「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2020年4月23日

入学時期を世界基準の9月に変えてはどうかと主張し始める人が増えてきましたが、「教育学で、ポン!?」で最初に捉えたのは3月26日です。その前から主張している人も、けっこういそうです。

コロナウイルス

学習塾の自粛で“居場所”失う子たち(THE PAGE)

近世の日本には「若者組」という組織があって、男子は15歳くらいになったら実家を離れ、「若者宿」で集団生活しながら、人生に必要な知識と知恵と経験を身につけていきました。日本ではもともと「家庭教育」はさほど期待されておらず、「社会教育」に重点が置かれていました。
ということを、この「学習塾」の記事で思い出します。この学習塾は、実は現代の「若者宿」のような機能を持っているのかもしれません。家庭でもなければ学校でもない「第三の場所」を、多くの子どもが必要としています。

オンライン授業

水戸市、小学生対象に授業動画を配信 分かりやすさ追求 新型コロナで休校中(茨城新聞クロスアイ)

教育委員会単位で動画を作成する動きが強くなっています。小中学校は、これでいいと思います。文科省が手を出すところではありません。文科省がやるべきことは、動画を作成することではなく、各教育委員会が動画作成をできるように適切な支援をすることです。特に人と金。

新型コロナ危機で、オンライン教育は現状を変革する力になるか(Forbes JAPAN)

マクルーハンから予測されていたことです。この30年間でゆっくりと変化を続けてきましたが、いよいよパラダイムシフトの予感がしてきました。

オンライン授業で意外な発見「教室では発言しない生徒が…」(tssテレビ新広島 ※映像と音声が流れます)

ここに見られるのが「メディア=媒体が変わる」ということの効果です。

休校中の米国で進むオンライン授業 「バーチャル休み時間」で家庭学習は乗り切れるか(THE ANSWER)

なるほど、「バーチャル休み時間」ですか。いいことを聞きました。これは真似しよう。

休校対応で幼児教育にもデジタル活用、配慮するポイントは? 実践中の先生に聞く(EdTechzine)

幼児教育にもオンライン教育ですか。できるものなんですね。

ブロトピ:今日の学問・教育情報

【教育学でポン!?】2020年4月22日

「真綿で首を絞められる」という日本語をしみじみと理解できるチャンスと捉えてみる。

コロナウイルス

学校に「あれやれ、これやれ」と細かく注文を付ける文科省の矛盾【前半】(妹尾昌俊)
学校に「あれやれ、これやれ」と細かく注文を付ける文科省の矛盾【後半】(妹尾昌俊)

御指摘の通りでしょうね。文科省が現場に対して細かい指示を出して、忠実にやらせるだけなら、べつに教員免許なんて必要ありません。アルバイトにやらせればいいだけです。
文科省は、文科省にしか任せられない重要な仕事をしっかりやっていただきたいところです。たとえば教員免許更新制の廃止とか。

コロナ休校で高校生がつぶやいた『9月新学期論』、実現するとどうなる?(週刊女性PRIME)

たとえば文科省にしかできない仕事とは、こういうことです。

吉村大阪府知事が小中高校夏休み短縮の意向。「夏休みや土日を使って、学力の取り戻しをしたい」(スポーツ報知)
小中学校の夏休みゼロ、市長「早い時期の宣言で保護者らに覚悟を」…兵庫・小野(讀賣新聞オンライン)
〈新型コロナ〉香川県教委「夏休みなどに授業を行う可能性」示唆 ハード面の整備などが不十分 オンライン授業実施は考えず(KSB瀬戸内海放送 ※映像と音声が流れます)

文科省が決断できないとなると、各自治体は既存の枠組みの中で仕事をせざるを得ないので、こうするしかありません。

オンライン授業

明治学院大、学生全員5万円支給 遠隔授業のPC、通信環境整備に(共同通信)

惚れてまうやろ。

学校の授業動画向け自動編集アプリ 教員の動きに追従、ファイルサイズ削減も(ITmedia NEWS)

授業支援ソフトがこれからどんどん出てくるのでしょう。ありがたいことです。

教育全般

いじめや不登校の元凶:同質性を求める学校システムを問い直す(nippon.com)

御指摘、ごもっともです。ただし、私が改めて指摘するまでもないことではありますが、教育だけを変えようと思ってもうまくいかないことは、過去の経験から明らかです。日本社会が多様性を許容できない限り、教育だけが独立して多様性を打ち出すことはそうとう困難です。少しずつ地道に、しかし着実に良くしていきましょう。

ブロトピ:今日の学問・教育情報

【教育学でポン!?】2020年4月21日

家族と電話して「声が枯れてる。コロナか?」と心配されましたが、オンライン授業の音声収録で頑張っちゃったせいなのでご安心下さい。

コロナウイルス

新型コロナウイルス感染症対策にかかる学校をサポートする人材確保における退職教員の活用について(依頼) (文部科学省事務連絡)

教員免許が必要ない場合があると明記していることは、注目点かもしれません。「別添」として文科大臣のメッセージがついて、周知を呼びかけていることも、異例です。前例のない事態に突入している感じがひしひしと伝わっては来ます。
であれば、この機に教員免許更新制度を廃止する決断をしてはいかがだろうか、と思います。文部科学省の決意がどれほど固いかを示すメッセージとして、これほど教育関係者の心に響く施策はなかなかないと思いますよ。やめるだけですから簡単ですし、細かい指示を出しまくるよりも一発で現場の信頼を勝ち取れること請け合いです。

コロナ禍で露わになった「リーダーシップの欠如」。“決断”できない人材を生む日本型教育の致命的な問題(REALSPORTS)

勉強不足の内容でした。「「寺子屋時代」からほとんど変わっていない「学校教育」」と書いてありましたが、唖然とするほど変わっていますよ。教育が変われば社会が変わるというのは、ありがちな幻想です。社会が変わらなければ、教育は変われません。寺子屋と学校教育がまるで違うのは、社会がまるで違うからです。
まあ、まずは文部科学省が「決断」を示してもらえれば、変われるかもしれませんね。

オンライン授業

高知県教育委員会も「オンライン授業」へ(テレビ高知 ※映像と音声が流れます)

一定の割合を超えると、それまで躊躇していたところも掌を返し、雪崩を打ったように全国的に広がります。

教育全般

「魅力的な授業」は成績アップに逆効果? 研究結果に賛否両論(GetNaviweb)

そもそも雑談やジョークの多い授業を「魅力的な授業」とは呼んではダメでしょう。知的関心に訴えているかどうかを基準にして下さい。

ブロトピ:今日の学問・教育情報

【教育学でポン!?】2020年4月20日

医療崩壊に荷担しないために、普通の病気や怪我をしないように心がける毎日。

コロナウイルス

全国一斉休校は「愚策」だと今も思いますか?…元文部官僚・寺脇研氏にあらためて見解を聞いた(まいどなニュース)

終始一貫して、教育行政は地方分権と主張しているのは、その通りでしょう。とはいえ現在は、地方教育行政で何とかできる段階(休校措置などの行政判断)をとっくに超えて、本当は中央省庁としての文部科学省の決断力(学校教育法や教員免許法に関わる法的判断)が問われている段階ですが、動きがありませんね。

「学校も塾も休みで困る」と嘆く親たちが見落としていること(PRESIDENT Online)

子どもの家庭学習を支えるための、具体的なアドバイスです。理に適っているように思います。

臨時休校長引く中…専門家に聞いた「自宅で子どもに勉強をやる気にさせる方法」(メーテレ)

上の記事よりは抽象的なアドバイスですが、まあ、その通りではあります。

「ポスト・コロナ時代に学校はどうあるべきか」を考えるWebセミナー、4月23日に開催(Impress Watch)

日本マイクロソフト主催。おもしろそうなので申し込み登録しようと思ったら、開始30分前にしろと出て弾かれました。ちょっと分かりにくいよー

オンライン授業

新潟県内の学校で『オンライン授業』広がる(テレビ新潟)

こうやっていろんなところが始めると、理屈をつけてやろうとしなかった教育委員会も慌てて始めようとしますよね。

教育全般

ゆとり先生の教育提言(3) 「18歳成人」高校生はどう考える?(THE PAGE)

「おとなになる」とはどういうことか、高校生たちには様々な角度から考えてもらえればと思います。

ブロトピ:今日の学問・教育情報

【教育学でポン!?】2020年4月19日

NHK教育『日曜美術館』が疫病対策特集の中でアマビエブームを解説していて、おもしろく見ました。

コロナウイルス

さらに過酷なミッションを教員に押しつける文科省(BEST T!MES)

文科省からは、緊急時にこそ必要な、思い切った、未来志向の、前例のない、斬新な、そういう施策がなかなか出てきませんね。平常時のようです。
文科省に期待されているのは、宿題の出し方とか電話のかけ方とか、現場の教師への具体的な指示なんかではありません。そういうものは現場を一番よく知っている教師に任せておけばいいのです。
文科省に期待されているのは、免許更新講習を中止するとか、介護等体験を中止するとか、教育実習をどうするかとか、そういう中央省庁にしかできない法的・制度的な決断です。前例のない事態で大変だろうとは推察しますが、持ち場に相応しい仕事をしてください。

新型コロナ禍で注目も オンライン授業の陰にちらつく学生間の厳しい経済格差(ulm)

御指摘の通りです。大学教員としての私ができることは、まず自分自身の授業で格差を広げないような工夫をおこなうことです。みんなで知恵を出し合っていきましょう。

学習の遅れどう補う… 新型コロナで長引く休校 複数単元まとめ、行事取りやめて授業(神戸新聞NEXT)

その場しのぎの対策ではありますが、この場はしのがなくてはなりません。

オンライン授業

水戸市教育委員会がオリジナル動画教材配信 休校支援の一環で(みんなの経済新聞)

こういうふうに、教育委員会単位で授業動画を用意して、教員は個々の子どものサポートをするのが、現実的なやりかたのように思います。(※コメント欄で誤解している人もいますが、こういうものは文科省の仕事ではなく、教育委員会の持ち場です。)

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