鵜殿篤 のすべての投稿

【教育学でポン!?】2022年8月21日

出光美術館で開催中の「生誕150年 板谷波山─時空を超えた新たなる陶芸の世界」を観てきました。せっかく一週間ほど前に下館に実習巡回指導に行ったんですが、その時は月曜日だったから板谷波山記念館が休みで残念でした。写真は出光美術館9階から見下ろした江戸城。真ん中にあるのが桜田門。ついでに銀座を散歩。
【本日の歩数】8364歩■日比谷→有楽町→銀座。

働き方改革

■「先生って非常勤?」 値踏みされ、舐められる教師たち(キャリコネニュース)
要は「教育の専門家」として尊敬されていないということですが、意図的に教師から力を奪ってきたのが政治家と官僚です。

ICT

■中高生のオンライン授業経験率、私立が国公立を約25%上回る(こどもとIT)
■オンライン授業、中高生が感じた不満「人間関係が築きにくい」を上回った問題点は?(大人んサー)
学生たちに直接話を聞いている感じでは、学年ごとに受け止め方が大きく違っている印象です。

夏休みの宿題

■「夏休みの宿題は“親の宿題”ではない!」 手伝って当たり前の風潮に物申す父親に、論語パパが回答(AERA dot.)
手伝うことそのものが悪いのではなく、評価を上げようと画策するのが悪いのでしょう。

■夏休みの宿題「終盤にまとめてやる派」わずか7.2%…今の子どもたちは「早く終わらせる派」が多数…!?(Tokyofm+)
私は終盤にまとめてやる派でしたよ。

幼児教育

■無園児の保護者、孤独感43% 若い親で高く、NPO調査(共同通信)
意図的に通わせていないケースもたくさんあるわけですが、これはそうではなさそうなケースで、専門家の手厚い支援が必要です。ちなみに意図的に通わせていない場合も、虐待など問題になるケースがあります。

■保育士の収入アップ、公立進まず 補助新制度、東北の申請は1割程度(河北新報)
制度が複雑すぎて、園長先生も全体像を把握できないんですよ。

高等教育

■京大の“無料講義”が存続危機 センター長「教育資産の損失は計り知れない」(ABEMA TIMES)
「知」と「教育」に対するグランドデザインが問われています。

学校

■中学生の保護者が思う部活動のメリット 「人間関係が広がる」「協調性が身につく」「礼儀を学べる」(まいどなニュース)
この程度なら、アルバイトをしても同じ(あるいはもっと)力がつきそうですね。

教育全般(国内)

■宇宙・素粒子・SDGs…小学生のための“専門性”の高いオンライン授業が話題に(現代ビジネス)
■中学受験だけでいいのか…悩む親がいま注目する、最先端のオンライン授業(現代ビジネス)
大人が本気を出した方が、子どもが喜ぶということかもしれません。理論的にはブルーナーの発見学習を想起します。

■「受験も勉強もさせない」超人気塾が育てる「学ぶチカラ」…子どもがとりこになるワケ(FNNプライムオンライン)
これも上の記事と同じ方向を目指している教育機関の記事です。楽しそう。

【教育学でポン!?】2022年8月20日

根津美術館で開催中の「よめないけど、いいね!根津美術館の書の名品」を観てきました。ついでに青山を経由して六本木まで散歩。写真は、かねがね不思議な場所だなと思っている地下鉄乃木坂駅の上の歩道。青山方向から来た自動車がトンネルに入って乃木坂の方に抜けていくのに対し、歩行者は右手に国立新美術館を見ながら六本木へ。写真は乃木坂から西に向いて青山方面を写していて、左に見える建物が日本学術会議。
【本日の歩数】10630歩■原宿→表参道→青山→六本木。

働き方改革

■学校支援スタッフ、大幅増へ 教員負担減、授業に注力―文科省(時事通信)
このお金で正規教員を増やす方がいい気がしますが、財務省が首を縦に振らないのでしょう。

■文化庁、吹奏楽部に特化した支援へ…「地域移行」円滑に推進(讀賣新聞オンライン)
文化部と運動部を区別する合理的な理由はないでしょう。パソコン部や園芸部や手芸部も地域移行したほうがいいかもしれません。

ICT

■小中の英語で先行導入へ デジタル教科書、紙と併用(共同通信)
■デジタル教科書、小中「英語」で先行導入へ…24年度から紙と併用(讀賣新聞オンライン)
確かにデジタル教科書といちばん相性がいいのは英語かもしれませんが、それは単に「マルテメディア」というだけであって、ICTに本来期待される威力とは別のものです。

夏休みの宿題

■夏休みの自由研究、県庁職員がお手伝い 子どもも職員も学びある機会に(京都新聞)
■自由研究お助けします 図書館で司書がサポート(AGARA紀伊民報)
■夏休みの自由研究2022は高度化と多彩化におじさん驚愕、動画制作にポケモン図鑑も(DIAMOND online)
学校の教員や保護者以外のおとなが子どもの教育に関わる機会として、夏休みの宿題の存在意義はあるかもしれません。

不登校

■グレーゾーン?ギフテッド?「不登校」が頭によぎったら知っておきたい“選択肢”と伝えたい“大切な言葉”(文春オンライン)
学校という制度そのものが機能不全を起こしている疑いが強いのですが、今すぐには抜本的な改革ができないので、まずは選択肢を増やしていくしかありません。

学校間接続

■試験がもたらすのは「英語力向上」か「英語嫌い」か(Yahoo!JAPANニュース)
試験のための勉強で身につけた知識や技術は、剥がれ落ちるのも早いです。

学校

■“学内成績が低迷する生徒=深海魚”個人の努力だけでなく学校の働きかけも重要に 教育経済学者「周りの子と比較せず“過去の自分”から伸びたかを」(ABEMA TIMES)
受験のための勉強に浸かっているとこうなりそうです。

■県立高校再編巡り厳しい声相次ぐ【愛媛】(テレビ愛媛)
いま歴史を断ち切るか、どうしようもなくなって断ち切られるか、どちらかです。未来へ向けての話をしましょう。従来の学校の形にこだわる限り、必ず滅びます。

■エアコン未設置の県立高校、九州残り3県 公費負担進むが…遅れ際立つ県「十分な国の交付金ない」(南日本新聞)
こういうところから私立に差をつけられている印象です。

教育全般(国内)

■安倍氏死去で半旗掲揚「政治的行為でない」 市教育長、教育基本法への抵触否定(河北新報)
教育学的に言えば、子どもの成長とまったく関係ないので、少なくとも教育的行為ではありません。教育的な判断ではなく政治的な過程で決定した行為という意味では、政治的行為で間違いありません。

【教育学でポン!?】2022年8月19日

実習巡回で群馬県の大胡に行ってきましたが、大胡城はもう2回行っているので、脚を伸ばして膳城と山上城にアタックしてきました。山上城は単純な連郭式の縄張ではありますが、なかなか凄い城跡です。気温は高かったものの、秋を感じる空気になっていました。
【本日の歩数】14493歩■赤城山麓を闊歩。

働き方改革

■社説:教員の勤務状況 過酷な実態放置するな(京都新聞)
ですです。

ICT

■教育DXの最前線を知る、「EDUtech Japan 2022」が8月24日・25日開催(こどもとIT)
来年度はICT授業担当だし、これは見ておくのかなあ。
▼EDUtech Japan 2022

COVID-19

■東大生、コロナで留年「不当」 取り消し求め提訴 東京地裁(時事通信)
■コロナで授業欠席、留年の東大生が提訴「過失がないのに教育の機会奪われた」(弁護士ドットコムニュース)
事実がどうかは分かりませんが、東大が下手を打ったことだけは間違いなさそうです。

夏休みの宿題

■夏休みまもなく終了…宿題は終わった?元小学校教員が教える読書感想文のコツ(ATV青森テレビ)
「これで書けるなら苦労しないよ」と子どもは言いそう。

■夏休みに需要増「宿題代行サービス」の是非…「頼もうかな」と考える親に伝えたいこと(大人んサー)
需要あるところに供給あり。ならいっそ、需要をなくしてしまえばいいかもしれません。

学校

■県立学校再編 “統合”の松山南高砥部分校の存続求め町議会に請願 知事「生徒ファーストで」【愛媛】(テレビ愛媛)
だとすると、現在のままの学校概念で進めば存続はあり得ないので、学校の概念そのものを根本から変えていく覚悟が必要です。

■廃校となった中学校がおもしろオフィスビルに大変身!! 鹿児島県錦江町(鹿児島テレビ)
廃校した後とは言わず、最初からいろいろなものが学校と一体化してもいいのに、と思わなくもない。

■“児童のケアを”スクールカウンセラーを派遣(KYT鹿児島読売テレビ)
大人にもショックな事故だったと思います。

就学前教育

■日の出町「森の教室」 閉園を知った保護者ら「未来へ残したい」と運営を引き継ぐ(西多摩経済新聞)
「共同子育て」です。こうやって自発的に公共性が立ちあがっていくのは、子どもにも保護者にも社会にも良いことです。

高等教育

■どうなる京都大学のユーチューブ講義 10万人登録も廃止方針、研究者反発(京都新聞)
現場を知っている人が意志決定の過程に関われているかどうかがポイントなんでしょう。

教育全般(国内)

■EXIT兼近「“年上世代を支えるために子どもが必要”って言われるのはすごい嫌」 少子化を食い止めるには? 岸田内閣最年少・小倉少子化担当大臣に聞く(ABEMA TIMES)
子どもにかけるお金を増やすのは大事ですが、新自由主義的な傾向が続く限り、じり貧です。

【教育学でポン!?】2022年8月18日

暑さを理由に家の外に出なかったせいか、少々体重が増えてきた気がするので、反省する。
【本日の歩数】1733歩■引きこもり。

働き方改革

■「シズカツ」で部活動の充実や教員の負担解消を 中学校の部活動における新たな施策とは 静岡市(静岡朝日テレビ)
総合教育会議の記事でした。

夏休みの宿題

■「夏休みの宿題はなぜ必要なのか」校長先生に直接聞いてみた 香川(KSB瀬戸内海放送)
「前例踏襲」とは言えませんから、こうなりますね。

■夏休み終盤…残った宿題をみんなで追い込み! 小学校が教室開放 大学生や保護者がサポ―ト(長野放送)
■高校生が小学生の宿題サポートで大活躍! 唐津西高校ボランティア部 【佐賀県唐津市】(SAGA TV)
みんなで一緒にやれば、はかどります。

不登校

■不登校の子の自立支援「加納ちゃん先生」第二の教員人生、若き日の悔い胸に 西濃学園(岐阜新聞Web)
不登校特例校の記事です。

■「せっかく進学校に入ったのに」と涙ぐむ母…不登校の高1男子を変えた副担任とのお弁当(yomiDr.)
副担任の先生はとても立派ですが、お母さんのカウンセリングが伴わないと元の木阿弥になってしまう気もします。

学校

■学校は、ちゃんとしすぎちゃいけない。「足し算」よりも「引き算」の発想で教育を変えていく(Yahoo!JAPANニュース)
言いたいことそのものは分かりますが、しかし公教育を緩くすると、私立学校へ進学する子どもが増えるだけです。教育だけ変えても、社会全体が変わらないと、もっと酷いことになります。そして教育を変えれば社会が変わるなんてことは、ありません。

■学校給食費の無償化は実現できるの?(ファイナンシャルフィールド)
給食の教育的効果について一切考慮せず、表面的な数字だけで判断するとこうなるという記事でした。

■すべて公立でも「子ども1人に800万円…」教育にお金を出す余力もない、日本に漂う絶望感(幻冬舎GOLD ONLINE)
「自分さえよければそれでいい」という新自由主義を突きつめていった結果が、これです。

■学力テスト数学「全国トップ級」になった秘密 岐阜・本巣市、特別講座や知育で意欲向上(岐阜新聞Web)
学力テストの結果に一喜一憂せず、腰を据えて取り組んでいってほしいです。

教育全般(国内)

■「日本の劣化」を食い止めるカギは「森のようちえん」にある!?  宮台真司×おおたとしまさ(集英社オンライン)
■「メタバース」がもつ意外な危険性と「森のようちえん」の効能 宮台真司×おおたとしまさ(集英社オンライン)
■幼児教育のムーブメント「森のようちえん」が持つ真の社会的意義 宮台真司×おおたとしまさ(集英社オンライン)
初っぱなから末尾まで宮台節が炸裂していて、対談と言いつつ、おおた氏は合の手を入れるだけになっております。それはともかく、教育学的に言っても、森のようちえんの実践は極めて重要です。

教育全般(海外)

■ウクライナの学校、41%が9月授業再開の準備整う 教育相(CNN)
戦争の最中だろうが何だろうが、子どもは刻一刻と成長します。

【教育学でポン!?】2022年8月17日

自宅近くの喫茶店に入ったら、外観からは想定できないくらい良い雰囲気でした。引っ越してから今まで使わなかったのが勿体ない。
【本日の歩数】3247歩■近所にお買い物。

働き方改革

■中学校の部活動からスポーツクラブへの移行が家計に与える影響は?(ファイナンシャルフィールド)
これまで教員のボランティアに依存してきたこと自体がおかしいことは共通理解にしていただくとして。しかし家庭負担が増えるのもおかしいとなれば、社会全体で負担するという答えしかありません。東京オリンピックにあれだけのお金を投入できたのであれば、子どもの部活動のためにもお金を投入できるはずです。

ICT

■小中学校で導入進む「デジタルドリル」夏休み宿題にも 個々に合わせ変わる学習(MBC南日本放送)
子どもも親も教師も喜ぶのだから、三方ヨシで、これでいくしかないのでしょう。

■QubenaがMEXCBTと連携、学習eポータルとしてサービス提供開始(こどもとIT)
このプラットフォームを制したら天下を取れるという感じになってるの? それとも局地戦?

夏休みの宿題

■「読書感想文」「自由研究」…夏休みの宿題が片づかない!10代の声と“できなかった”言い訳(Tokyofm+)
■30人の定員が募集開始日に埋まる人気 大学生が小中学生の宿題をお手伝い 香川(KSB瀬戸内海放送)
■伝統工芸・自由研究テーマ・読書感想文…まだ間に合う!夏休みの宿題を片付けるコツ(NBC長崎放送)
そろそろ始めないと終わらないよ~

不登校

■「小学校がクソなんだ」不登校をめぐり小5の娘と壮絶バトルを経た母の「結論」(現代ビジネス)
■中学生の7~8人に1人は不登校傾向…「引きずって学校に行かせる義務はない」理由(現代ビジネス)
学校を含めた社会全体が機能不全に陥っていることは多くの人が気付いているのですが、でもどうすればいいかは誰にも分からないという。まずは選択肢を増やしていくしかないのでしょう。

学校

■秋田県への小中学生向けの「国内留学」問い合わせ殺到!留学で学べる全国学力調査トップレベルの秋田流授業とはいったい?(TBSテレビ)
教育そのものが「資源」になるという時代が来ております。

高等教育

■査読論文なしで教授職に… 大学教員たちから噴出する「実務家教員」への懸念(マネーポストWEB)
フンボルト理念の大学という観点からすれば迷惑千万なのでしょうが、実際のところこれが時代のニーズだとすれば、対応するしかありません。

教育全般(国内)

■「こども保険」に反対する(Yahoo!JAPANニュース)
なるほど。

■子どもがすぐに「ググる」のはダメなのか?(Newsweek)
ガート・ビースタの言う「中断の教育学」にも通じる考えです。子どもの方の都合次第で、親が描いたストーリーを「中断」する勇気が大切です。

教育全般(海外)

■大学の「宗教授業」増加 タリバンが義務付け アフガン(時事通信)
教育的な効果はなく、押しつけている人々の自己満足に過ぎないので、バカバカしいことです。