教育学Ⅱ(龍ケ崎)-4

■龍ケ崎キャンパス 10/16(月)

前回のおさらい

・人間とは何か?←「見た目で人間と分かる」
・「見た目」とは具体的にはどこのことか?←「服を着ている」:確かに他の動物たちは服を着ておらず、人間だけが服を着ているように見える。

・しかし町の中には服を着て歩いている犬も現実に存在している。「服を着ている犬」と「服を着ている人間」との違いは何か?←ここで「この授業はためにならない」という認識が示され、この問題は探求終了。

・では「ためになる授業」とはどういう授業か?←回答がなく、探求終了。

ためになる授業とは何か?

・そもそも「授業」とは何か?
・一般的に「授業」とは、「何かためになることを知っている人=教師」が、「ためになることを知らない人=生徒」に、「ためになること」を「受け渡すこと」と考えられているかもしれないが、これは本当のことか?

*教師は本当にためになることを知っているのか?
*生徒は本当にためになることを知っていないのか? 自分の「ためになること」を知らないとき、それを学ぶことなどできるのか?
*仮に「ためになること」があったとして、それを「受け渡すこと」は可能なのか?

ソクラテスという人が考えたこと

*ソクラテス:紀元前399年に処刑されたギリシャの人物。
・無知の知:自分は何も知らないという自覚。
・産婆術:自分は何も知らないにもかかわらず、対話相手から知が生まれるメカニズム。
・汝自身を知れ:本当に知るべき重要なことは、自分自身についてであるということ。