【教育学でポン!?】2023年2月17日

プレゼンを一つこなして、仕事をした気になった日。
【本日の歩数】6330歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■「荒れる学級」担任が1カ月以上も不在 他の担任が交代で授業「誰もが戸惑っている」(沖縄タイムス)
■「このままでは学校が崩壊する」那覇地区24校で教員38人不足 組合「氷山の一角」(沖縄タイムス)
崩壊寸前ではなく、すでに崩壊していると思います。このツケは10年後に必ず出ます。

学校間接続

■日本の大学でなくハーバードやMITなど海外大学進学が増加…それって本当? はやり言葉に飛びつく「新しい教育」「新しい学校」が掲げる理想とその実態 東大よりも世界に近い学校(婦人公論.jp)
人材の流動性が高まり、新卒一括採用がなくなれば、海外進学を目指す子どもも多くなると思います。つまり、教育システムの問題ではありません。

学校

■「はだしのゲン」広島市の平和教材から“削除”へ “被爆者の体験”に差し替え(テレ朝news)
■平和教材から「はだしのゲン」削除へ 広島市教育委員会(広島ホームテレビ)
■「はだしのゲン」を不使用に 広島市の平和教育教材 原作者・中沢さんの妻「残念です」(RCC中国放送)
■「はだしのゲン」平和教材から削除 街の人は…「押しつけるものではない」「漫画はわかりやすい」(tssテレビ新広島)
■「『はだしのゲン』教材から削除」で大論争 小銭稼ぎ、鯉泥棒の描写が「今の実態にそぐわない」に「当たり前じゃん」(Smart FLASH)
■広島市の平和教材から「はだしのゲン」削除へ 松野官房長官「教育委員会や校長が決めるもの」「子どもの頃に読んで戦争の悲惨さ感じた」(ABEMA TIMES)
教育学的な観点からいっても、いろいろ不透明な部分の多い決定です。仮に本当に小学3年生に難しい教材としても、「じゃあ別の分かりやすいところを使いましょう」とか「中学生で扱いましょう」となっていいところで、全部差し替えとはどういうことでしょう?

■授業の約4割は英語…愛知の私立小学校 “探求型思考”のカリキュラム等を県外の教育委員会が視察(東海テレビ)
ちなみに些細なことですが、漢字は「探求」じゃなくて「探究」だと思います。で、「探究型」の学習を売りにする学校が増えてきたのは、中学受験や大学受験の問題が探究型になっているからです。

■愛知・弥富市 小中学に独自の専門職 発達特性いち早く発見へ(毎日新聞)
■2年前の中学生刺殺事件を受け スクールカウンセラーを常駐へ 愛知・弥富市(CBC news)
スクールカウンセラーの常駐はけっこうなことですが、機能するためには教員の理解と連携が極めて重要です。置いただけでは問題は解決しません。

■学校法人役員に刑事罰新設、特別背任に「7年以下の拘禁刑」も…「私立学校法改正案」閣議決定(讀賣新聞オンライン)
教授会の権限を削減したせいだ、という反省はあるのでしょうか。屋上屋を重ねる形で泥縄式に制度を作っても、根本的な方向が間違っている場合、ますますおかしなことになるだけだと思います。

教育全般(国内)

■親の教え方が子どもの成績を下げる⁉ 教育熱心な家庭で起こりがちな「逆効果」とは【10億件の学習データで検証】(HugKum)
まあ、効果が挙がるか逆効果になるかは子どもの個性によるので、一律で効果の挙がる方法など存在せず、まずは子どもの個性を把握しましょう、としか。

教育全般(海外)

■香港の幼稚園が「少子化加速」で未曾有の苦境 出生率0.77、今後1年で100カ所以上が廃業も(東洋経済ONLINE)
日本よりもそうとう厳しい状況に見えます。だとすると、少子化の根本的な問題は「日本的なもの」というより「東アジア的なもの」だと考える方がいいかもしれません。つまり儒教道徳。