「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2023年6月13日

実習巡回指導のアポイントを取りました。
【本日の歩数】9020歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■教員不足で管理職が担任を代行、一部授業を自習に 兵庫教組が調査「現場は無理の上に成り立ってる」(神戸新聞NEXT)
兵庫だけでなく、全国的な傾向です。

■「6年で1100人減少」宮城県・教員採用試験出願者数過去最低に(仙台放送)
原因の分析で、問題の焦点から目をそらしている感じが痛々しいのです。

ICT

■チャットGPT、授業で使ってみた 甲南女子大 「一緒に考えてくれる仲間」「根拠ない情報、自信満々に」(神戸新聞NEXT)
■未来の家庭教師!? 高校でチャットGPT使った英語の授業…学習の改善につながる?【長崎】(テレビ長崎)
■【長崎】チャットGPT活用し英語の授業「近未来の家庭教師」長崎北高が県内初導入(ncc長崎文化放送)
もう共存するしかないですからね。

■「日本の大学生の9割は、文章力でChatGPTにかなわない」大学で教えるコラムニストが抱える憂い(PRESIDENT Online)
でも一年後にはもっと進化していますよ?

■「DX時代の英語教育」を議論 AIやデジタルを活用 進化する英語教育(TOKYO MX)
将棋の世界でのAI学習の進化を踏まえると、英語学習もAI相手で相当進歩するように思います。

学校間接続

■大分市の小・中学校隣接校選択制 定員超でも受け入れる余地残すなど見直しへ 大分(TOSオンライン)
いわゆる「学校選択制」の話です。良いか悪いかは別として、「教育のサービス産業化」を象徴する事例です。

学校

■統合校 花島小学校が開校 「友達が増えた」と大喜び!【千葉市花見川区】(ちいこみ!)
統合が、まずは進んだ事例です。全国的には紛糾して先に進まない地域もあります。原因が教育委員会か地域住民なのかは分かりませんが。

■小学校の「プール授業」が全面中止 背景に“バス運転手”不足…コロナ禍からの観光復活が影響 戸惑いの声も(北海道ニュースUHB)
格差を理由に「できないところでもできるように工夫する」なら納得しやすいけど、格差を理由に「できるところもやらない」となると納得しにくいですね。

■なぜ1年のみ?給食費無償の難しさ 中間市長を直撃 (テレQ)
義務教育なので本来なら国が責任を持ちたいところですが、義務教育費国庫負担金ですら1/2から1/3に減らすような政府ですからね。

■岡山の高校生が県教委に要望 「公立高校のトイレに生理用品を」(KSB瀬戸内海放送)
「総合的な探求の時間」からの発展というのが素敵な記事でした。

■小学1年の6割、着替えが男女一緒 3年も2割 「体育の日は登校イヤ」児童から不満 兵庫・加古川(神戸新聞NEXT)
昭和の学校には許されていたことでも、21世紀にはふさわしくありませんね。

【教育学でポン!?】2023年6月12日

不快指数の高い日でしたが、非常勤講師を張り切って勤めてきました。
【本日の歩数】9041歩■非常勤講師。

働き方改革

■教員不足は給特法問題だけでない。全員部活化、人材確保法、抑制期に始めた初任者研修、免許取得科目増など(Yahoo JAPANニュース)
こういうふうに概観してみると、教育に対する確固たる定見もなく場当たり的に積み重なった愚策が禍根となっている様子がよくわかりますね。

ジェンダー

■男子にも学年にも影響、高学年「女子」が学級安定のキーパーソンになる訳 関係構築に重要な「受け入れてもらえる安心感」(education×ICT)
学級経営に繊細な気遣いが必要なことがよくわかるユニークな記事でした。個人的に学級経営の本もそこそこ読みましたが、類似の記事に記憶はありません。

学校

■日本PTA全国協議会から退会、生まれ変わった「東京都PTA協議会」の大変化 「会員・非会員の区別なくし会費もなし」の本意(education×ICT)
俯瞰的に考えると、「ピラミッド型(あるいはツリー型)」の官僚組織が20世紀という時代に噛み合っていたのに対し、21世紀は「リゾーム型」が相応しいということかもしれません。

■会津若松の湊小、中を義務教育学校に 24年4月に開校へ(福島民友新聞)
義務教育学校という制度が地域の生き残り戦略と密接に関わっていることが伺える記事でした。

教育全般(国内)

■100年前に手話教育を守ろうと奮闘した校長先生の物語 映画「ヒゲの校長」札幌で上映会(HTB NEWS)
記事内で「口話法」となっている概念は、私は「視話法」と呼んできました。電話を発明したベルが開発したもので、明治初期に伊澤修二が習得したことで日本にもたらされます。その流れに対抗した教育者の記事でした。

■とにかく子どもたちが思い切り体を動かし、遊ぶこと。滋賀大学「放課後あそび場プロジェクト」の先進性(Spportunity)
かつては放っておいても子どもたちは夕暮れまで遊びまくっていたものですが、地域共同体が衰退して場所もなくなってしまった以上、人工的に機会を用意していくしかありません。

■8年間で参加校が20倍超 “勝利至上主義”から脱却へ…高校野球で拡がるリーグ戦の気運(Full-Count)
まあ高校野球の場合は、トーナメント方式かリーグ戦方式かという形式は問題の本質ではなく、「見世物」になっているところが決定的な問題のような気はしますが、こういう試みから時代に相応しい形が生まれてくるのかもしれません。

教育全般(海外)

■中国人受験生が日本の名門大学に殺到。「あまりにも努力が報われない」中国の入試事情とは(週刊SPA!)
国際的にも「教育のサービス化」が進行していることがよく分かる記事でした。

■制作者として、教師として、美術史に残るその軌跡。「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」がDIC川村記念美術館で開催(美術手帳)
バウハウスにも関わる展示のようです。

【教育学でポン!?】2023年6月11日

オープンキャンパスの仕事で、日曜日だけど学校へ行きました。
【本日の歩数】7229歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■合同英語部を新たな部活の選択肢に 東京・墨田区の中学生対象(毎日新聞)
次第に民間運営の「ならいごと」と区別がつかなくなっていく感じになるんでしょうか。

ICT

■農業高校が70年以上前から行う「プロジェクト型学習」、ICT導入で起きたこと データ収集・活用で地域と農業の課題を解決(education×ICT)
教育課程論的にもとても勉強になる記事でした。

■全国800人が参加の「英語教員がちサロン」、運営・費用1人で担う教員の正体は Slackや共有ドライブに約600のデータ蓄積(education×ICT)
こういう形で草の根の「公共性」が立ちあがるのは素晴らしいことです。実は30年前のインターネット黎明期の「ニュースグループ」から似たような活動はたくさんあって、ニーズはそうとうあるように感じます。

■電子端末使用ルール、生徒自ら策定 面談、使用禁止の罰則も 静岡大付属静岡中(静岡新聞)
「放課後は原則禁止」というのは、どうなんだろう?

学校間接続

■成績だけで「やりたいこと」諦めないで、全国初「AI活用」した入試改革は 立命館×atama plus「入試改革」1年目の通信簿(education×ICT)
大雑把に言えば、「選抜」から「マッチング」への変化のようです。

学校

■多数派の日本人の中で、「外国にルーツを持つ子ども」をどう指導すべきか 教員の変化が重要、横浜の市立小での取り組み(education×ICT)
母語教育にも力を入れているのは、本当に立派なことです。特に100年前の「同化政策」の意識から未だに抜け出せない人がいる中で。

■小学生に「金融教育」は早い?優秀賞を受賞「お金を稼ぎ寄付する授業」の中身 子どもたちは食いつき、保護者の多くも賛成(education×ICT)
金融教育も結構ですが、「労働者の権利」の教育が伴わないとおかしなことになりますね。

■九段中学で100年続く「海の学校」という学びの機会(OCEANS)
エドモンド・バーク的な意味での「伝統」に意味を見出せるかどうか、というところでしょうか。

【教育学でポン!?】2023年6月10日

SOMPO美術館で「画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉 ブルターニュの光と風」を観てきました。国立西洋美術館の特別展とシンクロしているのは偶然なのか。
【本日の歩数】7229歩■新宿西口を闊歩。

働き方改革

■「今回、中総体に出ることができて良かった」地域クラブからの出場も可能に 長崎市中総体はじまる(NBC長崎放送)
そもそも学校単位で管理しなければならない本質的な理由が分かりませんよね。

ジェンダー

■「男の子はクッキーさん、女の子はタルトさんと呼びます」…ズレたジェンダー教育、どう対応する? 専門家に聞いた #令和の子 #令和の親(女子SPA!)
というか、単にジェンダーに関する理解だけでなく、教育学で言う「隠れたカリキュラム」に対する理解がないと、本質的な改善には至らないように思いました。

不登校

■共に寄り添い踏み出す一歩スタートラインまでのサポート 甲斐清和高等学校人間文化コースの環境と特色(education×ICT)
「高校生学校記事コンテスト」の最優秀作品でした。いわゆる不登校特例校ではありませんが、一条校の範囲内で可能なサポートが行なわれているようです。

■不登校の子に学びの場を 元仙台市教育長が塾開講 発達障害や家庭の状況など相談対応を重視(河北新報ONLINE)
単なる塾での指導ではなく、親を巻き込んでいるのがポイントでしょうか。

学校

■リアルとネットの良いとこ取り!?今話題のN/S高等学校〜時代の最先端を行く学校の魅力とは?~(education×ICT)
「高校生学校記事コンテスト」の優秀賞作品でした。「教育のサービス化」が具現化した姿は、改めて「教育の公共性」を問い直す契機にもなります。

■自分と出会える!育てられる! 多文化共生の学校“筑坂” 「自由・自律・自覚」生徒の多様性を認る精神(education×ICT)
「高校生学校記事コンテスト」の優秀賞作品でした。10年ほど前に巡回指導で訪問したことを思い出しました。

■底辺高校の教師が驚愕した“生徒たちの口癖”。そこから学んだ子育てで最も大切なこととは(with class)
そうなんですよ。

■諫早・小長井町内3小学校、2025年4月に統合へ 小中一貫教育移行も検討(長崎新聞)
すんなりと行くか。

高等教育

■全国一4年制大学少ない佐賀県で「倍増」構想…若者流出止めたいが少子化で審査厳しく(讀賣新聞オンライン)
しかし大卒後に東京に就職するのでは意味がないので、うまくいくかどうかは「ムラを育てる学力/ムラを捨てる学力」に対する洞察が決定的に重要になってくるでしょう。

教育全般(国内)

■子ども食堂や居場所 県内200カ所をマップに 支援情報を見える化したサイト「イマ→ミライ」を公開 シビックテック団体のG-tech(琉球新報)
いちばん情報を必要としている人にこそ情報が届かないというジレンマを解決しようというアクションでした。

【教育学でポン!?】2023年6月9日

金曜日の授業が1コマになって、少し楽になりました。
【本日の歩数】6104歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■学校の先生は大変 給食を“64秒”で食べる日も 「子供がいい顔をしたら、それでうれしい」 “やりがい”に依存した教育現場 何を変えれば先生の負担は減るのか?(カンテレ)
算数ができる人なら、仕事量を減らすか人を増やすか、選択肢は2つしかないと分かりそうなものです。

■教員採用試験 志願者数は過去最少(秋田県)(ABS秋田放送)
算数ができる人なら、こうなることは分かりましたよね。

ICT

■【Japan Data】子どものChat GPT利用「不安」が5割 : 思考力低下や情報リテラシーを懸念(nippon.com)
■子どものChatGPT利用、親が不安に思う理由(Forbes JAPAN)
まあ、問題の本質は、一年後にはもっと技術が進化していることだったりしますけどね。

不登校

■親と学校のすれ違い埋めるアンケート作成へ 学校に行きづらい子どもたちを支援する懇談会(長野)(SBC信越放送)
コレジャナイ感は漂ってきますが、試行錯誤を重ねて前に進むしかありません。

学校

■生徒指導提要とは?目的と改訂の背景、ICTとの関連性について説明(education×ICT)
内容については、悪くない、というか個人的にはとても良いように思っています。ただし、現場の先生方に周知する機会がほとんど設けられていないのは残念なところです。

高等教育

■女子教育こそ国力の要 財産の3分の1は教育に(Wedge ONLINE)
奈良県の実業家、土倉庄三郎に関する記事でした。不勉強にも名前を聞いたことがない人物でした。勉強になりました。

幼児教育

■「保育園留学」の利用実績、キッチハイクが調査結果を公開 開始から216組750人が利用、移住への関心は7割(こどもとIT)
教育が地域産業になる時代です。

■将棋の藤井七冠で注目 「モンテッソーリ教育」とは 秋田県内初の教育現場をを副知事が視察(秋田朝日放送)
表面的な方法だけでなく、根本的な精神についても関心を持っていただければ。

教育全般(国内)

■「子供の声が騒音」とみなす社会に未来は… 急がれる子育て支援 もたつく国 自治体や企業が先行(RKBオンライン)
ですね。

教育全般(海外)

■出生率低下の韓国、都市部に増える「小さな小学校」…3年で11%増(KOREA WAVE)
日本以上に危機的な状況のように見えます。