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【池袋散歩】池袋の基礎―エリア・ランドマーク・地下構造・東西連絡・五差路で把握しよう

 以下、あくまでも池袋歴25年の経験を踏まえた、ただの個人的な見解です。(2022年版)

池袋をエリアで捉える

 池袋は、6つのエリアに分けると、わかりやすいです。それぞれのエリアで異なる特徴があります。

【東】若い人の比率が高い繁華街です。ヤマダ電気やビックカメラなどの家電量販店や、サンシャイン・シティを中心としたショッピング施設や飲食街、水族館やナンジャタウン等のアミューズメント施設のほか、ポケモンやラスカル、りらっくま等のキャラクターグッズ店に加え、乙女ロードを軸とした腐女子向けスポットが世界一充実しています。週末の東池袋中央公園はしばしば異世界になり、楽しいです。区役所跡地にハレザが完成して池袋中央公園が奇麗になり、さらに女子が増えました。東急HANDSが閉店して、今後何か動きがあるかどうか。

【西】東京芸術劇場を中心に文化と芸術の薫りが漂っているのは、池袋モンパルナスの名残なのかもしれません。ウエストゲートパークの印象も強いのですが、自由学園など歴史的な建造物もあって、現在はちょっぴり落ち着いた人も楽しめるエリアになっているように思います。駅前広場が大改装されて、そこだけは昭和感がかなり緩和されて現代的な感じになりましたが、路地を一歩入るとまだ昭和な雰囲気が残っています。

【南】ジュンク堂と三省堂という大きな書店が競い合っている上に、こぢんまりとした個性的な本屋もあったりして、本好きにはすこぶる魅力的なエリアです。また豊島区役所や南池袋公園が整備されて、ベビーカー連れのファミリーが落ち着けるエリアとなりました。小洒落た飲食店等が立ち並び、大人も楽しめるエリアです。東西連絡デッキが完成すれば、人の流れが大きく変わるかもしれません。
【参考:法明寺の桜

【北】飲み屋や中華の店が立ち並び、大衆演芸場も残る、昭和な雰囲気が漂うエリアです。東西南の大規模開発からは取り残されていますが、むしろそれがいい味を出しているような気もします。街歩き雑誌等では「西口ナイト」という言葉を使っていましたが、定着しませんでしたね。

【駅】一度も地上に出なくとも、十分に食事ショッピングを楽しめます。西武と東武の両デパートを軸に、地下街も進化を続けています。お土産品や晩ご飯のおかず、スイーツなども、西武と東武の地下で圧倒的に事足ります。

【袋】清掃工場の巨大煙突の麓、東西に線路をまたいで広がる、大人向けエリアです。

池袋をランドマークで捉える

 池袋では高い建物が孤立して建っているので、どこからでも見えるランドマークとして機能します。道に迷ったとき、ランドマークを見て、ある程度方角を推測することができます。

【白い巨大煙突】清掃工場の焼却施設の煙突です。池袋スポーツセンターのプールに温水を供給したりしているようです。孤立して屹立しているので、池袋の各所から見ることができます。この白い塔が池袋の北端に位置していることを認識していると、方向感覚を得やすいです。

 しかしまあ、巨大ですね。

【ダイヤゲート池袋】西武本社の新ビルで、商業施設は2019年4月に開業しました。周囲に高いビルがないので、池袋各所から確認できます。ウッドデッキが開放的で日当たりが良く、西武池袋線の電車を真上から見られるたいへんおもしろい場所にも関わらず、人口密度が低く、個人的には日向ぼっこ+読書で重宝する場所になっています。
 ここが池袋の南端であることを把握していると、道に迷ったときにも自分の位置を確認しやすいです。巨大煙突とダイヤゲート池袋を結ぶ線がJRの線路になりますので、両方のランドマークが見えると方角がしっかり分かります。目白方面から池袋に向かうときは、このビルがやたらと目立ちます。

【サンシャイン60】周辺に高いビルがないので、目印として役に立ちます。有楽町線「東池袋」駅や都電を利用したとき、どちらが池袋の方向かを把握できて便利なランドマークです。60階展望台の年間パスがリーズナブルでお勧めです。60階にあるタリーズカフェは、地上のカフェが超満員の時でも、いつも空いていて、非常に重宝します。
 個人的には、板橋の方から池袋方面を目指しながら適当に知らない道に入って散歩することがあるのですが、どこからでもサンシャイン60が見えるので、迷わず行くべき方向が分かります。

 写真では、住宅街の向こうにサンシャイン60が見えます。つまりこのまま真っ直ぐ行けば池袋です。
【参考:人口密度の低いサンシャイン

【豊島区役所】周辺に高いビルがないので、目印になります。無料で入れる展望スペースは、日当たりも良く、なかなか居心地が良いところです。
 ここが池袋の東南端だと理解していると、自分の位置も分かりやすいです。雑司ヶ谷方面から池袋を目指すとき、サンシャイン60とともに目印となります。

【ハレザ池袋】明治通りを北から池袋に向かうと、現代的な巨大ビルが見えます。2020年に開業した複合商業施設です。麓の中池袋公園は、もともとくたびれたオッサンばかりがたむろする薄暗い昭和感満載の場所でしたが、もはやその面影は全くなく、とても綺麗になりました。埼玉方面からは、池袋への入口として分かりやすいランドマークになっています。

池袋を地下構造で捉える

 池袋は、渋谷や新宿と比較したとき、地下街の構造がとてもシンプルです。このシンプルな構造を理解すると、迷わず素早い移動が可能となり、行動範囲が格段に広がります。赤で示した領域は、地下街を利用しながら外に出ないで行けるところです。全体像を理解していると、雨の日もへっちゃらです。

 さて、池袋の地下は、白い太線で表わしたような「漢字の田の字」の形で考えると、全体を把握しやすいです。そして地下通路の交差点を「東北」とか「中中」とか「西南」というふうに点として考えると、位置を把握しやすくなります。

【東北】待ち合わせ場所として定番の「いけふくろう」があります。確かに繁華街や乙女ロードに向かうには都合のいい場所ではあります。ただ、個人的には人が多すぎるのと臭いがキツいのとで、待ち合わせ場所としてはあまり推奨したくないところではあります。慣れてきたら別の場所(たとえば地下を通って入れるヤマダ電気本店内は居心地が良く、素晴らしいよ)を待ち合わせに使うことをお勧めしたいところです。

【中北】いくふくろうで待ち合わせするよりも、この改札口正面の方が人が少なくてランデブーしやすいような気もします。

【西北】新しいお店がたくさんできた最新ポイントで、まだ認知度が低いのか、他のエリアと比べると人が少なめです。昼食難民やカフェ難民になった時など、こちら方面に来るとすんなり座れたりします。
 北地上出口も人通りが少ないので、実は待ち合わせとしてよいかもしれません。

【東中】池袋の東側表玄関で、人でごった返しております。最初のうちはここから地上に出ることが多いかもしれません。しかしここから地上に出ると繁華街へ出るのに信号を待たねばならず、慣れてくると地下通路を使って道を越えるようになります。ここから出てもいいことはあまりないので、ほとんど使わなくなるような気がします。ここから南に行くと、なんか臭いし。

【西中】地下をそのまま行くとショッピング街が延びていて、地下鉄副都心線の改札口へ向かいます。地上方面では東武百貨店へ入るエスカレーターなどもあって、西の正面玄関口として賑わっています。

【東南】西武百貨店の入口で、三省堂やジュンク堂など書店方面へ向かう出口です。しかしこのあたり、何か臭うんだよなあ。

【西南】もう一つの待ち合わせ場所として有力な地下1階エスカレーター広場があります。地上1階の東武東上線改札前あたりも、待ち合わせ場所としてけっこう有力かもしれません。しかし個人的に推奨したいのは、地上2階、メトロポリタン改札に向かう途中の母子像前広場です。ほとんど人がいません。
【参考:あるいは池袋駅での待ち合わせに関して思うこと

 薄い黄色で表わしたラインは、地下ショッピング街が延びているところです。

池袋を東西連絡で捉える

 池袋では、線路を越えて東西を連絡するための選択肢が限られていて、6つしかありません。それぞれの特徴をつかんでいると、移動が快適になり、行動範囲が広がります。

 赤で示した通路(126)は地上、青で示した通路(345)は地下です。

【1】清掃工場の巨大煙突の麓の陸橋です。あまり人が通らない、穴場的な通路です。赤羽方面に向かう埼京線や湘南新宿ラインと大塚に向かってカーブする山手線が交差するポイントなど、電車を大量に見られるので、鉄道マニア系には嬉しい場所かもしれません。が、東側も西側も大人向けエリアなので、カップルや子供連れで行くときは気をつける必要があります。

【2】西側のJR北出口と東側のPARCOを繋ぐ地下通路です。自転車を含めてかなり通行量が多い道です。まずはこの通路の立地関係を押さえておくと池袋の全体像が見えやすくなるかもしれません。

【3】地下構内、北改札から東西に延びる通路です。この通路の東端に、池袋の待ち合わせ場所としてもっともポピュラーな「いけふくろう」があります。
 いけふくろうから地上に出る階段がありますが、階段の脇を抜けてさらに地下を進むと「ISP池袋ショッピングパーク」があり、さらに進むとヤマダ電機に行くことができます。このルートは、風雨がきつい時に重宝します。
【参考:東西の連絡について

【4】地下構内、中央改札から東西に延びる通路です。地下鉄丸の内線の改札もあって、常に大混雑しています。慣れないうちはここから地上に出て目的地を目指すことになるかもしれませんが、移動速度を優先する場合には真っ先に回避したいルートです。
 西側方面には地下鉄副都心線の改札ができ、地下街が発展しています。立教大学まで、地下だけを通ってかなり近くに行くことができます。

【5】地下構内、南改札から東西に延びる通路です。地下鉄有楽町線の改札や出店があって、4と同じく大混雑しています。東側は西武池袋線の改札に向かい、西側には待ち合わせ場所としても重宝するエスカレーター広場があります。

【6】西側のメトロポリタン改札と東側の西武南出口をつなぐ地上通路で、自転車用のスロープもあります。鉄道出口は西も東も利用者が極めて少なく、人口密度が低くなっています。移動速度を上げたい場合にはたいへんありがたいルートとなります。西武の新しいビルが完成して、人の流れが多少増えたような印象があります。
【参考:結婚記念日

池袋を五差路で捉える

 もしも池袋の構造が分かりにくいとしたら、中途半端に道が斜めになっていて、方向感覚が狂ってしまうのが一つの理由のように思います。中途半端に斜めの道が多いので、池袋には五差路や六差路がたくさんあります。
 しかしそれを逆手にとって、特徴的な五差路を起点にして方向を捉えると、全体像が理解しやすくなります。

【1:東口五差路】池袋初心者が最初に出てくるのが、この東口五差路になるだろうと思います。ここからどちらに向かえばいいのかが分かりにくいのですね。まずはサンシャインに向かう斜めの道を覚えると、東エリアの全体像が見えやすくなります。慣れてくると、ここを起点にして乙女ロードや小洒落た南池袋エリアへ素早く向かうことができます。
 注意したいのは、人を騙して金をむしり取ろうとする変なキャッチセールスの連中がキョロキョロしているお登りさんを狙っている場所でもあるということです。この周辺では知らない人に声をかけられても無視しましょう。

【2:サンシャイン五差路】サンシャインの麓にあります。慣れていないと駅の方向が分からなくて困ってしまうことがありますが、この五差路を覚えると、サンシャインを背にして首都高に垂直に歩けばいいだけなので、迷子にならなくなります。まあ、本格的に慣れてくると地下通路を利用するようになって、この五差路自体を使わなくなりますけれども。
 また、地下鉄有楽町線東池袋駅への導線としても目印になります。

【3:西武五差路】新しくできた西武本社ビルの麓です。ここを覚えると、小洒落た店の多い東通りや、人通りが少なく穴場的なJRメトロポリタン口へ向かう地下道などへ素早く移動できるようになります。この五差路と(1)東口五差路の位置関係を理解できれば、南池袋の全体像がほぼ分かります。

【4:西口五差路】ここを把握すると、西口で駅の方向が分からなくなるということはなくなります。個人的には下板橋方面から歩いてきてこの五差路に出ると、池袋に着いたなあという気になります。

池袋とわたし

 まず1993年から3年間、南池袋に住んでいました。地下鉄有楽町線の東池袋駅から徒歩3分で、サンシャイン60まで徒歩5分という立地です。が、家賃は45,000円。風呂なしキッチンあり6畳の物件でした。現在では風呂無し物件なんて考えられない人も多いでしょうが、実は当時はサンシャイン60から徒歩1分のところに銭湯があって、そんなに困ることはありませんでした。マイ桶にお風呂セットを詰め、サンダル履きで首都高5号の下をくぐって銭湯に通っておりました。当時通っていた銭湯は、今は跡形もありません。
 アパートの裏の窓を開けると、すぐ都電が走っていました。都電の向こう側は、雑司が谷霊園が目の前です。当時は昼夜逆転した生活を送っていて、深夜3時にサンシャイン通りに繰り出したりしておりました。渋谷や新宿と違って、池袋の夜は人が極めて少なく、昼間は若者で賑わうサンシャイン通りも烏たちの独擅場となっておりました。まあ、実際は北池袋や西池袋のほうには夜も人がいるのですが、当時はサンシャインの周辺だけうろちょろしていたので、新宿や渋谷に比べたら田舎だなあと思っていたのでした。現在は乙女ロードとして世界に名を馳せておりますが、当時はまだアニメイトも女性専用に特化した感じはありませんでした。
 南池袋の「東通り」も、古くからある定食屋や中華屋を利用していました。現在はオシャレなお店が建ち並ぶ通りに変貌して、人の流れが完全に変わったように思います。JR池袋から東通り方面に出る地下道は、当時はかなり異様な感じがしたものでしたが。当時を知る者としては、現在の姿にはなかなか感慨深いものがあります。

 96年から2001年までは下板橋に住んでおり、北池袋までは徒歩20分程度、JR池袋駅までは30分程度でした。東武東上線の電車賃を浮かせる目的で、よく池袋までは歩いていました。区立池袋小学校前の劇場通りを歩いていたわけですが、こちらは当時からさほど変わっていないような印象があります。まだ昭和の雰囲気が色濃く残っています。

 現在は東池袋まで徒歩20分、JR池袋駅まで徒歩30分くらいのところに住んでおります。サインシャイン60まで徒歩20分程度なので、ちょうど良い散歩コースになっています。区役所跡地には巨大な現代的ビルが建って、また雰囲気が大きく変わりました。歩いていると新たな発見があったりして、なかなか面白い町だと改めて思うようになりました。

【池袋散歩20180408】あるいは結婚記念日

結婚してから無事に1年経ちまして、二人でおでかけしてきました。去年の4/8は一緒に鎌倉円覚寺に行っていましたが、今日は池袋でお買い物です。
本日のミッションは4つ、すなわち(1)ルミネで商品券を消費する(2)三省堂で本を買う(3)西武本館ギフトショップで返礼品を整える(4)東武百貨店一階スイーツ売り場を探索する。このお買い物ミッションを、日頃鍛えた池袋散歩力を存分に発揮して効率よく達成するのだ!

というわけで、埼京線でさくっと池袋へ。晴天に恵まれた日曜日だけあって、池袋駅は大混雑でした。が、メトロポリタン口の人口密度が圧倒的に低いことを活かして、人の波に揉まれることもなく、すんなりルミネへ入ります。ルミネでは欲しい品だけ確認しておいて、まずは東口の三省堂に移動。南口のガード下をくぐって西から東に移動し、西武池袋線南口脇の入口から西武別館に入ります。西武池袋南口近辺も極めて人口密度が低く、すんなりと西武別館に入れる良いポイントです。
三省堂で欲しかった本を買ってミッション2をクリアした後、西武百貨店の中を北上して、西武本館のギフトに寄って返礼の品の用意を整えてミッション3クリア。そして池袋駅構内を西口に渡り、東武百貨店一階のお菓子売り場を物色した後、東武百貨店の中を南下してルミネで昼ご飯を食べて、目的の靴と鞄を商品券でゲットしてミッション1クリア。北上してから1階に降りてケーキを買い、ミッションを全部クリアして、北口から池袋を離脱となりました。
地図で確認すると、池袋の南西側から反時計回りに一周した経路と、ルミネおよび東武百貨店スイーツ売り場を物色した様子がしっかり表れていますね。ちなみに南北の移動は一切外に出ず、ぜんぶ百貨店の内部を移動しています。池袋の南北移動は、外の道を歩くより百貨店内のフロアを移動した方が、人口密度が低くてスピーディなように思います。

買ったケーキはこんな感じ。春っぽいですね。美味しくいただきました。

「おめでとうチョコレート」と「LOVEマシュマロ」も買ってきました。また今後ともよろしくお願いします!

【池袋散歩20180329】あるいは法明寺の桜

飛鳥山公園で桜を見たあと、王子から都電荒川線に乗って都電雑司ヶ谷で降りて、池袋の「東通り」を西へ歩き、途中で法明寺の桜を見て、JR池袋から離脱という流れ。

25年前には都電雑司ヶ谷駅の近くに住んでいました。四半世紀前は下町的な雰囲気が濃厚に漂っていましたが、現在はずいぶん雰囲気が変わっています。決定的なのは豊島区役所のデカいビルが建ったことですが、さらに南池袋公園の整備でオシャレ感が増幅し、大人向けの落ち着いた雰囲気が漂うエリアになりました。個性的なお店も増えているように思います。

「東通り」の半ばあたりの道を南下して鬼子母神のほうに向かうと、法明寺という桜の名所に出ます。露店が立ち並ぶなど地元ではよく知られた桜の名所ですが、東京全体での知名度はまだそんなに高くないのかな。穴場と言っていいかもしれません。

法明寺は、たいへん風情があるお寺で、南池袋エリアのオシャレなお店でランチやカフェを楽しんだ後などに寄ると、よりいっそう情緒が膨らみそうです。サンシャイン通り方面は中高生やオトメたちが多くて賑やかではありますが、平均年齢が低く騒々しい空気に辟易してきたら、南池袋エリアはお勧めです。

その南池袋エリアは、さらに西武が新しいビルを建てていて、さらに展開しそうです。(参考:池袋旧本社ビル建て替え計画)。相変わらず人口密度の低いメトロポリタン口から南側を覗くと、巨大なビルが出現しつつあるのを見ることができます。2019年3月に完成予定とのことです。このビルができると、たぶん西武池袋駅の南口が大きくなって池袋の南側に人の流れができるので、さらに南池袋の開発が展開していきそうな気がします。

さて、大学のそばを流れる石神井川の桜も盛りを超えて散り始めました。

桜の向こうに、研究室が入っている120周年記念館が見えます。

東京家政大学にお世話になって、早くも1年が経とうとしています。今年度もよろしくお願いします。

【池袋散歩20180322】あるいは人口密度の低いサンシャイン

今日も今日とて健康維持のために散歩へ。サンシャイン60まで徒歩20分強なので、サンシャインの中を3周ほどしてきました。

GPSで見ると同じところを回っているように見えるけれど、実際には1階→2階→3階→屋上と立体的に移動しています。

ところで思うのは、人々はサンシャインシティのポテンシャルを活かし切れていないのではないかということです。ナンジャタウンや水族館やプラネタリウムはもちろん素晴らしいアトラクションスポットではありますが、このあたりには金をかけずに良い雰囲気を作れるスポットがたくさんあります。

たとえばサンシャインシティの4階は屋上庭園となっており、季節の花々を楽しむことができます。

が、あまりに人口密度が低いのでした。昼間なのにこんな感じで人がいません。スペイン階段の向こうに見えるアニメイトの周辺はオトメたちですさまじい人口密度になっているのですが、こちらは閑散としております。

単に人がいないからお勧めなのではなく、散歩ルートとしてもなかなか優れています。カップルで行くのも良いと思います。ロマンチックな上に人がいない場所というのは、かなり貴重です。

サンシャインシティ4階の南側角は、様々な樹木を楽しめる、ちょっとした迷路庭園となっています。

見上げると、サンシャイン60ビルが屹立しております。

Googleマップで上空から見るとこんな感じ。庭園の迷路がどうなっているか丸わかりですね。

今の季節の庭園では乙女椿が盛りとなっています。

なかなかゴージャスな花ですね。見に来る人が少ないのは、本当に勿体ないなあ。まあ、この空間は17:00で閉鎖されてしまうので、日が暮れてから月を見たりするのに使えないのが残念ですけれども。

そんなわけで、サンシャインシティの屋上はどこもかしこも閑散としております。上の写真は北側のスペース。

これは意図的に設計された空間だと思うのだけれど、誰もいません。災害時に集合場所になったりするのかな? 使い道がよく分かりません。フットサル場にでもすれば良さそうなスペースに見えますが。
まあ、同人誌即売会が開催されている日は、こういうところで協同購入グループが戦利品を広げて交換していたりするので、週末に行くのは微妙かもしれませんが。

上の写真は南側スペース。下を覗くと、首都高速5号東池袋インターチェンジが見えます。ここの出入口には近未来感が漂っていて、外国人は喜ぶかもしれません。タルコフスキーとか。

サンシャインシティ北側の階段を降りると、東池袋中央公園の裏に出ます。休日はコスプレイヤーたちで2.5次元空間となる東池袋中央公園ですが、普段は閑散としております。東池袋中央公園の裏からサンシャインシティに入るルートを押さえておくと、通っぽくなりますね。

巣鴨プリズン跡地の碑に手を合わせて、サンシャインシティと東池袋中央公園を後にするのでした。

【池袋散歩20180320】あるいは池袋駅での待ち合わせに関して思うこと

健康促進のために毎日散歩をしているわけですが、雨の日には地下街を探索するに限ります。ということで、池袋の地下街へ。

JR最南端のメトロポリタン改札口から出て、ルミネを通過し、西地下街に入って、エチカ池袋の南側通路を西に進んでマルイ池袋に入り、エチカ池袋の北側通路に出て、新都心線改札で引き返し、東武ホープセンターを一周して、エチカの喫茶店で休み、再びメトロポリタン改札から池袋を離脱、という感じ。西側地下街は、副都心線が開通してから急速に賑わいつつありますね。

ところで池袋駅での待ち合わせについて、常々思っていることがあります。待ち合わせに「いけふくろう」を使うのは、ぜひやめるべきだということです。いけふくろうの像が小さくて初心者には極めて分かりにくいし、慣れている人にとっても人が多すぎて居心地が悪すぎるし、眺めも空気も良くないなど、いいことは一つもないように思います。

代わりに池袋駅の待ち合わせ場所として推奨したいのが、「いけふくろう」から点対称で正反対の場所で、具体的にはメトロポリタン口からルミネに抜ける周辺です。人口密度が極めて低く、眺めが良くて開放感に溢れ、待ち合わせ場所として絶妙であるように思います。

メトロポリタン改札は、昼間だというのに閑散としています。中央口や北口の大混雑を思うと、極楽です。改札前の広場は、改札が一つしかないので間違えようがなく、待ち合わせ場所として「いけふくろう」よりも遙かに優秀です。
また、たとえば東口の三省堂書店やジュンク堂に行く場合であっても、中央口から出て大混雑をかきわけて行くよりも、メトロポリタン改札を出て南下し、ガードをくぐって西から東に回る方が、全体的なストレスは少ない感じがします。

メトロポリタン口前の広場から北側を覗くと、清掃工場の煙突が見えます。池袋駅ホームの上の空間が空いているので、新宿南口みたいに開発の余地があるのかな。西武と東武の間だから、利権調整が難しいのかどうか。

メトロポリタン口からルミネ方面に抜けます。この通路も、平日の昼なのに閑散としております。

通路を突き当たると、大きな吹き抜けになっていて、2階から地下1階まで見晴らすことができます。とても眺めが良いです。そしてここにも人がいないので、待ち合わせとして絶好の場所になります。ルミネのエスカレーターを吹き抜けの最上階である5階まで上がると、さらに眺めが良くなります。そしてここにも誰もいません。勿体ないねえ。
ルミネの1階入口や地下1階のエスカレーター下も、座って待てたりするので、待ち合わせ場所としてはけっこう優秀です。が、2階の閑散っぷりには、代わりが効かない素敵な価値があるような気がするんだよなあ。

ルミネ2階の具体的な待ち合わせの目印は、赤ちゃんを抱いているお母さんの像になるのかな。「モヤイ像」とか「ハチ公前」みたいな適切な名前が付けられれば、待ち合わせ場所として機能するのかなあ。「母子像」だと、東口の母子像とかぶっちゃうな。