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【教育学でポン!?】2020年1月14日

毎日様々なニュースが流れてきますが、教育学を修めた立場として、それらをどのように理解したか、主観的な感想と見解を述べます。あくまでも主観的です。

教育全般

15分×3日=授業1コマ 新年度から授業数増 時間確保に「モジュール学習」/兵庫・丹波篠山市(丹波新聞)

学習指導要領の言う「弾力的な時間割」の一例です。15分の授業を3回やれば、45分やったことと同じとみなすというルールを適用したわけですね。ただし、単なる自習ではダメだとか、けっこう条件は厳しいのです。個人的には、教育課程論の授業で例示するために、こういう実例をたくさん集めたいところです。

「ブラック部活」問題で「オフ期間」を試験導入 長野・飯田市(信越放送)

「勝利至上主義」がなくならないと、根本的なところは変わらないんですけどね。手段と目的を取り違えないことが大事です。推移を見守りたいと思います。

食べ残し給食の持ち帰りダメ?教諭処分に「厳しすぎ」と批判殺到(讀賣新聞)

食中毒等のことを考えると、問題はそう単純じゃないんですよね。給食は、考えれば考えるほどいろいろな教育学的要素が詰まっています。給食自体を根本的に考える機会が定期的にあるといいですね。

心がけで変えられる。口癖を、子供を育てる「認める言葉」にする(MAG2NEWS)

おっしゃる通りなんでしょう。というかアドラー心理学的な定説ではありますかね。人との会話に必ず「でも」から入る人がいますが、印象はよくないですね。

読解力をすばやく鍛える6つのポイント|「頭がいい」の正体は読解力(幻冬舎plus)

まあおおむねおっしゃる通りに思います。ところが分かる人には言わないでも分かるし、分からない人には言っても分からないという類の話ではあります。分からない人に分かってもらう具体的な手だてをどうするか、知恵の使いどころになるわけですね。

入試当日の子どもへの声がけ、これだけは伝えてほしい たった一つの緊張しないコツ(EduA)

面接等で緊張しないコツをいつも学生たちに伝授しているのですが。ドアをノックするときに、心の中で「コント、面接」と言うと、力が抜けますよ。

医学部受験「定員数」が減少…医師不足が問題なのに、ナゼ?(幻冬舎GOLD ONLINE)

知らない領域の話だったので、勉強になりました。教員養成も縮小の一途を辿っております。

いじめ・不登校・ひきこもり

“教諭間いじめ”の神戸市「人材育成の姿勢学んで」…教員に民間企業での研修を導入へ(MBS)

誰もが気づくことでしょうが、研修を増やして問題が根本的に解決するわけはなく、保身的なパフォーマンスにすぎない可能性が高いと感じてしまいます。教員の多忙感を減らすのが最善手なのに、研修を増やしてどうするという感じはいたします。

いじめは大人でも起こる~教育は将来のトラブル解決にもつながる(ニッポン放送)

おおむねおっしゃる通りだと思います。大人も子どもも、一人で抱えないことが大事ですね。

中3自殺、第三者委が初会合 いじめ有無や因果関係調査 福岡県久留米市(西日本新聞)

悲しい出来事ですが、事実認定は丁寧に行なう必要があります。今後のためにも、第三者委の人には丁寧な仕事を期待しています。

元引きこもり45歳男性が定時制高卒業へ 文化祭で主役「就職、結婚したい」(京都新聞)

こういう話を読むと、いつでもやりなおしができる世の中に、みんなでしていかなければと思います。

【教育学でポン!?】2020年1月13日

毎日様々なニュースが流れてきますが、教育学を修めた立場として、それらをどのように理解したか、主観的な感想と見解を述べます。あくまでも主観的です。

教育全般

失敗を繰り返さないための三つの提言 大学入学共通テストの検討会議始まる(AERA dot.)

おっしゃる通りに感じる。本質的な議論をしてほしい。

センター試験の果たしてきた役割とその課題<入試改革のあやまちを繰り返さないために3>(HARBOR BUSINESS)

本来は高校卒業程度の「到達度評価」が行なわれるべきという国際的常識が視野に入ってこず、相変わらずガラパゴスの範囲を出ない話に終始するのであった。

大学入試「指定校・付属校推薦入試は即刻廃止を」と大前研一氏(NEWSポストセブン)

教育学的にいえば、問題の本質を見誤った話ではある。問題は、「推薦入試」そのものではなく、「高校卒業程度の到達度評価」が整備されていないことにある。「国際バカロレア」に触れているのに、そのことに気がつかないのは、教育学を勉強していないせいではないか。

塾なしでも挑戦可能、私立中学ユニーク入試が増加(讀賣新聞)

しかし塾はこういうユニーク入試にも対応して、やはり格差は拡大していくだろうと思う。おそらく入試を変えるだけでは根本的な問題解決にはならない。

高卒・大卒で逆転も?生涯賃金と学歴の関係性(あるじゃん)

こういう話では、学歴そのものが関係するのがあくまでも「労働者としての賃金」の話にすぎないことは、見落とされがちなところ。

都内「小学校プログラミング教育」で生じる、期待と現実の大きすぎるギャップ(ulm)

「騒いでいるのは世間だけ」という印象は、正しい。金儲けのために保護者の不安を煽りまくった人々が多かっただけだ。「ゆとり教育」の時と同じだ。

小6のうちに知っておくべき 中学ココで差がつく「勉強の始め方」(ベネッセ教育情報サイト)

教育学の言葉で言えば、「メタ認知能力」の問題。

政府の言ってる「リカレント教育」じゃダメ! 生涯現役が可能なマルチステージ型の稼ぐ力とは(JCAST)

日本でリカレント教育が遅れているのは、「新卒一括採用」の習慣がなかなか破壊されないせいだ。就職の形が変わらない限り、リカレント教育が根付く気はしない。教育だけの問題にされても困るのであった。

いじめ・不登校・発達障害

なぜ日本の学校は「発達障害の子」に冷たいのか(PRESIDENT Online)

「なぜ冷たいか」と言われれば、政府が金と人を教育にかけないからだとしか言いようがない。人を倍にすれば解決する問題だ。
記事の内容自体は、丁寧で、御指摘の通り。

不登校、海外留学の経験経て 「悩み抱える子どもたちを社会とつなげたい」(長崎新聞)

学校は、誰でも不登校になり得るという想定から始めなければならない。

【教育学でポン!?】2020年1月12日

毎日様々なニュースが流れてきますが、教育学を修めた立場として、それらをどのように理解したか、主観的な感想と見解を述べます。あくまでも主観的です。

教育全般

「大学入試」の迷走はゼロ戦に似ている:竹内洋×佐藤優対談(幻冬舎GOLD ONLINE)

教育学的な知見を踏まえると、国際的な潮流を無視したガラパゴスな見解に終始しているように見える。まあ、国際的な潮流を押さえた上で、日本固有の歴史的社会的状況に相応しいと思ってガラパゴスを推奨しているのなら問題ないけれど、普遍的に妥当すると考えているなら大問題。

広がる「午前5時間制」 給食前に集中、下校前倒し 授業時間確保、教職員多忙解消も(静岡新聞)

いわゆる『学習指導要領』が言うところの「弾力的な運用」の実例で、各学校の工夫と苦労が偲ばれる記事だ。給食の時間が削られるよりは健全ではあると思いつつも、しかし根本的な問題はあくまでも『学習指導要領』を法的根拠として押しつけてくる「教育内容の過密」にあることは見失われてはならない。

日本が「読解力」で世界15位に転落…でも本当の問題はここからだった!(讀賣新聞)

マスコミ全般の扇動的な論調に比べれば、落ち着いた論評ではある。読解力低下の原因分析については我田引水の印象を受けなくもないが、まずは多様な意見があっていいとは思う。

受験英語は役に立つ ビリギャルも納得の勉強法は?(NIKKEI STYLE)

岡田祥吾氏の本(『英語学習2.0』)は読んだことがある。教育学的な知見から見ても、まっとうなことが書いてあった。この記事は、本に書いてあったことの簡易版だった。

東大卒ママが「共通テスト」に吠える! 重要な試験を大人の都合で邪魔するな(AERA dot.)

まあ、おおむねおっしゃる通りというか、これが最大公約数的な意見じゃないだろうか。

児童大幅減で4小学校統合へ「多くの仲間と学ぶ環境を」(岐阜新聞Web)

学校の統廃合は、本当に切実な問題だ。記事のケースでは、2011年に反対していた地域住民の大半が、2020年には賛成に回ったという。この間の客観的情勢の変化(少子化など)の他、教育行政関係者の努力がどうだったかは気になる。

県立高入試願書、性別欄を廃止 3月から「選抜に関係ない」 男女同定員の県立中は継続 佐賀(佐賀新聞LiVE)

事務処理的に意味のない欄はどんどん合理的に廃止していけばいいと思う。が、そういう問題ではなく、ジェンダー論的な観点を突きつめようとすると、考えるべき要素の多いややこしい議論になる。

子どもの「課題解決力」を育む対話とは[やる気を引き出すコーチング](ベネッセ教育情報サイト)

理屈としては間違っていないと思うのだが、最終的にはどれだけ引き出しが多く懐が深いかの勝負になる。そこで「教養」と「経験」が重要になる。

プログラミング教育 小学校で必修化 論理的思考を育成へ 関心示す児童、教員は不安も(長崎新聞)

実践例が少しずつ蓄積されつつある。実践が理屈通りにいくかどうか、今後も注目なのであった。

プログラミングを楽々習得する子の学びのコツ(東洋経済ONLINE)

タイトルの付け方が悪質なところ以外は、プログラミング教育の基礎を押さえていて、ちゃんとした記事。

ゲーム依存の解決策は?鳴教大で専門家がシンポ(徳島新聞)

そもそも「ゲーム依存症」という概念にどれほどの科学的根拠があるのか疑問を持ちつつ、推移を見守っている。根本的な問題は「現実というゲーム」がクソゲーなところじゃないのかとは思っている。

「PTAを退会しようか迷っています」という投稿に共感の嵐 「辞めたいけど、辞めたら周りからコソコソ言われるだろうな」という本音も(キャリコネニュース)

本来なら「教育の公共性」という観点から抜本的に立て直す必要がある。ものごとを「損得」で考えている限り、問題は悪化する一方だろう。

断る女子学生に「タクシーに乗ってこい」…講師、深夜の懇親会に呼び出す(讀賣新聞)

他山の石にする。

いじめ・不登校

中川翔子さんが「いじめ」を経験したあの頃「今は楽しそうな大人の背中を見せたい」(DANRO)

勇気が出る、素敵な話だった。私みたいな立場の人間が理屈をこねるよりも、子どもたちにとっては説得力がある言葉だろう。

中3生徒“いじめ自殺”で…第三者委が市民に調査結果報告 「教職員がもっと鋭敏な感覚を」の声も(東海テレビ)

第三者委員会による調査報告書がしっかり公表される状況は、とても好ましい。確かな情報が共有されなければ、「公共性」をつくる基盤などできない。

教職員1600人「ハラスメントある」…神戸教諭いじめ発覚後に調査(讀賣新聞)

なんとも、いやはや。子どもに対するいじめ実態調査と並行して、教職員に対してもいじめ実態調査を行なう必要があるという現代日本。そして学校だけでなく、きっと民間企業も想像通りなことになっているだろう。はたしてこれは学校や教育だけの問題か?

マタハラで終業式5日前に小学校を去った41歳女性教師 教員志望者減少の背景にある悪しき慣習(AERA dot.)

いろいろ考えるべきことはあるにせよ、根本的に言えば、国が教育費を増やして教師が増えれば簡単に解決する問題であることだけは間違いがない。

【特集】不登校児たちに「眠る才能」…引き出されたのは何故? 異才発掘に挑む東大教授(カンテレ)

学校という空間が極めて異常であることに、多くの人が気づきつつある。もっと柔軟でいい。

娘が進学校をやむなく退学、43歳女性に立ちはだかった養育費2万円の壁(大人んサー)

暗澹たる気分になる話ではある。
しかし問題は経済的資本だけでなく、文化的資本にもある。文中にしれっと「学歴が「専門学校卒」の桃さんは知らなかったのです。」と書いてあるが、これはまさに文化的資本の問題だ。ライターに教育学の知識があったら、もっと深い内容にできただろう。

【教育学でポン!?】2020年1月11日

毎日様々なニュースが流れてきますが、教育学を修めた立場として、それらをどのように理解したか、主観的な感想と見解を述べます。あくまでも主観的です。

教育全般

正月に父親の無力を痛感、6年生になったら受験の手伝いは手遅れ……(讀賣新聞)

教育学的な知見を踏まえれば、受験の手伝いなんかよりも大切なものはいくらでもあるわけだが。視野が狭いのか、それとも記者一流の韜晦なのか。

東大生が世界で活躍するために読む本の共通点とは?(Newsweek)

東大生がどうこうはどうでもいいとして、読書に関しては的外れなことを言っていないと思う。私も本を読んだ後のアウトプットを大事にしている。

大論争・心に残る作品2位『こころ』は高校教科書でもう読めない!? 1位は…(AERA dot.)

教育学的に言わせてもらえれば、学校のカリキュラムは教育学の論理で決めるのが筋だ。文学が安易に口出ししていいものではない。文学の論理と教育の論理は、違う。教育に口を出したいのなら、教育学の理論を学んでからにしてほしいと思う。文学として価値が高いなら、文学として読ませればいい。しかし教育は、別の論理で動く。

大学での成長、カギは2年でギアチェンジ 先輩の経験(NIKKEI STYLE)

教育学的には、いわゆる「キャリア教育」の最終段階の話ではある。成功例としては、ナルホドというところ。いつまでも時給1000円の歯車に甘んじてはいけないって話として、よく分かる。確かに、お金に困っていないのであれば、アルバイトはやめたほうがいいに決まっているわけだが。

大学合格!したらかかるお金、入学後にかかるお金。「大学進学のために最低限備えるべきお金」とは?(LIMO)

経済的な理由で学校を去るのは、本当に悲しい。目の前で起こったこともあるが、残念ながら一教員の力ではなんともならない。日本に蔓延する自己責任論の風潮が変わらなければ、ずっとこのままなのだろうが。金銭的理由でアルバイトをせざるをえない学生があまりにも多いのも、気にかかる。

「若者の荒廃」に危機感…社会が抱える問題とは? 桐野夏生×前川喜平(AERA dot.)
「不登校は学校に責任がある」前川喜平が桐野夏生と考える教育問題(AERA dot.)

安定の前川節だった。
道徳教育に関わるところだけ言及しておくと、実際の『学習指導要領』では「考える道徳」になっているわけで、本文中の「滅私奉公」は現時点では言い過ぎだろう。まあ「特別の教科道徳」に関する危惧は、分からないでもないけれど。仮に学校が居心地の悪いところであるとしても、その原因は道徳の教科化だけではない。

これからの部活は…週休3日、朝練廃止、叱らない(日刊スポーツ)

ここ10年くらいで、部活動に関して、意識が急速に変わりつつあるのは実感する。教育学的には、実態の他、『学習指導要領』での位置づけも注目して見ていきたい。

eスポーツで不登校を克服 大阪の通信制高校(産経新聞)

いろいろな試みがあるものだなあ。
ちなみに私はガンダムネットワーク大戦というソーシャルゲームの上位ランカーなのだが、確かに「集団」とか「リーダーシップ」とか「コミュニケーション」に関する気づきは、ないこともない。

名城大准教授殺人未遂事件、レポート出さないと単位あげないといわれ凶行(CBCテレビ)

報道されている内容を鵜呑みにせず、推移を見守りたい。

【教育学でポン!?】2020年1月10日

毎日様々なニュースが流れてきますが、教育学を修めた立場として、それらをどのように理解したか、主観的な感想と見解を述べます。あくまでも主観的です。

教育全般

いじめ、教師の暴力……私立学校、問題あっても「指導」に壁――教委は介入できず(Yahoo特集)

公立学校の実態は広く公表される仕組みができていて、それを見た世間の人々は「公立学校は酷い、私立が良い」と言っちゃいがちなのだが、実態はご覧のありさまという。このあたりの事情については、いじめや不登校を扱った専門書を読めばいくらでも書いてあるのだが、世間にはなかなか広がらないのだった。マスコミが教育学的な知見を踏まえず、表に出てきやすい公立学校の問題ばかりを安易に叩くのも一因だろう。
まあ、考えるべき要素の多い、複雑な問題であることも確かだ。本質的に考えるためには、教育基本法や学校教育法、地教行法の知識が必要となってくる。最後に出てきた専門家が「公共性」というキーワードを使って地に足の着いた話をしたのが救いだ。確かに安易に行政に依頼するのでは、本質的な解決は望めない。本来なら「公共性」の再構築こそが問題解決の鍵になるはずなのだ。しかし、競争原理と自己責任論で日本が押しつぶされている現状において、公共性の再構築は極めて難しい課題なのだった。

小学校でじわじわ広がる「教科担任制」って?デメリットはある?(AllAbout)

教育学の知見を踏まえれば、「学校教育法=633制」の変更も視野に入ってくるような、戦後教育を転換させる可能性のある極めて重大な話に繋がっていくトピックだったりする。

最適な受験勉強、AIが教えます 予備校や塾に続々(産経新聞)

まあ教育学的に言えば、教育内容を適切にスモールステップに分解し、ビッグデータを活用することで、指導と一体化した「形成的評価」が個に応じて緻密に行えるということであり、それ以上のことではない。が、まあ、有益な技術だし応用範囲も広いはずなので、塾とか受験勉強以外でも活用すればいいと思うよ。

北大、学長の選考方法変更へ パワハラ疑惑で近く決定(共同通信)

一般論として、国立大学は独立行政法人化してからますますマネジメント力が求められるようになり、学長の役割もどんどん変化している。そしてこれからはこの流れが小中学校にも降りてくる。いやあ、大変だ。
まあ、北大固有の事情はよく知らないので、関係者からこそっと聞いておこう…

小学校プログラミング教育、114教委が「最低限の指導体制整わず」(産経新聞)

事前に完全に予想されていた事態ではある。どう落とし前をつけるんだ、これ?(←来年度からICT教育担当で、他人事ではない)

中学受験「2日連続撃沈」した少年の怒涛の結末(東洋経済ONLINE)

なぜ高校受験ではなく中学受験にトレンドが移り変わっているのか、その歴史的・社会的前提がまったく踏まえられていないので、教育学的な観点から言えば、薄っぺらい印象を受ける記事ではある。まあ受験制度について理解を深めようという趣旨ではなく、単に「家族の絆が深まって良かったね」という感動を伝えたい記事なので、私の感想はどうでもいいわけだけれども。

推薦入試、夢への近道 指定校、AO…国公立大も 進路確保が高校の“武器”に(熊本日日新聞)

近年、推薦入試の様相が大きく変わりつつある。30代以降の人が自分の経験だけで「推薦入試」を語ると見当違いになる可能性が高いから、気をつけた方がいい。
とはいえ、推薦入試がしっかり機能するためには、「高校レベルでの到達度評価」が整備される必要はある。そもそも大学入試自体、大学が学力を測定するのではなく、高校が「到達度を保証」するのが筋なのだ。この「高校レベルでの到達度評価」が制度的に整備されれば、推薦入試に留まらず、日本の入試制度自体が大きく改善されるはずなのだが。

大学経営「苦難の時代に」  事業多角化、相互連携… 進む少子化 生き残り模索(熊本日日新聞)

こういう経営難の大学(あるいはそうでない大学も含めて)を狙って危機感を煽りビジネスにしようとするコンサルたちが手ぐすね引いてスタンバっていることも、記事にしてほしいものであった。大学経営に関して、教育の専門家である学者の意見はなぜか聞かれないのだった(←特に不思議ではない)。

通信教育だけで開成に合格した「神童」の育て方(PRESIDENT Online)

なんというか、私自身も塾に一切通わずに東大に現役合格した口ではある。自分自身の経験を振り返れば、そういう子どもには好きなことを好きにやらせるのが一番だと思う。「神童の育て方」って、ちょっと勘弁してほしいところではある。

中学受験は公欠?欠席? あいまい表現の文科省通知 自治体で差、「校長判断」も(西日本新聞)

個人的には、そもそも学校の「皆勤賞」に何の価値もないと思っている。たかだか70年ほど前の日本では、農繁期には子どもたちは学校なんて行っていなかった。高度成長期以降、歯車的に働く工場労働者が大量に必要となったときに「皆勤賞」の価値が高くなったわけだが、21世紀には必要ないものだろう。休みたかったら、休めばいい。そういう価値観が根付いたほうが、世の中全体が良くなると思うよ。「皆勤賞」に価値を置こうとするから、ややこしい話になる。

上智大教員、女子学生にアカハラ・セクハラ 公表は未定(朝日新聞DIGITAL)

他山の石となすべし。

レポート巡ってトラブルか 准教授の首などを刺す、大学生を殺人未遂容疑で現行犯逮捕 愛知県警(CHUKYO TV NEWS)

命に別状がないとのことで、まずはよかった。私自身は、これまで、のべ1000人ほどの学生に「不可」をつけて単位を落としてきたけれど、暴力沙汰に巻き込まれたことはない。

不登校生徒の進学サポート 自分のペースで学習できる通信制高、NPO運営の予備校… 学ぶ形や環境、多様に(熊本日日新聞)

これまでの学校の形の方がむしろ不自然だったという気づきが急速に広がりつつある。