【教育学でポン!?】2020年2月11日

今日は建国記念の日で、祝日です。ところで、「成人の日」や「体育の日」は、本当の日程が火曜日や水曜日だったとき、月曜日に移動します。いわゆるハッピーマンデーです。ところが本日は火曜日なのに、建国記念の日は月曜日に移動しません。どうしてでしょうか? これは教育史的にも重要なトピックなので、授業でしっかり扱っています。教える前に、学生に理由を知っているかどうか聞いたりしますが、知っていた学生はこれまで一人もいません。まあ、学校で教わらないから、当然と言えば当然なんですけどね。

自己肯定感

受験や成績アップにも貢献する「自分は大切にされている」という自信(DIAMOND online)

非認知能力の重要性が広く気づかれてきています。そのこと自体は、悪くないでしょう。ただ、これをどうやって「育てる」か、あるいは「そもそも育てられるか」については、よく分かっていません。

「子どもの言うことを何でも聞くとわがままに…」は迷信 自己肯定感を育もう(大人んサー)

まあ、子どもの個性と発達段階に合うのがいちばんいいのですけどね。子育ては時代や地域によってまるで変わってきますので、「迷信」と言い切れるかどうかはなかなか難しいところではあります。いまの常識は、未来の非常識です。

教育全般

“激辛カレー”教員いじめ担当職員が自殺か 臨床心理士「重い仕事は分担と共有を」(AbemaTIMES)

もはや教育学で扱うべき範囲を超えている事例なので、教育の専門家として言えることは多くないのではありますが。とはいえ、「教育委員会の係長」というのがどういう立場かは、教育制度論の授業の時にしっかり扱って、教師を目指す学生に知っておいてもらおうと思いました。

キーワードは「付属」と「グローバル」 中学受験校の選び方(FNN PRIME)

受験産業のステマかなあ、と思えてしまう、首をかしげる記事でしたね。早期教育にはたいした意味がないというのが、おおかたの専門家の見解かと。

最難関大学や医学部に「合格する子ども」の親たち、その意外な共通点(現代ビジネス)

私は勉強がよくできた子どもだったのですが、多くの大人たちが「医者になれ」と言ってきました。子どもだった私は「バカだなあ」と思って聞いていました。こういう子どもが最難関大学に現役で合格しました。ちなみに両親は「医者になれ」とは言いませんでした。

「自由に遊ばせてやりたいが…」児童急増で教室不足に 佐賀県唐津市の小学校(西日本新聞)

少子化に苦しみ、学校の統廃合に踏み切る自治体が一方にあるかと思えば、この記事にあるように、子どもが増えすぎて教室不足に陥る自治体もあるという。うまくいかないものですね。

【特集】驚異の無罪率…“揺さぶり虐待“裁判の法廷で、「虐待ありき」のSBS捜査に2つの「逆転無罪」が“苦言“(カンテレ)

ほんとにね、「専門家」の話はしっかり聞いたほうがいいんですよ。教育に関しては、なぜか教育学者の話は聞かれないんですけどね。