【教育学でポン!?】2023年2月16日

会議をハシゴして、仕事をした気になった日。
【本日の歩数】7688歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■茨城県 公立校の部活動は平日2時間… 上限設定で進路に影響も?教員が警鐘「子どもたちのチャンスがなくなる」(ABEMA TIMES)
いや、逆立ちした議論で、本来なら部活動には参加する義務がないことから確認すべきです。勝ち負けよりも大切なことがあるということを見失っている記事のように思います。

■「中学校の部活動が変わる…」毎年約20の運動部統廃合…部活動は学校から「地域」へ、県教委と関連団体の協議会初会合 長野(SBC信越放送)
■「部活動の地域移行」3月末までにガイドライン策定 大分県教委(OBS大分放送)
各地で整備が進みます。どうなるか。

ICT

■中高教員に聞く、校務システムに感じる課題 「使いこなせない」が4割超(ITmedia NEWS)
「紙の使用量が減って環境に良い」は選択肢にすら上がってこないんだ。

■子供向けSTEAM教育とプログラミングを学ぶ「STEMON」が全国で24校開校(こどもとIT)
大発展ですね。

不登校

■増加する不登校…解決に向け岡山市教委×岡山大学で新プロジェクト 教委がデータ提供し大学側が考察(KSB瀬戸内海放送)
■「不登校などの課題解決へ」岡山市教委と岡山大学がタッグ「データ」×「分析力」で具体的な対策生み出す(RSK山陽放送)
教育学的な知見を申し上げれば、「データ」×「分析力」では絶対に問題の本質は見えてきません。決定的に重要なのは、歴史と理念に対する反省です。歴史と理念に関する洞察を欠いたままで現状分析をしても、現状を追認するだけに終わります。

高等教育

■東京23区内の大学、デジタル系学部の定員増を容認…IT人材育成へ政府方針(讀賣新聞オンライン)
■デジタル系学部の定員増 容認へ 東京23区内の大学(FNNプライムオンライン)
職業養成に関わる部門に関しては、規制すればするほど人材の流動性が硬直し、おかしなことになります。ここは普通教育とは考え方が異なってくるところかもしれません。

学校

■保護者からは疑問の声も… 広島・尾道市の小中学校再編 市議会に報告(RCC中国放送)
不満をゼロにすることは絶対に不可能な問題です。学校の形を全部ご破算にするつもりで覚悟を決めないと、結局じり貧でみんな滅びます。

■夜間中学の設置「県立が望ましい」 有識者ら市教委に提言 那覇市検討委(琉球新報)
学校の目的を考えると現状では県立が最適解なのでしょうが、理想を言えば各市に設置したいものです。

教育全般(国内)

■現役女子中高生に聞いた「将来の夢」 3位 医者、2位 看護師、1位は?(All About)
■保育学生の5人に1人が「一般企業への就職」を検討 「給与や福利厚生などが良い」「保育士の仕事は大変そう」(まいどなニュース)
中高生のときの夢が、大学生で失われてしまうということなのかどうか。

■子ども食堂に関する調査 増加数がコロナ禍以降で最高に!(OVO)
本来なら公教育や福祉の範囲でなんとかするべき問題なので、私的なボランティア団体が増えていることを素直に喜んでいいのかどうか複雑な気持ちではありますが、各地で頑張っている方々には頭が下がります。

■内田樹「恐怖や不安で子どもたちの中に〈学び〉を起動させることはできない。学校教育で大事なことは、年間8週間の学びでも得ることができていた」(婦人公論)
教育史的に補足すると、アメリカの公教育の話は、ホレース・マンの仕事に関わることです。