【教育学でポン!?】2024年2月10日

採点も終わり、かなり落ち着きました。
【本日の歩数】2631歩■引きこもり。

働き方改革

■中学校の運動部活の未来は?「過剰に肥大化」「地域任せは本末転倒」 教育者やプロ野球選手ら議論(京都新聞)
中体連のシンポだということに注意しましょう。なぜ働き方改革に逆行するような質疑が出るのか、見当がつきます。

ICT

■埼玉県が仮想空間に若者の居場所作りへ…アバターで会話やイベント参加、孤独感や悩みの解消に(讀賣新聞オンライン)
政令指定都市のさいたま市ではVRを活用した不登校対応が始まっており、県のほうでも負けじと積極活用という感じでしょうか。

■「オンラインの居場所」で交流 三重県内の不登校中高生 好評で来年度も(夕刊三重電子版)
各地でVRを活用した実践が始まっています。

インクルーシブ教育

■まずはお互いを知る機会を――インクルーシブ教育を目指す、障害当事者たちの声 #令和の人権(Yahoo!ニュースオリジナル特集)
いろいろと刺さる記事です。言い訳をすると、民主主義社会における公教育の原理から考えればインクルーシブ教育は当然実現されるべきものなのですが、資本主義の論理によって「競争」の原理が持ち込まれたとたんにあらゆる歯車が狂い始めます。

学校

■小中学校の授業を5分短縮、年間で計85時間を弾力的に運用へ…各学校の裁量で自由に(讀賣新聞オンライン)
なるほど、そう来たんですか、へー、という感じです。抜本的な教育課程編成の自由を与えるものではないので、学習内容の削減(あるいは学習指導要領の法的拘束力解除)が伴わないのであれば、また学校の負担だけが増えます。

■【追跡】小学校「スキー学習」必要?必要ない? 「楽しい」「チャレンジする力がつく」一方、授業のためだけに数万円負担も… 北海道の子どもと保護者のホンネ(北海道ニュースUHB)
素朴な疑問ですが、毎年やることが決まっているならレンタルじゃいけないの?

高等教育

■大阪公立大学、2027年度から秋入学一部導入へ(日本経済新聞)
英語公用語化の話だけセンセーショナルに知れ渡ったようですが、決定事項ではありませんので、まず重要なのは「秋入学」のほうですかね。

幼児教育

■保育士の性暴力記録を一元管理 施設側、採用時に確認義務(共同通信)
その一方で国は無資格でも働けるように規制緩和をどんどん進めているので、無資格者をスルーしてしまうこのシステムに実効性が本当にあるのかどうか疑わしいところではあります。

教育全般(国内)

■「叱らない子育て」に悩む親たち 叱りが必要なのはどんな時か、言葉かけのポイントも(AERA dot.)
まあ、大人には大人の都合があるからいつでも理想通りにできるとは限りませんが、そのときは「大人の方の都合」だということさえ踏まえていれば罪悪感も少なくて済むようには思います。

■ボーディングスクールは「米国版・開成」…インター小に通う息子が自分で決めた「受験しない道」(FRaU edu)
まあ、これからの世の中はこういうふうにリスクを取れる人(そしてその選択肢に目と手が届き、かつリスクマネジメントが可能なリソースを確保している人)が優位に立つのでしょう。

■子ども食堂、地域に出張 福島県郡山市が新事業 居場所づくりと新規開設促進図る 町内会などと連携(福島民報)
出張・巡回を自治体が企画するケースは初めて見たのかな。