「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2021年5月1日

作業が捗りませんでした。
【本日の歩数】5096歩■自宅と大学を往復。

ICT

■ICT活用で子供の学びを導くのは教員の腕の見せどころ――文部科学省 大臣官房学習基盤審議官 塩見 みづ枝氏 ICT活用で学びを導くのは教員の腕の見せどころ(教育とICT Online)
「学習の個別最適化」というキーワードの浮上に伴って、履修主義と修得主義の問題も再燃しているようです。

■学習者用デジタル教科書を1万5000校で無償配布 2024年度の本格導入に向けて課題整理や実証が進む(教育とICT Online)
文科省の動きと解決すべき課題が端的に分かる、良い記事のように読みました。個人的には、デジタルの利点は「外部へのアクセシビリティ」にあると思っているので、教科書内にリンクを張りまくって「教科書から社会に開かれる」ような学びが実現するとよいように思います。

■全国知事会で行われた、AI型教材「Qubena」活用による学力への効果検証結果が発表(EdTechZine)
数字は、まあ、ナルホドと受けとめるしかないわけですが。どうしてこうなったかは、多面的に検証する必要があります。学習者の自発性を引き出したのか、あるいは即自解答によるレスポンスの早さのおかげか、あるいは単にメディアの新奇性の効果か。

■小中「1人1台端末」シェア争奪戦の勝者と敗者 GIGAスクール、43自治体が納品完了ならず(education×ICT)
個人的な印象では、富士通の凋落振りが気にかかるところ。

■関西学院大学、日本IBMと共同開発の「AI人材育成プログラム」を外部に提供(教育とICT Online)
本当にAI人材の需要があるなら、学生向けのメニューだけでなく、失業者向けのリカレント教育メニューの充実も大切でしょうね。

教育全般(国内)

■PTAはもう不要? 地域も一緒に学校運営「コミュニティ・スクール」でPTAの役割は(大塚玲子)
コミュニティ・スクールは法的な裏付けがあって明確な権限を持つ組織ですが、PTAは法人格を持たない任意の組織ですね。

■保育士1年目、約半数が子どもとの関わり方や職場の人間関係に悩み(EdTechZine)
意外に「休みが少ない」が多くないのは、働き方改革が浸透してきたおかげかどうか。

【教育学でポン!?】2021年4月30日

ゴールデンウィーク前に雑務を片付けました。しかし連休中も動画作成のために研究室に行くことになります。
【本日の歩数】14970歩■ソーシャルディスタンスを保ちながら街歩き。

文部科学省

■萩生田文部科学大臣会見(令和3年4月30日 youtube)
個人的には、「特別免許状」の促進について改めて大臣が強い決意を示したことが気になるところです。中教審答申を待ちましょう。

ICT

■子どもの1人1台端末は“市の備品”ではなく「未来のツール」 GIGAスクール開始(FNNプライムオンライン)
表面的なところに留まっている記事ですが、こういうレベルの記事が定期的に挙がることが大事な段階ではあります。

■GW中の都立高校 全面オンライン学習 実技も自宅で(テレ朝news ※映像があります)
無事に終わりましたでしょうか。着実に経験が蓄積されていっているようです。

■世界の学校はオンライン授業への急転換をどう乗り切ったのか?【Bett Fest 2021】(EdTechZine)
大雑把ではありますが、世界中で日本と同じ課題を抱えていたことが分かります。ただ「ブレイクアウトルーム」の重要性は、日本では寡聞にして聞かないところです。オンラインだけでなく、日本と海外の教育の違いを考える上で一つのトピックになるかもしれません。

■学校での授業のIT化に向け タブレット授業の研修会(mrt宮崎放送 ※映像があります)
6月下旬までに研修で準備を整えようということですか。ドリル教材ではICT活用の狙いは実現できないように思いますが、さらに研修を重ねるんでしょうかね。

不登校

■「行きたくなければ行かなくていい」娘の不登校を肯定する父 本当に「学校なんて意味がない」か(関谷秀子)
んー、人と関わるスキルを身につけるだけなら、それこそ学校じゃなくてもいいんじゃない? 学校の役割ってそれなの?

学校間接続

■大学入試センター・荒井克弘客員教授「共通テストの作問体制は抜本的に変わった」(EduA)
「高校教育の到達度試験」ではいけない理由がよく分かりませんでした。大学教育への誘導は大学に入ってからやればいいように思いました。

教育全般(国内)

■「日本の学力調査は世界の“30年遅れ”」、専門家が言い切る“深刻なワケ”…!(現代ビジネス)
ですよね。

■「納得いかない!」学校に直訴…現役教師が見た、保護者の実態(幻冬舎GOLD ONLINE)
まあ原則はその通りですが、現実はケースバイケースですね。

【教育学でポン!?】2021年4月29日

先週から土日返上で働いていたので、今日はゆっくりできてよかったのだった。
【本日の歩数】4957歩■自宅と大学を往復。

ICT

■「やらかし」は絶好の指導のチャンス! iPad1人1台を実践する中学校は、いかに生徒の力を引き出しているのか(EdTechZine)
ICTの活用の仕方というよりは、リスク管理に関して重要な内容を示した記事だったように読みました。

■授業デジタル化 先生も猛勉強 「1人1台」時代の教育(FNNプライムオンライン ※映像があります)
端末持ち帰りを前提に検討を始めているのは頼もしいですね。

教育全般(国内)

■「100日連勤」、部活に疲弊する教員夫婦の絶望 「若手男性」教員はなぜ顧問を断れないのか?(education×ICT)
誰もがおかしいと思いながら現実が変わらない、その理由を考えるヒントが書かれた記事のように読みました。

■「全国学力テスト」は予定どおり実施、「#教師のバトン」の出番になる(前屋毅)
様々な分野の専門家たちが口を揃えて意味がないと指摘している「悉皆方式」にこだわり続けるのであれば、表に出ていない要素が絡んでいると勘ぐられても仕方ありません。たとえばお金とか。

■「1万円で無限に働かせる“聖職者”論」「部活大好き“BDK”」…元文科次官・前川喜平氏が語る《#教師のバトン》の真実 部活やモンペ対応は教師の仕事ではない(文春オンライン)
■「モンペ対策には弁護士を」そんな“教育のマニュアル化”には反対です《尾木ママ提言 #教師のバトン問題》 「人生相談は教師の仕事じゃない」という意見も…(文春オンライン)
お二人のポジショントークは差し引きつつも、視野が広い記事に落ち着いているように思いました。

■担任に不満の親に捧ぐ「モンペ化しない」対処法 誰に相談する?担任を変更してもらえる?(東洋経済ONLINE)
いまはみんな「消費者として選べる」という経験ばかり重ねていますので、学校の担任のように「選べない」ということはストレスになっちゃいますかね。

■【夢中の力 #001】「子どもの悩みを奪わない。失敗しても学びがあるから」為末大さん(みらのび)
元気になるインタビュー記事でした。

【教育学でポン!?】2021年4月28日

会議をハシゴ。
【本日の歩数】5677歩■自宅と大学を往復。

ICT

■無償の探究型教材「Hacking STEM」、1人1台端末とリアルなデータで授業にもっとワクワクを!――『Japan EduDay: AI時代の教育に向けたSTEM教育の取り組みと探究型授業パッケージ「Hacking STEM」』セミナーレポート(子どもとIT)
こういうふうに教材のパッケージ化が進むと、現場の教師にとってはラクチンではありますね。教材研究はしっかりやってもらわないと困りますけれども。

■SNSで教員が「絶対やってはいけない」3つのこと ネットで「炎上ゼロ」でもまさかのトラブルが(education×ICT)
簡潔に基本的な考え方がまとまっています。しばらくは定期的にこういう記事が上がる必要があるように思います。

■タブレット自費購入「怒りしかない」 公立高校でなぜ保護者負担?(京都新聞)
タブレットを「文房具」として扱いたいのであれば、電子教科書や学習支援システムにはブラウザが立ちあがればいいだけのプラットフォームを利用して、端末は何でもアリというのが理想ではありますかね。となれば、閲覧に特別なアプリを要する電子教科書は大迷惑、ということになりそうです。

■小中学校でタブレット1人1台の活用始まる GIGAスクール(両丹日日新聞)
家庭への持ち帰りはまだ検討段階なんですね。

COVID-19

■コロナ禍の「部活動」と「対面授業」 教育現場に危機感 学生の要望強い一方で状況悪化にも備え 福岡県(テレビ西日本)
大人のほうがちゃんと我慢していれば、まだ子どもたちも納得できるんでしょうけどね。政治家が我慢してないのを見ちゃうと、バカバカしいよね。

■「教育実習なし」今年度も一部で容認 特例措置を延長(朝日新聞DIGITAL)
この状況ではやむなし、ですかね。大学は対応に慌ただしくなります。

校則

■靴の色、髪型の指定撤廃 生徒ら話し合いで校則改正 朝霧中(神戸新聞NEXT)
生徒たち自身が参加して決めたことが、大前進ですね。

■青森県立高 校則公開検討を/県教委が通知、時代にそぐわない内容見直しへ(東奥日報)
逆に、校則を公開できないとしたらその理由を知りたいですよね。

教育全般(国内)

■4月、環境変化で相談増 「給食」嫌で登校したくない子ども、どうすれば?(大人んサー)
給食指導に関して思い出すのが灰谷健次郎『きみはダックス先生がきらいか』という世代です。

【教育学でポン!?】2021年4月27日

緊急事態宣言が出て、大学の対応も大慌てです。
【本日の歩数】11743歩■王子税務署にヤボ用で徒歩。

文部科学省

■萩生田文部科学大臣会見(令和3年4月27日 youtube)
大臣はまるで学生が対面を希望しているかのような主張をしているけれども、実際のところ、緊急事態宣言発出を受けて学生に対して「対面でもオンラインでも好きなほうをどうぞ」と言ったところ、昨日の授業では9割がオンラインを選択したのでした。

■文部科学省が外国人児童生徒の受け入れのためのターゲット別動画を制作!研修用動画、児童・保護者向け動画(7言語)など19本をリリース(文部科学省)
一気に充実しましたね。

ICT

■コロナ禍で大きく変化した学校の健康観察の課題と、その解決策(EdTechZine)
便利なテクノロジーはどんどん活用していきましょう。

■保育のDXで「教育の質向上」に挑む起業家の正体 「0歳児からの成長データ」で「要録」に変革を(education×ICT)
ICTを特別なものではなく「社会インフラ」として考えるという基本コンセプトが土台になっているのがいいですね。

■「デジタル教科書」の実証研究で先行く過疎の町 ICT教育の推進で、将来町を支える人材育成へ(education×ICT)
■東京港区「デジタル教科書」クラウド利用の実際 紙かデジタルか、二者択一にならない深いワケ(education×ICT)
地方と都心とで環境は異なりますが、それぞれ現場の動きが具体的に分かる先行事例として興味深く読みました。

不登校

■「ゆたぽん」の登場を子どもたちはどう考えているか?(CREATORS)
子どもたちのほうが冷ややかに見ていたりしますね。

教育全般(国内)

■小学校の英語・プログラミング教育は格差を招く? 教育改革への不安(LIMO)
表面的な記事でしたが、定期的に入口の役割を果たすテキストが用意されていることが大切なのでしょう。

■「学習空間デザイン」議論必要なこれだけの理由 先駆けて検討重ねた長野県の設計構想は必見(education×ICT)
学校建築は、とても奥が深い分野だと思います。アーキテクチャ。

■出産映像は学校で必要?豚を飼育して食べる〝命の授業〟は残酷?教育と配慮は(#アベプラ)
■「30年が経つが、あの時の結論には今でも揺れている」豚の飼育を通じて命の尊さを学ぶ授業、教師の苦悩とは(ABEMA TIMES)
残酷かどうかという評価軸ではなく、「どうして社会で毎日普通に行なわれていることを学校に持ち込むと問題になるのか?」という視点で考えたい問題ですかね。