▼10/16(月)
目次
前回のおさらい
・時間割のプレゼン。教育課程編成が「どういう人間を作るか」という教育目的と密接な関係にある。
・教育課程編成のルール。年間授業時数=年35時間×週あたり何回。
・教育基本法→学校教育法→学校教育法施行規則→学習指導要領。
学習指導要領(前文)
社会に開かれた教育課程
これからの時代に求められる教育とは?
・知識基盤社会。
・少子高齢化。
・グローバル化。
・情報化。
求められる資質・能力とは?
ア)教科等を横断する汎用的なスキル(コンピテンシー)等に関わるもの
①汎用的なスキル等としては、例えば、問題解決、論理的思考、コミュニケーション、意欲など
②メタ認知(自己調整や内省、批判的思考等を可能にするもの)
イ)教科等の本質に関わるもの(教科等ならではの見方・考え方など)
例:「エネルギーとは何か。電気とは何か。どのような性質を持っているのか」のような教科等の本質に関わる問いに答えるためのものの見方・考え方、処理や表現の方法など
ウ)教科等に固有の知識や個別スキルに関するもの
例:「乾電池」についての知識、「検流計」の使い方
家庭や地域との連携
学ぶことの意義?
・どうしたら「学ぶことの意義」を実感できるのか?
・生活との関わり。知識が実際に役立つという実感。
チーム学校
・教師の力を最大限に発揮できる組織を作ると同時に、学校外の専門家の力も有効に活用する。
・スクールカウンセラー、ソーシャル・スクール・ワーカー、部活動支援員など。
・校長のリーダーシップ。マネジメント機能の強化。
・教職員がそれぞれの能力を発揮することができる環境。
▼チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について(答申)
コミュニティ・スクール
・学校運営協議会が組織され、学校運営に意見が反映されている学校。(根拠:地教行法第47条の6)
(1)校長が作成する学校運営の基本方針を承認する。
(2)学校運営について、教育委員会又は校長に意見を述べることができる。
(3)教職員の任用に関して、教育委員会規則に定める事項について、教育委員会に意見を述べることができる。
大綱的な基準
・大綱的な基準であって、細かいところまですべて決められているわけではない。→教育課程とは、各学校が、生徒や地域の実態を踏まえた上で、特色を生かして創意工夫を重ねて作るもの。
・ただし、すべてが自由であるわけでもない。→全国的な教育水準の確保。
生涯学習、学校間連携
・「生涯学習」の理念と現実。知識の賞味期限切れが早くなったとき、どうするか。
・これからの教育に必要なことは、単に「何かを学ぶ」のではなく、「学び方を学ぶ」こと。
復習
・学習指導要領の「前文」(2頁)を読み込んで、日本が目ざしている教育の方向性を理解しよう。
予習
・目次に目を通して、学習指導要領の構造についてそれぞれの教育領域の特質について考えておこう。
・学習指導要領総則3~4頁に目を通しておこう。