【教育学でポン!?】2021年3月8日

メールをたくさん書いたので、仕事をした気になった一日。が、現実はやはり一歩も前に動いていません。

オンライン授業・ICT

■津野町・東津野中学校がフィリピン・セブ島とオンライン英会話 県内の公立中で初の授業【高知】(高知さんさんテレビ ※映像があります)
一人でもできるから、どんどんチャレンジして欲しいですね。そしてそうなると、教師の役割がこれまでと大きく変わってくるわけです。

COVID19

■「学校に行かなければ風呂に入らずに済む」父の在宅勤務で不登校に―コロナで見えた家族問題とは(関谷秀子)
事例そのものを見ていない立場から言えば、矛盾が早いうちに炙り出されて良かった例のようにも見えます。数年遅かったら、手遅れになっていたかもしれません。まあ、記事だけからでは判断できませんが。

教育全般(国内)

■【特集】“中1の壁”の対策にも…小学校で「教科担任制」 先行導入の学校では先生の負担軽減というメリットも(MBS ※映像があります)
教科担任制になると現場がどうなるのか具体的に分かる記事です。が、学校教育法体制(633制)のなし崩し的な崩壊過程と捉えるようになると、もっと本質的なところが見えてくると思います。

■札幌市「小中一貫校」3校設置を決定(HTB)
■「小中一貫校」札幌で開校へ 2026年度までに東・南区に3校(STV ※映像があります)
つまり、小学校高学年を教科担任制にするなら、こういう小中一貫校にした上で、中学校免許を持っている教員が教科を担当するのがいちばん効率がいいわけです。そうなると、これまで小学校教員がやっていた仕事はどうなりますかね?という話になってきます。

■高知県内の中学8割で免許外指導 美術など 土佐町が改善要望へ(毎日新聞)
実態はあまり知られていませんが、教科だけでなく、学校種を越える事例(たとえば中学校の免許しかないのに小学校で教える)もたくさんあります。臨時採用の問題等も踏まえると、もう制度が現実に合っていないということじゃないでしょうか。

■日本の性教育は「まずい」? これからの時代に求められる性教育とは(本が好き)
かつて共同体が担っていた領域(良くも悪くも)を誰が負担するのかという話で、高度経済成長後はその多くを家庭と学校が分担して引き受けているわけです。しかし性教育に関しては「資本主義=性産業」が引き受けています。そういう問題として把握する領域のように思います。

■「まるで公開処刑」厳しい校則、違反して不登校になった男性 校則のあり方とは(石井志昂)
校則によって「法律に対する誤解を助長」というのは、大事な指摘ですね。法律には「憲法」という上位ルールが存在して「人権」を根拠とした歯止めがかけられますが、校則には上位ルールが存在せず歯止めがきかないという最悪の欠陥があるんです。

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