ChatGPTと教育

学校でのChatGPTの使い方を扱った書籍

■福原将之『教師のためのChatGPT入門』明治図書、2023年
【理屈】★★
【使用法】★★★★
【教育】★★★★★
【特徴】実際にプロンプトを活用して授業計画や指導案やルーブリックなどを生成する方法が丁寧に示されていて、すぐに教師が使えるような内容になっている。また、生成AIの登場によって教育全体がどのように変わるのかの見通しも示されている。

 

■特定非営利活動法人みんなのコード『学校の生成AI実践ガイド』学事出版、2023年
【理屈】★★
【使用法】★★★
【教育】★★★★
【特徴】文科省によるガイドラインを踏まえつつ、独自に蓄積してきた知見から学校での生成AIの使い方を包括的に扱っている。ジェンダーギャップに対する記述が厚いのが類書には見られない大きな特徴。小学校・中学校・高校の授業で生成AIを扱った実践記録も掲載されている。

ChatGPTに関する一般書籍

■古川渉⼀・酒井⿇⾥⼦『先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来』株式会社インプレス、2022年
【理屈】★★★★
【使用法】★
【教育】★
【特徴】まず実際に使う前に生成型AIの背景と今後の可能性について見極めたい人向けで、具体的なプロンプトの書き方を知りたい人向けではない。
【メモ】「私が注目しているのは、これまでに収集したデータを使って顧客の「集合人格」を作り、商品開発などに生かす方法です。」「企業が持っている自社の顧客データをAIに学習させて集約し、商品開発などの際にその「人格」とチャットをして意見を聞く、という使い方をします。」109頁

■ChatGPTビジネス研究会『ChatGPT 120%活用術』宝島社、2023年
【理屈】★★
【使用法】★★★★
【教育】★
【特徴】実際に使うことを前提としている人向けの本。特にビジネス場面に特化した具体的なプロンプトが豊富に提示されていて、実際の仕事にどのように使うかがイメージしやすい。youtubeとの連携などはナルホドと思った。

 

■田村憲孝『世界一わかりやすい ChatGPTマスター養成講座』つた書房、2023年
【理屈】★
【使用法】★★★★★
【教育】★
【特徴】実際に使うことを前提としている人向けの本。場面ごとの具体的なプロンプトの書き方と掘り下げ方に特化していて、実用的な使い方がわかりやすい。