【教育学でポン!?】2021年1月5日

来年度のシラバスを用意し始める。

文部科学省

■小学校、中学校及び高等学校等における教育活動の継続と部活動及び寮や寄宿舎の感染症対策の徹底をお願いします。(文部科学省 ※PDFファイル)
■萩生田文部科学大臣臨時会見(youtube 令和3年1月5日)
学校についての具体的な方針が出ました。全体的に丁寧な説明だったように思います(具体的には、総理大臣の会見より相当マトモに見えます)。PDFファイルには具体的な数字が掲げられて、学校現場で確かに感染事例が少ないだろうことが分からないではありません。文科省の踏み込みとしてはこのくらいで仕方がないので、あとは「地方分権」の精神に基づいて、自治体がしっかり判断していけばよいところです。またあるいは、様々な考えがある各ご家庭のそれぞれの判断を尊重かつ支援できるような体制にもっていけばよいということです。なんでもかんでも文科省に決めてもらって責任から逃れようという体質からは訣別したいものです。
一方「大学入学共通テスト」の実施に関しては文科省が責任を持って決めるところなので、方針が出た以上、末端の現場は粛々と従うしかありませんが、言いたいことはいろいろあります。

COVID19

■心許せる友ほしい 大学1年「オンラインだけでは…」 コロナ下のU22座談会(1)(日本経済新聞)
■大学に入った意味って何? 新入生の自問自答と気づき コロナ下のU22座談会(2)(U22)
これまで見なかったような証言もあって、リアルな気持ちが表現されているように感じました。これを踏まえて来年度の授業を構想しようと思います。

■県立学校の臨時休校が決定(mrt宮崎放送)
■「何もかもが初めて…」感染対策を徹底した推薦入試はじまる 福島県の一部の私立高校で (福テレ)
■名古屋市の小中学校で3学期の始業式 校長あいさつはモニターで(CHUKYO TV)
■ 新様式2021年 オンライン訓示、始業式児童「助け合い大切に」(岐阜新聞Web)
学校で感染事例が少ないのは、子どもがかからないとか偶然とかではなく、現場の先生たちが緊張感を持ってめちゃめちゃ頑張っているからだと思います。おつかれさまです。世間が学校と同じくらい感染対策をすれば、同じくらい抑え込めるだろうと思います。

教育全般(国内)

■4月採用を1月に前倒し 県内の公立初”年度途中”の教員採用 人手不足が背景に【高知】(FNNプライムオンライン)
臨採の人を前倒しで正規採用したということですね。勤務実態そのものは変わらないと思うのですが、民間に流れるのを阻止できるということでしょうか?

■仙台市の小中学校 年度内に学習遅れ解消へ 課題も(KHB)
正確に言うと「学習遅れ解消」したわけではなく、単に「教師が学習指導要領に定められた内容をこなした」ということに過ぎないので、子どもたちに知識が身についたかどうかはまったく別の話になります。

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