「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2024年4月17日

ゼミも始まりましたが、夕方の懇親会でちょっと頑張りました。
【本日の歩数】17521歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■公立学校は労務管理できているのか?(1)だれも責任をとらない制度上の欠陥(Yahoo!JAPANニュース)
■公立学校は労務管理できているのか?(2)労基署は来ない(Yahoo!JAPANニュース)
国家公務員も似たような問題を抱えているのでしょうが、ともかく昭和からまったくアップデートできていません。アップデートする仕組みが「ない」のが根本的な問題なのかもしれません。

■教育学部が無くなった鳥取県 教員不足の解消に向けた知事の復活案を受け大学側の考えは? その背景と可能性を探る 鳥取県(日本海テレビ)
当時旗を振った人たちは誰も反省しません。教育学者たちはちゃんと警告しましたよ?

ICT

■情報・システム研究機構とKDDI総合研究所が共同で、「米国における教育のデータ駆動化に関する調査報告書(第三部)」を公開―無料でダウンロード可能(こどもとIT)
アメリカと一口に言っても州によってまるで教育の制度も内容も違うので、こういう文書は批判的に読み取ることが大事です。

学校

■板橋第十小、総合的な学習の時間「子どもが1000人の大人と会う」授業の効用 若手起業家教員で注目の小泉志信先生の挑戦(education×ICT)
これぞ「総合」にしかできないという意欲的なチャレンジと背景についての記事でした。今後も活躍に期待しております。

■1年の始まり「4月の学級経営」で大事なこと、バックキャスト思考のススメ 問題起こることを前提にベターな学級づくりを(education×ICT)
一般論に終始した記事で、まあ、「知ってる」としか。

■愛知教育大学の「同窓会を中心とした構造に切り込まないとダメ」との声も 名古屋市教委の金品授受問題 改革の行方は(CBCnews)
ようやく問題の根深い本質が垣間見える記事が出てきました。

高等教育

■「4年間、友達ゼロで大学を卒業しました」という男性が語る孤高の日々…友達ができないと焦る新大学生はどうしたら?「結局、大学は自分の好きなものや興味のあるものを探求するところですし…」(集英社オンライン)
とはいえ、教員の方は「一人でグループ発表」している学生がいたらさすがに気になるよ?

■「入学早々、やる気なくす…」在学生から落胆の声 来年度以降の募集停止で 高岡法科大学 富山(チューリップテレビ)
■募集定員も志願者も昨年度100人で入試成り立たず…高岡法科大、今年度は定員割れで閉学へ(讀賣新聞オンライン)
厳しい話ですが、今後ますます増えます。

教育全般(国内)

■【波瑠が取材】「友達めっちゃ増えました」「ないと困る」……子供たちの“第3の居場所” 孤独・孤立対策の新しい法律も(日テレNEWS)
街のすべてを資本主義が覆って何をするにも金がかかるようになってしまっているのが根本的な原因で、お金がなくても安心していられる場所を意図的に作る必要に迫られているのです。

教育全般(海外)

■校内での礼拝禁止めぐる裁判、ムスリム生徒敗訴 英(AFP BB News)
宗教的寛容の精神を説いたイギリスの思想家ジョン・ロックが知ったらひっくり返りそうなニュースだ。

【教育学でポン!?】2024年4月16日

火曜日の授業も始まりました。
【本日の歩数】11733歩■自宅と学校を往復。

ICT

■「DX高校」1010校指定、デジタル人材育成強化…3Dプリンター購入など補助(讀賣新聞オンライン)
泥縄式に見えます。教育の本質も忘れないようにバランスを考えないと、おかしなことになるでしょう。

■米メタ、教育者向けソフトウェア提供へ 学校でVRヘッドセット使いやすく(CNN.co.jp)
記事全体のトーンは少々否定的ですが、個人的には大きな可能性を感じるテクノロジーです。

学校

■働き方改革を阻む「保護者対応」、モンスター化を防ぐ「枠組みづくり」の視点 「法的根拠」がない現状では毅然と対応できない(education×ICT)
資本主義の進展と新自由主義の蔓延によって「教育のサービス化」が進んだ末の問題で、伝統的な教育学が正面から扱うことのなかったテーマです。

■「学び直し」の場 県内初の公立夜間中学、16日開校へ 10代から80代の17人入学 福島(TUFテレビユー福島)
■福島県初 公立夜間中学校が開校 新入生”学び直し”への思い 「もっと学びたい」46歳の一年生 (福島テレビ)
学びはいつ始めても遅くありません。再チャレンジの場は豊富に用意されるべきです。

■授業開始時の号令「起立・礼・着席」は全国いろいろ 実は地域差が(BCN+R)
教育にかかわる地域差はいろいろありますね。「放課」とか「B紙」とか。

■きょうから新しい歴史刻む 24年ぶりの新設校 豊見城市立豊崎中学校が開校(琉球朝日放送)
人口が増えている地域と減っている地域の偏りが激しくて、学校増廃の判断が難しいのです。

高等教育

■千葉で大学運営する加計学園「公立化無理なら撤退」…検討委の委員「我々の議論に圧力」「聞き違いかと思った」(讀賣新聞オンライン)
前途多難な雰囲気が漂っていますが。

■“学生寮物語”が始まる 希望を胸に上京 2食付き4万円、門限は夜10時 同郷の仲間と助け合い夢実現へ(長野放送)
夢いっぱい。みんながんばれ~

幼児教育

■高架下に保育所が増加中!? JRが採算度外視で待機児童問題に取り組む(楽待新聞)
子育て世帯の関心に焦点を当てた記事でしたが、教育学的には、子どもにとって最善の環境かどうかを丁寧に考えたいところ。

教育全般(国内)

■塾・習い事・部活動で子どもも忙しく…小中高生の半数以上「寝不足」、学校で広がる「眠育」(讀賣新聞オンライン)
寝る子は育つのです。

【教育学でポン!?】2024年4月15日

渋谷Miyashita Parkでラジオ体操をしてから非常勤講師へ。
【本日の歩数】13437歩■新座で非常勤講師。

働き方改革

■元熱血球児こう先生が「5時退勤」にこだわるワケ、心の余裕の有無で変わること 1人だけ定時に帰ろうとしても長続きしない(education×ICT)
まず一人でも始めることが大事なのでしょう。

不登校

■不登校の子供の受け入れへ 玖珠町に学びの多様化学校が開校 九州の公立では初 大分(TOSテレビ大分)
こういうところから学校の形そのものが変わっていく可能性が広がるのでしょう。

学校

■水産高校に68歳“元船長”の新入生…担任は息子と同世代? 休み時間は質問攻め「給料は?」「テスト範囲は?」【ゲキ推しさん】(TBSテレビ)
若いクラスメイトにも良い影響がありそうですね。

■【学校給食はいま】誰にでもある懐かしの味。食材価格の高騰で、おいしさや量の維持が困難に!?無償化の動きにも注目!(@S静岡新聞)
歴史や今後の展望など、けっこう突っ込んだ内容の記事でした。

■”大谷グローブ”活用 児童3人の小学校で体力づくり 目標はソフトボール投げで去年の倍(mrt宮崎放送)
どんどん使っていこう!

■教職員ボイコットの和歌山南陵高で理事長交代 措置命令解除目指す(毎日新聞)
大人の都合で子どもたちにしわ寄せが行くのは避けてほしいものです。

高等教育

■【大きな負担に学生たちの悲鳴】出席代わりに毎回の課題提出 ポストコロナでもコロナ禍時代の評価スタイルが続く大学講義の実態(マネーポストWEB)
あまりにも勉強不足なうえに何も実態を知らない不見識をまき散らす有害な記事でした。

教育全般(国内)

■教育現場で広がるボードゲーム、「目的設定」せずに負けも失敗も楽しんで 「熟練者のみでの勝利」より満たされるものは(education×ICT)
信頼感を育てるならDipromacyとかいいっすよ(←鬼)

■勉強だけじゃない!「落語」も教えるユニークな塾 子どもたちの感性や想像力を育む(島根・松江市)(TSKさんいん中央テレビ)
いわゆる非認知能力やソフトスキルが育ちそうな取り組みです。

■子どもの武道離れ深刻…50年続いた剣道大会、団員不足で歴史に幕 日置(南日本新聞)
「武道離れ」なのか何なのか分からない記事でした。

【教育学でポン!?】2024年4月14日

永青文庫「中国陶磁の色彩―2000 年のいろどり―」と東京ステーションギャラリー「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」を観てきました。
【本日の歩数】14742歩■目白台を闊歩。

働き方改革

■高松市が待機児童対策で「潜在保育士」に一時金【香川】(OHK岡山放送)
日本全国で同じような対策が講じられています。

不登校

■【公立夜間中学開校】「何か見つかるかも」不登校の学びの場に(福島民友新聞)
まだまだ人生先が長いのだから、再チャレンジの機会は豊富に用意されていいなのです。

学校

■新学期の子どもの「しんどさ」「苦しさ」に注意…教員や大人ができる声かけは 大人社会の余裕のなさが子どものつらさを生む(education×ICT)
記事内にある「児童福祉のポータルサイトのような役割」は、まさにその通りです。この視点が欠けたまま突き進むと、学校だけでなく、地域全体が潰れます。

■“ラン活”テーマは「子どもの負担軽減」 2024年入学のランドセル平均購入金額は5万9000円(FNNプライムオンライン)
この、なんというか、教育の本質とは何の関係もない感じがほほえましい。

■創立100年迎えた小学校に6年ぶり新入生 緊張しながら「運動と算数を頑張ります」 沖縄・西表島の船浮小で入学式 船が唯一の交通手段 集落挙げて祝賀会(沖縄タイムス)
入学おめでとうございます。張り切っていきましょう!

高等教育

■大学構内で大根栽培やザリガニ釣り…東京大学で「だめライフ」を実践する謎の集団を直撃 「高等遊民としてだらっと生きたい」(AERA dot.)
駒場寮が存在していたころは、こういう感じが当たり前(あるいはもっと酷い)でしたかね。

■大学生のマルチ被害額で最大50万円が多い訳、「SNS」「モノなし」で拡大する罠 「お金がないので」という断り文句は通用しない(education×ICT)
教員として繰り返し注意喚起はしていますが、効いているかどうか実態は分からないんですよね。

教育全般(国内)

■シリーズ「こどものミライ」園児も地域の人もみんなでモグモグ 保育園が始めた月に1度のこども食堂 北九州市(FBS福岡放送)
保育園には調理室が必置なので、子ども食堂を開きやすいかなと思います。

■60代も中学へ 刑務所内の学び舎に初の女子 「変わる」開いた門戸(毎日新聞)
負のスパイラルから抜け出すために、学びは決定的に重要な契機になるはずです。

【教育学でポン!?】2024年4月13日

東京国立博物館に「中尊寺展」を観に行ってきました。晴天の上野公園にはまだ花見客が出動していました。
【本日の歩数】11081歩■上野公園を闊歩。

働き方改革

■教員の「残業代」引き上げ、50年ぶりに待遇改善へ…基本給の4%→10%以上に(読売新聞オンライン)
コレジャナイ感が半端ない。

ICT

■進化する子ども見守りGPS 9割の親「どこにいるか知りたい」日本初の最新技術導入も(FNNプライムオンライン)
使えるテクノロジーはどんどん使うのがいいでしょう。

学校間接続

■高2から一気に大学! 「飛び入学」の天才たちを取材 東大を目指さなかった理由とは?(ABEMA TIMES)
記事には書いてありませんが、千葉大は入学後のフォローも手厚いです。

学校

■「モンペアの子どもはベテラン教師のクラスに」学校の“クラス分け”はどのように行われているのか? 教師たちにかかる令和ならではの不適切な気苦労とは…〈滋賀・クラス分け異例のやり直し〉(集英社オンライン)
美容院やマッサージ店でも担当を指名できる時代に、担任を指名できないのは「消費者感覚」からすればあり得ないということでしょう。

■入学準備、6割「生活費削る」 中高生保護者、制服負担重く NGO調査(時事通信)
タブレットは授業で必要ですが、「制服」は別に必要ないんですよね。

高等教育

■私大下宿生の保護者「仕送り限界」…初年度必要な費用、家計収入の3分の1超え(讀賣新聞オンライン)
厳しい数字ですが、これからますます酷くなるのでしょう。

■福井県立大の「恐竜学部」開設1年後に迫り、はや熱視線 認可前も相次ぐ問い合わせ(福井新聞ONLINE)
恐竜学そのものは領域横断的で興味深いのですが、「学部」として成立するかどうかはカリキュラム上の問題で、つまり教育学的な観点から考える必要があります。

幼児教育

■「転園を希望も調整つかず残るしか…」 保育士が一斉退職 混乱に振り回された保護者 退職したこども園の保育士は『もう限界だった』(関西テレビ)
■【不適切保育の原因かも】古い保育観がいま問題になっている!古い保育観によって子どもに”厳しいしつけ”(Yahoo!JAPANニュース)
「古い」から悪いわけではなく、「子どものためになっていない」から問題なのだと認識したいところです。

■小阪由佳、芸能界引退後に保育園で勤務 「心が壊れた私を子どもたちが救ってくれた」(AERA dot.)
この方に限らず、保育士の方がむしろ子どもたちから癒される瞬間というのはありますね。

教育全般(国内)

■昭和「先生に殴られて育つ」→令和「“桃鉄”で楽しく勉強」、子どもにやさしい社会はどこからが甘やかしか?(DIAMOND online)
まあ子どもなりに「お子様ランチから卒業しなければいけないタイミング」は計っていると思いますけどね。

■「江戸時代の日本人の識字率は世界イチ」という説は「嘘」だった…!882人調査から読み解く、日本の「知性格差」(現代ビジネス)
■日本人の「2人に1人」は自分の名前さえ書けなかった…!?明治期時代の日本の「知的格差」驚きの実態(現代ビジネス)
いやほんと、「日本SUGEEEE!」という高慢幻想が学問的良心を搔き消しているマズい事案ですね。