「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2021年9月12日

副反応も引いて、あとは抗体ができるのを待つだけ。引き続き感染対策はしつつ、人口密度の低いところに紅葉くらいは見に行ってもいいですかね。
【本日の歩数】1482歩■やはりワクチン副反応を警戒して引きこもり。

COVID-19

■高校入試で配慮せよ、文科省通知5つのポイント #自主休校 #念のため欠席 #内申書支配 はどうなる?(末冨芳)
内申書で子どもをコントロールせよとは、学習指導要領には一言も書いてないんですよね。学校の文化や慣例の問題です。
▼令和4年度以降の高等学校入学者選抜における更なる配慮等について(文部科学省)

■デルタ株蔓延で進む校内の分断 親が登校派と休校派に分かれて互いを罵倒も(NEWSポストセブン)
もともと保護者は、たとえば宿題の可否などの教育方針に関して分断していました。しかし教育熱心な親は「中学受験」等の選択があることを念頭に、教師に対して何らかのアクションを起こすことをしてこなかったわけです。コロナに関しても、保護者のほうに「選択肢」があれば、あえて教師に対して何らかのアクションを起こすことはありません。保護者に選択肢があるのが良いか悪いかは別として。

不登校

■子どもの居場所「コロナ禍で必要性増す」 開設5周年、小山のフリースクール(下野新聞SOON)
記事内の「制度的な追い風」とは、教育機会確保法のことです。

教育全般(国内)

■昭和の小学校に必ずあった「飼育小屋」が知らぬ間に姿を消したワケ(ulm)
近所の小学校では山羊を飼っていますね。牛を飼っている長野県の学校を見学したこともありました。教育学的に言えば、動物を飼うということを一律に推奨するのではなく、「学校の目標」に照らして意味があるかどうかを説明できるかどうかが大切になります。飼育小屋が存在すること自体ではなく、その存在意義を言語化できることが重要です。

■外務官僚のキャリアを捨て沖縄に学習塾を開校 「子どもたちに逞しく生きる考え方を伝えたい」教育にかける思いの原点は(沖縄テレビ)
誠実な人柄が伝わってくるような記事でした。応援したいです。

【教育学でポン!?】2021年9月11日

昨日ワクチン2回目の接種をしまして、今朝は発熱39度の副反応が出ました。解熱剤を飲んだらありがたいことに熱はすっと引きましたが、せっかくなのでずっと寝てました。
【本日の歩数】117歩■ワクチン副反応を警戒して引きこもり。

COVID-19

■振り回された教育現場 検証「五輪パラ・学校連携観戦」(NHK)
現場から行政トップに対する不信感はもともとありましたが、これによって増幅したのは間違いありません。

いじめ・不登校

■「クラスメイトから無視され自己嫌悪になった」丸山礼さんが若者の“お悩み相談“をする理由 #今つらいあなたへ(Yahoo!ニュースオリジナルVoice)
担任の先生には傾聴の姿勢が欠けていましたね。

■教室に入るのが怖い…「誰とでも仲良くするいい子」が高1で突然、不登校になった理由(yomiDr.)
この子は症状が表に出て救われましたが、「他人に迷惑をかけるな」と言われて育つ日本の子供は、多かれ少なかれこういう傾向を持っているように思います。

給食

■「完全給食」実施表明 横浜・山中市長、ハマ弁から切り替え(カナロコ)
今年「ハマ弁」の改革をしたばかりですが、うまくいっていないのか。

■学校給食 アレルギーあっても安全に楽しく 先進事例は…課題は…(静岡新聞)
学習のほうで「個に応じた対応」を求めるなら、健康のほうはより一層「個に応じた対応」が必要になりますよね。

教育全般(国内)

■【教員免許更新廃止】実践に生かせる制度を(福島民報)
制度としても変でしたが、強制しないと教員が学ばないだろうと政府側が思い込んでいることに、モニョるわけです。

教育全般(海外)

■アマゾン、従業員の大学授業料を全額負担へ(cnet Japan)
教育に金をかける企業や国は、発展しますね。

■中国式「ゆとり教育」、9月に実施始まる(AFP BB News)
まあ、抜け駆けする人が続出し、政策は画餅と化すでしょう。

■職業教育の国際化進む中国 日本との提携に意欲示す(AFP BB News)
日本はだんだん内向きになってきている気がしますが、さてはて。

【教育学でポン!?】2021年9月9日

若い学生たちのエネルギーとポテンシャルに感心した一日でした。
【本日の歩数】5044歩■自宅と大学を往復。

ICT

■《来年4月から》都の高校生のパソコン1台8万円は保護者負担? 小中学生より値段2倍のナゾ(文春オンライン)
悩ましい状況なのはよく分かるのではありますが、そもそも教育にかける公金が少なすぎるのが根本的におかしいのではあります。

COVID-19

■子どもの感染者が増えても「全国一斉休校」しないのはナゼ?「昨年の判断は最悪の選択肢だった」と専門家(AERA dot.)
確かにシロウトの思いつきで現場が右往左往させられるのは勘弁して欲しい、というところ。

学校

■高森高校に関する連携協定を締結(コアミックス)
■「お前はまだ死んでない」定員割れ県立高、起死回生の漫画学科設置へ(朝日新聞DIGITAL)
■高校漫画学科、全国初設立へ 高森高と高森町が出版社と協定(熊本日日新聞)
■熊本の県立高校にマンガに関する学科設立、コアミックスが授業や設備面で協力(コミックナタリー)
何もないところから降って湧いた話ではなく、もともとマンガ関連民間企業と自治体が提携を結んでいて、その一環としての取り組みということのようです。民間企業・自治体・学校の三位一体が成功するかどうか、注目しましょう。

教育全般

■自然・文化体験多い小学生、高校生で自尊感情高まる 文科省調査(朝日新聞DIGITAL)
相関関係と因果関係を混乱させようとしている典型的な書き方になっています。眉に唾をつけましょう。果たして「自然・文化体験が多い」から「自尊感情が高い」のでしょうか????

■授業任すなら「直接雇用」に 大阪大の非常勤講師訴え 文科省も調査(朝日新聞DIGITAL)
注目しましょう。単に「非常勤」なのが問題なのではなく、フリーランスへの請負という形態の是非が問題となります。

■免許更新の次の切り札? 文科省要求「教員の研修履歴管理システム」とは何か(大人んサー)
子ども向けにポートフォリオを整備するのと並行して、教員にもポートフォリオを作るという。民間教育産業がここぞとばかりに参入してくる阿鼻叫喚の未来が見えますが、果たして文科省の目論見通りに機能するか。

■大学研究室がフリーアドレス化、「まるでカフェ状態」教員が怒りの法廷闘争へ(弁護士ドットコムニュース)
教育・研究環境としては酷いわけですが、法廷では必ずしも教育・研究環境を尊重してくれるわけではないという。続報を待ちましょう。

■JR衣笠駅徒歩1分、子どもや若者に居心地良い「図書館」(カナロコ)
衣笠城を見学しに駅に降りたことがありますが、地域交通の要衝で、かなり賑わっている商店街でした。第三の居場所として機能するといいですね。

【教育学でポン!?】2021年9月8日

荻野吟子について詳しくなりました。
【本日の歩数】10230歩■熊谷を散歩。

ICT

■ICT使う学び模索 タブレット端末で授業 矢沢中 GIGAスクール構想(岩手日日新聞社)
記事を見る限りではまだ受け身の使い方なのですが、子どもたちが創造性を発揮する段になってICTの本当の威力が見えてくると思います。

いじめ

■「いじめられる側にも問題がある」が間違っている理由。コロナがいじめの種とならないために 「親切」の先には、自分以外の他者がいる(婦人公論.jp)
これまでの知見を踏まえて、大切な話をしています。繰り返し発信していく必要がある内容です。

不登校

■「学校へ行きづらい」と感じる子供たちに 「居場所」を提供・宮崎県(mrt宮崎放送 ※動画あり)
家庭や学校以外の「ナナメの関係」は、とても大切です。大人全体で子どもの成長を見守っていきましょう。

教育全般(国内)

■格差拡大、貧困増大…それでも「若者の生活満足度」が高いこれだけの理由 若年層に拡がる「宿命論」的な人生観(現代ビジネス)
■「親ガチャ」という言葉が、現代の若者に刺さりまくった「本質的な理由」 若年層に拡がる宿命論的な人生観(現代ビジネス)
現代の日本の環境が2000年前のローマ帝政期と似ている(物質的繁栄の末の退廃と行き詰まり感)として、それに対応する知恵としてストア派が説得力を持ったのと状況は似ているか。

■誰にも悩みを相談できない日本の子どもたち(Newsweek)
なんとなくそうだろうという印象はありつつ、数字で出てくると日本の突出っぷりは圧巻ですね。

教育全般(海外)

■中国、オンラインなどでの家庭教師を禁止(REUTERS)
案の定、モグラたたきが始まりました。が、やはり現実の根っこのほうが変わらない限り、表面的な現象をコントロールしようという欲望は無駄に終わるでしょう。

■再開のアフガンの大学、講義室中央にカーテン 女子学生席を厳密分離(REUTERS)
既存文化と人権理念の衝突、悩ましい問題です。実は日本でも同じような課題をまだ抱えていることは認識しておいていいでしょう。

【教育学でポン!?】2021年9月7日

ちまちま書き貯めている読書感想文が役に立つときもあります。
【本日の歩数】14864歩■烏山を散歩。

ICT

■学校教育のデジタル活用は道半ば 本当の課題は「教師のスキル不足」ではない(妹尾昌俊)
ですよね。

■岩手県盛岡市 中学生が南極とオンライン授業(テレビ岩手 ※映像あり)
技術はこういうふうに使いたいですね。

校則

■「中学校の校則、髪形が厳しい」「時代に合わせて変化を」 長崎県内も見直し進む(長崎新聞社)
校則が厳しくなったのは、安倍政権以降の「ゼロトレランス」の影響も大きいところです。

学校

■県と相模原市が「夜間中学」で協定締結(tvk ※映像あり)
日本全国で夜間中学の設置が急速に進んでいます。

教育全般(国内)

■公立高校の教師が漫画を出版できないナゼ? 東京都教育委員会が不許可で裁判沙汰(日刊ゲンダイDIGITAL)
悪しき前例主義による思考停止。でなければ、他に何か理由がありますでしょうかね。

■自民党総裁選は子ども置き去り?#子育て罰 候補は誰だ?#子ども基本法 #子ども庁 どうなる?(末冨芳)
一国民には関与できるところがないので、生温かく見守るしかないわけですが。

■子どもがなわとびが苦手、どうすれば? 跳べる子に変えるプロ講師に聞いた(ほとせなNEWS)
「跳ばないなわとび」という指摘が重要です。「自転車に乗る」も同じなのですが、技術的には、手と足を同時に動かすのが難しいのです。まずは片方ずつできるようになると、だんだん同時に動かせるようになっていきます。縄跳びに関しては、「回す」と「跳ぶ」を別々にトレーニングするのがよいということになります。

■勉強量が増える3歳~6歳…親の声がけ「できるよ!」は絶対NG(幻冬舎GOLD ONLINE)
教育学の観点から言えば、議論の前提が間違っています。そもそも勉強量を増やすのがNGです。早期教育に躍起になっても、いいことはあまりありません。

教育全般(海外)

■校庭で政治の話をしよう。コンドームをどうぞ。ノルウェー高校の模擬選挙「選挙広場」とは?(鐙麻樹)
マネするかどうかは別として、こういう国もあるんだってことは知っておいていいでしょうね。

■世界の子ども約10人に1人、児童労働者数が増加 月収5千円「最低賃金の半分」の子も(AERA dot.)
厳しい現実です。まずは目を背けず、しっかり現実を認識していきましょう。

■黒人の大学教員が直面する組織的・潜在的偏見(COURRiER JAPON)
日本でも、英語のネイティブというと何故か真っ先に白人を思い浮かべる傾向が。アジア人でも英語ネイティブが多いんですが。