「教育学でポン」タグアーカイブ

【教育学でポン!?】2021年9月2日

いろいろな計画が雨のために宙ぶらりん。
【本日の歩数】6707歩■自宅と学校を往復。

いじめ

■1人の子供がいじめられ続けることで、全体の幸せが保たれる社会…「神学」から考える人権(Newsweek)
まあ「神学」というか、確かに中世スコラ哲学は「人間の尊厳」についてかなり突きつめて考えてはいますが。というか、いわゆるリベラルアーツというものが歴史的に神学から切り離されることで成立していった事情をどう考えているんだろうか。

学校

■10代から90代が学ぶ「夜間中学」ってどんなところ?(ファイナンシャルフィールド)
少しずつ一般的にも注目が高まりつつあるように感じます。

校則

■生徒主導で校則見直し 浜松・佐久間中、生きづらくない環境へ議論(静岡新聞)
生徒主導で議論を進めているのが心強いです。

教育全般(国内)

■「“多様性”から取り残されているんじゃないかな」…100人に1人の割合なのに理解されず、“隠さざるを得ない”吃音症の当事者たち(ABEMA TIMES)
吃音というと、即座に伊澤修二の楽石社を想起してしまう日本教育史クラスタ。実は明治時代から課題としては認識されています。

■少年院後の学習支援を 公文などが取り組み開始(TBS NEWS)
大切な領域ですが、まだあまり具体的な研究が進んでいない印象もあります。知恵と経験を蓄積していきましょう。

■子供のころの『嫌だった経験』に共感の嵐 「あるある」「自分も気を付けたい」(grape)
ですよね。

■学校から引っ張りだこ、芸人「オシエルズ」の正体 「笑いを取りたい」の前に大切なのが環境づくり(education×ICT)
教育者がお笑いから学ぶことはとても多いように感じています。個人的には、ぺこぱやサンドイッチマンは良いお手本になるように感じています。

■「管理しない」校長の改革、ESDで学校はどう変わる まずは教職員が元気な学校づくりで持続可能に(education×ICT)
先生が自然に楽しそうにしていると、子供も自然にすくすく伸びていきます。

■助産師YouTuberシオリーヌ語る「性教育」のリアル 学習指導要領の「はどめ規定」とは、何なのか?(education×ICT)
とても大切な話をしています。まあ「はどめ規定」について掘り下げられるかと思って読み始めたら、それについては何も書いてありませんでしたが。いちおう、文科相の公式見解では2003年に学習指導要領の「はどめ規定」は終わっている、と私は認識しています。

【教育学でポン!?】2021年9月1日

全国学力学習状況調査の結果を受けて各マスコミがニュースを配信しましたが、教育学的観点からは、唖然とする酷いものばかりでした。全国平均と自県の結果を比べても、何も意味がないどころか、有害ですよ。
【本日の歩数】6621歩■自宅と学校を往復。

ICT

■約半数がコツコツタイプだった! 小学生の夏休み宿題事情(OVO)
アンケートの結果かと思って記事を開いたら、テクノロジーを駆使した話でした。これは驚きました。これ、大人にも使えるぞ!
▼しゅくだいやる気ペン(KOKUYO)

■公立小中学校の「学習用端末」の普及率は? 持ち帰れる? OSは何が優勢? 文科省が実態調査の結果(速報値)を公表(ITMedia PC USER_)
やっと全体像が見える数字が出て来ました。持ち帰りを許さない自治体が25%もあるというのは、暗澹たる結果です。

COVID-19

■「小中学生の自殺が過去最悪ペース」コロナ禍だからこそ親が絶対に見逃してはいけないサイン 「朝起きられない」は要注意(PRESIDENT Online)
本来、子供は自殺なんて考えもしないんです。今の日本(あるいは世界)が異常な状態にあることが分かる数字になっています。

教育全般(国内)

■「21歳で大学1年生になった理由を話せなかった」祖母の介護を担った、ある女子高生の5年間 「でも家族だから」と言われたけれど(PRESIDENT Online)
伝統的な共同体が解体して、あらゆることが家族の中に閉じ込められたことが、根本的な背景にあります。共同体の回復が見込めないのなら、行政が肩代わりするしか選択肢はありません。

■「早期教育の幻想ってありますよね」名門校の先生たちを取材して見えてきた“子どもの特性を伸ばすために親がすべきたった1つのこと”(文春オンライン)
■灘・麻布・女子学院…名門校教師からの子育てアドバイス「失敗しない子育ては必ず失敗する」(現代ビジネス)
実は今注目されている教育学者ガート・ビースタの「中断の教育学」にも通じる話です。大人が計画するとおりに子供は育ちません。大人の計画を「中断」せざるを得ないタイミングこそが、子供が成長する絶好の機会なのです。

■黒板に漢字をすらすらと書き、生徒の声を聞き分ける… 両目の視力を失い、それでも猛特訓の末に教壇に復帰した異色の国語教師(ABEMA TIMES)
読んで良かったです。教育の専門家として一つ懐が深くなった気がしました。

教育全般(海外)

■中国、「習近平氏の思想」教育導入 小学校から(BB News)
塾を禁止するより先にやめるべき事があるだろうという。

■中国 学習塾閉鎖で学費巡るトラブルも(日テレNEWS24)
まだまだ、混乱はこんなものでは収まらないでしょう。

【教育学でポン!?】2021年8月31日

学生が実習でぐんと伸びている姿を見ると、こちらも嬉しくなります。「ワシが育てたんじゃ」と言いたくなりますが、実際はもちろん学生の努力の賜物ですね。
【本日の歩数】10196歩■都内に実習巡回指導。

ICT

■レノボ、遠隔授業の効果を調査 アジア地域より遅れる日本の遠隔授業(先端教育)
数字で出てきちゃうと、もう日本は先進国じゃないんだって納得するしかないですね。

■自治体にGIGA支援センター設置へ 文科省概算要求(朝日新聞DIGITAL)
教育委員会の管轄ではなく、自治体に設置ということですか? ちょっと記事からは全体像が見えません。文科省の説明を待ちましょう。

■児童作成のプログラム発表 5寺子屋がオンラインで(タウンニュース)
富士通のCSRと連携した活動でした。

不登校

■敏感過ぎて学校がつらいHSCの子ら 夏休み明け、親はどうサポートすべきか(時事通信)
■「学校行かないことは法律違反ではない」自分を取り戻す時間の作り方 「まず2、3日休んでみる」『こども六法』著者のアドバイス(withnews)
■夏休み明けの登校不安や長引く母子登校を解決する小冊子の無料配布がスタート(ストプレ!)
■学校に行くのが「つらい」と思ったら 不登校経験者の天野雄二さん(徳島新聞電子版)
■「一人で悩まないで」自殺が増える夏休み明け 子どもが発信するSOSのサインに注意(KSB瀬戸内海放送 ※動画あり)
学校は魂を削ってまで行くところじゃない、ってもう多くの人が気づいてます。

学校

■9公立保育所を民営化、統廃合など つくば市(NEWSつくば)
民営化が吉と出るか凶と出るか。最終的には保育という仕事が「金儲け」と馴染むかどうかという問題になります。

教育全般(国内)

■八戸の小学校で本の魅力伝える「出張ブックトーク」 市内小学校で103回実施(八戸経済新聞)
こういう地道な取り組みが、あとあと効いてくるんです。

■被災地で子どもの教育費負担重く アンケート結果/岩手(iBC岩手放送)
厳しい現実です。まず直視しましょう。

■学生の視点で“子育てのヒント”を専門家に取材 WEBメディア 『子育てTips』リリース(OVO)
学生たちが中心となって活動しているのが頼もしいですね。
▼子育てTips

■公文などが少年院後の学びを支援 進路開き、再犯防止へ(朝日新聞DIGITAL)
後回しになりがちな領域でしたが、大切な仕事です。必要な支援のありかたも次第に分かってきています。地に足の付いた息の長い活動となることを期待します。

教育全般(海外)

■中国教育改革、6~7歳は筆記テスト禁止に(BB Nwes)
抜け駆けをするずる賢いやつが現れて、今以上におかしなことになるだろう未来が容易に見えてしまいます。

【教育学でポン!?】2021年8月29日

分厚い肉を食べてテンションが上がる。
【本日の歩数】1611歩■連日の引きこもり。

いじめ

■イジメが起こりやすい学校・平和な学校の条件ってあるの? 高校生・大学生に小学校時代を振り返ってもらった(まいどなニュース)
記事内では担任の力量に還元されてしまっていますが、先行研究等では教員同士の横の連帯が重要だと分かっています。いじめは一人の先生でどうにかなるものではありません。

■「ツラいと思ったらいじめ」法律で戦う『こども六法』著者の訴え 「そんな学校なら行かなくていい」(withnews)
こういう記事を読むと、もはや学校という場所自体が歴史的使命を終えてもいいのではないかと思えてきます。命を削ってまで行くところではありません。

■「やられたこと全部書き留めた」ゾフィー上田さん、いじめとの決別 「楽しくないことは、間違っている」(withnews)
強い言葉で、すっと入ってくる感じがします。

不登校

■命絶つ子ども増 夏休み明けは特に注意、異変のサイン見逃さないで #今つらいあなたへ(石井志昂)
先行研究等では、若年層はサインが出てから決行までの時間が短いことが分かっています。アンテナを張ることのできる大人が増えると、防ぐことができるかもしれません。

■不登校 無料の教育電話相談 元教師が受付(ytv ※動画あり)
窓口はたくさんあるのがいいですね。おつかれさまです。

校則

■髪質や色、性の多様性尊重した校則へ 福岡市立中校長会が生徒主体の見直し提案(西日本新聞)
委員会に生徒が参加するのは一歩前進ですが、具体的な運用がどうなるか、注目しましょう。

教育全般(国内)

■子どもの「ママもセックスした?」への模範解答は?性教育への不安に答えます【産婦人科医・高橋幸子さん】(LEE)
■趣味・性教育、特技・性教育、仕事・性教育。産婦人科医・高橋幸子さんが子ども達に伝えたいこと(LEE)
大切な仕事です。学校での教育が全般的に遅れているために、逆に怪しげな情報が簡単に出回ることになります。

【教育学でポン!?】2021年8月28日

夏休みを満喫している。
【本日の歩数】1646歩■引きこもり。

ICT

■石川県の津幡町の中学校 独自のネット利用ルール懇話会 生徒らが安全に・賢く利用する方法で意見を出し合う(テレビ金沢 ※動画あり)
会議に生徒自身が参加しているのが心強いですね。

COVID-19

■がまん強いられた夏休み 子供たちの思い出に宮城県東松島市の小学校で「肝だめし」(仙台放送 ※動画あり)
ただでさえ夜の学校は怖いのにね。音楽室のベートーベンの目が光る。

不登校

■「学校行きたくない」…夏休み明け「自殺」からわが子を「守れる言葉」「ダメな言葉」(現代ビジネス)
先行研究では、若い人の自殺はサインが出てから実行までの期間が短いことが分かっています。すぐに対応することが大切です。

■リツイートが悩んでいる人を追い込むことも SNSで避けるべき発信と命を守る投稿は #今つらいあなたへ(高橋暁子)
これまではマスコミが気をつけるべきガイドラインがありましたが、これからはSNSでも気をつけないといけません。

学校

■登校をしぶっていた児童が“鬼怒川小のヒーロー”になった日「ガンプラ工作で生まれた“教え合い”と“助け合い”」(東京ウォーカー)
ガンプラ、楽しそう。

■「教えない」ことで子ども達を育てる山のガッコウ オンラインで新たな出会いも 三重県桑名市(メーテレ ※動画あり)
秘密基地、楽しそう。

教育全般(国内)

■「定期試験のために勉強して…」17歳の少年が持った“疑問” 中高一貫校を辞めて選んだ道(ABEMA TIMES)
■武田双雲、“積極的不登校”の16歳長男がアメリカで学生生活をスタート 息子の笑顔に「かなり溶け込んどる」(ねとらぼ)
最近の若者は頼もしいなあ。

■子どもの感染拡大で苦慮続く『こども食堂』 中止も検討 収入減、遊び場も限られ…「切実な声に応えたい」(長野放送)
集まっての食事なので、三密を避けるのが本当に大変です。

■ホテルで勉強全集中 夏休み最後の週末 子どもら宿題励む(愛媛新聞)
お、道後プリンスホテル。7年くらい前にお世話になりました。

■大人の都合で氾濫する「夢の洪水」に溺れかけている若者たちの苦悩(NEWSポストセブン)
家業を継ぐしか選択肢がなかったころには、自由が辛いなんてことは想像がつかなかったでしょうね。