【教育学でポン!?】2023年6月12日

不快指数の高い日でしたが、非常勤講師を張り切って勤めてきました。
【本日の歩数】9041歩■非常勤講師。

働き方改革

■教員不足は給特法問題だけでない。全員部活化、人材確保法、抑制期に始めた初任者研修、免許取得科目増など(Yahoo JAPANニュース)
こういうふうに概観してみると、教育に対する確固たる定見もなく場当たり的に積み重なった愚策が禍根となっている様子がよくわかりますね。

ジェンダー

■男子にも学年にも影響、高学年「女子」が学級安定のキーパーソンになる訳 関係構築に重要な「受け入れてもらえる安心感」(education×ICT)
学級経営に繊細な気遣いが必要なことがよくわかるユニークな記事でした。個人的に学級経営の本もそこそこ読みましたが、類似の記事に記憶はありません。

学校

■日本PTA全国協議会から退会、生まれ変わった「東京都PTA協議会」の大変化 「会員・非会員の区別なくし会費もなし」の本意(education×ICT)
俯瞰的に考えると、「ピラミッド型(あるいはツリー型)」の官僚組織が20世紀という時代に噛み合っていたのに対し、21世紀は「リゾーム型」が相応しいということかもしれません。

■会津若松の湊小、中を義務教育学校に 24年4月に開校へ(福島民友新聞)
義務教育学校という制度が地域の生き残り戦略と密接に関わっていることが伺える記事でした。

教育全般(国内)

■100年前に手話教育を守ろうと奮闘した校長先生の物語 映画「ヒゲの校長」札幌で上映会(HTB NEWS)
記事内で「口話法」となっている概念は、私は「視話法」と呼んできました。電話を発明したベルが開発したもので、明治初期に伊澤修二が習得したことで日本にもたらされます。その流れに対抗した教育者の記事でした。

■とにかく子どもたちが思い切り体を動かし、遊ぶこと。滋賀大学「放課後あそび場プロジェクト」の先進性(Spportunity)
かつては放っておいても子どもたちは夕暮れまで遊びまくっていたものですが、地域共同体が衰退して場所もなくなってしまった以上、人工的に機会を用意していくしかありません。

■8年間で参加校が20倍超 “勝利至上主義”から脱却へ…高校野球で拡がるリーグ戦の気運(Full-Count)
まあ高校野球の場合は、トーナメント方式かリーグ戦方式かという形式は問題の本質ではなく、「見世物」になっているところが決定的な問題のような気はしますが、こういう試みから時代に相応しい形が生まれてくるのかもしれません。

教育全般(海外)

■中国人受験生が日本の名門大学に殺到。「あまりにも努力が報われない」中国の入試事情とは(週刊SPA!)
国際的にも「教育のサービス化」が進行していることがよく分かる記事でした。

■制作者として、教師として、美術史に残るその軌跡。「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」がDIC川村記念美術館で開催(美術手帳)
バウハウスにも関わる展示のようです。