【教育学でポン!?】2022年12月24日

国立西洋美術館で開催中の「ピカソとその時代―ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を観てきました。相変わらずピカソの善さは全く分かりませんでした。横山大観や藤田嗣治と同じく、ピンとくるものがまったくありません。一方、かつて全く分からなかったセザンヌはだんだん好きになっています。そのうちピカソも分かるようになるでしょうか。マティスはもともと好き。
【本日の歩数】9440歩■上野公園と不忍池を往復。

働き方改革

■「教員匿名座談会」で土佐兄弟・卓也が聞いた、超赤裸々な「働き方改革」の実態 校長は不人気?保護者や同僚にも意見あり!(education×ICT)
様々な問題が網羅されていますが、そのぶん話題は散漫で、本質には届いていない印象ではありました。まあもともとそれを狙った入口的な記事なので問題ないのですが、個別の問題をさらに突きつめた上で本質に迫っていくことが必要になります。

■教員の産休・育休を後押し 岐阜県、代替教員を年度当初から配置(岐阜新聞Web)
やらないよりはマシかもしれませんが、本当は正教員の数を増やすべきです。臨時採用の非常勤教員の待遇は過酷ですし、実は代替教員の指導のために管理職はさらに忙しくなってしまったりします。

いじめ

■いじめ、旭川市長が「是正要請」案 加害生徒の転校、クラス替え促す権限付与も(北海道新聞)
確かに政治介入の懸念は高いのですが、教育委員会が機能しておらず、自浄作用も働かないとみなされていることは自覚しないといけません。

学校間接続

■「浪人してでも早慶」は古い? 強まる現役志向、リクルートの専門家指摘「偏差値より学びの中身」(ENCOUNT)
偏差値から解放されて、良い傾向ではないでしょうか。

学校

■運動嫌いを増やしてしまう学校の体育の常識、「全員できる教」が大問題の訳 「体育嫌い」なくす不親切教師的体育指導の勧め(education×ICT)
学習指導要領ですら求められていないことを当たり前のようにやってしまうという点は、「読書感想文」と同じかもしれません。目的を見失って、前例を踏襲して手段が目的化していることが疑われる事例の一つです。

■「『すごく懐かしい』がとてもうれしかった」廃校になった学校の棚や机など“捨てる”から“再利用”へ 譲渡で300万円経費削減【SDGs】(SBS)
学校の備品のビーカーや三角フラスコでコーヒーを沸かしたりすると楽しいでしょう。

教育全般(国内)

■自分の気持ちを表現し合う「演劇教育」が子どものコミュ力を育てる訳 子ども創作舞台演出家・むらまつひろこに聞く(education×ICT)
演劇教育については、聞くと見るとでは大違いで、東京家政大学の短大保育科で行なわれている「保育総合表現」での取り組みは素晴らしく感動的です。

■熊本県教委「親の学び」提唱 「理想の押しつけ」批判も <再考「家庭教育」 県条例制定10年>①(熊本日日新聞)
歴史的に見れば、「家庭は教育の原点」という話そのものから眉唾です。子育ては共同体全体で行うものでした。家庭だけに押しつけられるようになったのは近代以降の話です。「家庭の教育力が低下」したのではなく、もともと家庭に教育力はなかったと考えるほうが無難でしょう。