BSS山陰放送)
これは合理的な気がします。

教育全般(国内)

■中学生の9%がヤングケアラー 半数近くがほぼ毎日 大阪市調査(毎日新聞)
新しい形の「児童労働」、つまり「教育を受ける権利」とトレードオフの関係にあるものと理解するところでしょう。

■「親の学歴や年収より影響が大きい」子供の成績がぐんぐん上がる家庭にたくさん置いてある”あるもの” 親が高学歴・高収入でも、子供の学力が低い家にはない(PRESIDENT Online)
「文化資本」としてよく知られている現象で、目新しい見解ではありません。