【教育学でポン!?】2020年5月11日

オンライン授業、先週はガイダンスでして、本格的な授業は今日から始まりました。いちおうトラブルはありませんでしたが、大切なのは、伝えたい内容がしっかり伝わっているかどうか。教育学的に言うと要点は「評価のあり方」にあるはず、と睨んで、取組みを進めているところです。

9月始業制度

9月入学に日本教育学会「問題多い」 吉村知事らを批判(朝日新聞DIGITAL)

お、広田先生の登場ですね。さすがに幅広い知見と深い教養に裏打ちされた見解で、ぐぅの音も出ないと思いきや、政治家は教育学者の論理的な話など聞きはしないのでありました…。でも、今こそちゃんと聞いてちょうだいね!

9月入学「賛成」54%…読売世論調査(讀賣新聞オンライン)
9月入学・始業に賛成?反対? 生活者の意識を緊急調査(OVO)

まあ、参考程度ではありますが、賛成が多いのは事実ですね。実際のところは、文科省が戦力を小出しに逐次投入することに対して人々が苛立っていることの顕れであって、本気で賛成しているとは思えませんけれども。

オンライン授業

学校で「オンライン授業」が始まるもトラブル報告相次ぐ–Classiはアクセス集中でエラーに(cnet Japan)
大学サーバーダウンの投稿相次ぐ 遠隔授業開始の影響か(共同通信)

やっぱりリアルタイム配信は、現時点では、ナシですね。専門家として事前に情報を集めて状況を察知していた私は、youtubeとgoogleの機能でトラブルを切り抜けていたのでありました。ここまでは教育の専門家としての面目は保ちましたが、この先どうなることやら。前代未聞の事態が続くので、前例にとらわれず、しっかり情報を集めて状況を判断し、適切な手段を採用して、少しでも前に進みましょう。

コロナウイルス

休校で二極化?!「学校の応用力に安心」「私立みたいには無理」悩む格差(LIMO)

進んでいる学校の情報は、どんどん入ってくるんですけどね。進んでいない学校の状況は、むしろ分かりませんね。何がボトルネックになっているのか。想像するに、悪しき慣例主義が最大のボトルネックのような気はしますが。

緊急事態宣言14日に一部解除検討も…学校再開と休校継続で広がる教育格差(FNN PRIME)

しかしまあ、いわゆる「できる子」が置いてきぼりにされることについて何も思わない教育現場は、マズいと思います。大村はまを勉強し直していただきたいところ。「格差」を言い訳にせず、オンラインで指導できる子には先に指導を進めて、オンライン環境がなかった子には後から資源を集中投入するくらい、柔軟にやりましょうよ。みんな一斉じゃないとダメという先入観にしがみついていると、何もかもが台無しになりますよ。

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