【教育学でポン!?】2021年3月20日

春分の日でした。月曜日にならない祝日のうちの一つですね。

プログラミング教育・ICT

■2週間で授業一変「奈良市GIGAスクール」の全貌 奈良県内の連携で「3カ月200回の研修」も実現(education×ICT)
ICTが学校で具体的に活用される様子と、その背景が分かる記事です。

■【GIGAスクール対談】奈良県 小崎氏 × つくば市 中村氏(前編)――「授業で使う端末はどのOSでもよい。学びで何を達成するかの議論が重要」(教育とICT Online)
けっこう生々しい話で、おもしろく読みました。個人的には、端末レベルではOSがなんであろうがもはや関係なく、ブラウザが起動すれば問題ないように思っています。

■教育データの利活用は夢か現実か【第3回】思っていたより遠い個別最適化学習への道のり(教育とICT Online)
一段階先の話に入っています。これまでは端末の整備で精一杯でしたが、今後はこういう話を詰めていく必要があるでしょう。

■特別座談会 第3回「ウィズコロナ時代のICT活用教育」 シリーズ企画:これからの子供たちのためのICT活用教育(教育とICT Online)
前向きな話でした。遅れている自治体との格差がどんどん広がっていきますね。

■日本のデジタル化障壁は長期雇用モデル前提の教育システムにある――AWS 6か国の労働者スキル分析レポート(こどもとIT)
耳が痛いところですが、直視しましょう。

■マイクロソフトが無償授業教材「Hacking STEM」日本語版を提供、オンラインセミナーは3月27日開催――Japan EduDay: AI時代の教育に向けたSTEM教育の取り組みと探究型授業パッケージ「Hacking STEM」(こどもとIT)
さあ、大資本によってどんどんフロンティアが食い潰されていきますよ。

教育全般(国内)

■公立初「イエナプラン教育校」に移住者も集う訳 福山市立常石小「異年齢集団教育」の成果(education×ICT)
取組みに注目していきましょう。しかし一方で、いろいろな噂がやたらと伝え聞こえてくる福山市教育委員会の動きにも注目しましょう。

■子供たちは「おもちゃなし」で20万年間やってきた 子供を褒めない、怒鳴らない。世界を旅して見つけた“より良い”子育て(COURRiEER JAPAN)
言いたいことは分からなくもないですが、しかし資本主義的生産様式(つまり賃金労働)が「家族」というものを「再生産の基本単位」として切り分け、地域共同体の公共性を分断する役割を果たしている限り、子育てや教育だけが公共性を取り戻すなんて都合の良いことは起こらないでしょう。

■二宮町の小中一貫教育、開始を1年先送りに 授業研究を継続(カナロコ)
苦労されているようです。小中一貫教育は、戦後六三三制を覆すような制度ですから、そう簡単には現実に馴染まないでしょう。

■「カステラを包丁で切ったことがない子」は小4以降に勉強でくじけやすい 感情を動かす「なるほど体験」の効果(PRESIDENT Online)
学校で学ぶ知識というものは「他人の経験が圧縮されたもの」であって、自分のOS上に「展開」するためのコーデックがないと、ただのノイズです。「経験」が豊富ということは、「圧縮された他人の経験」を展開するためのコーデックがたくさん揃っているということです。ですので、文化資本が多い家庭に育つと学校の成績は上がりやすいわけです。

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