【教育学でポン!?】2020年2月10日

今日は「岩下の新生姜ミュージアム」に行ってきました。想像を超えていて、驚きました。

教育全般

米大学、入学試験任意化の動き広まる(Forbes)

今回の大学入試改革で大騒ぎをしている人は、まずアメリカやフランスの大学入試制度について調べてみるといいと思うのですよ。国際比較を経てから判断しても、損はしないでしょう。まあアメリカも大概ではありますが(昨年発生した大学入試に絡むスキャンダルは酷かったですよ)。

「つるのさんに受験資格がなくて、俺にあるのはおかしい!そんな制度やめよう!」橋下氏が保育士試験制度に怒り(AbemaTIMES)

教育学の知見を踏まえると、人手不足の原因が「資格がないといけないから」とは考えられません。まずは、保育士資格を持っているのに働いていない人(潜在保育士)の数を調べてみるといいでしょう。つるのさんのチャレンジは応援!

はるかぜちゃん、AO入試拡大に”猛反対”「大人受けするアピールができるのは富裕層の子どもだけ」(キャリコネニュース)

教育社会学の知見では、いわゆる「学力」も富裕層の子どものほうがよく伸びてるわけですけどね。東大生の親の平均年収を調べてみるといいでしょう。
で、はたして「学力」で入学資格を測定することは、本当に「平等」なのでしょうか。「学力とは何か?」とか「平等とは何か?」ということをしっかり考えなければ、判断できない問題です。そしてここが教育学の出番なんですけどね。

モデル校の取り組みを紹介 教育現場の働き方改革推進フォーラム 宮崎市(宮崎ニュースUMK)

※映像と音声が流れます。
教員の働き方を改善することは、もちろんとても重要です。しかし問題は、こういう努力が、えてして「目的と手段を取り違える」という結果に陥りがちなことです。本当の「目的」を見失わないように、気をつけていきたいものです。たとえば、本当に本気で教員の忙しさを解消するという「目的」を実現したいなら、単に教育にもっと金を使って教員の数を増やすという「手段」を採用すればいいだけなのです。なぜ教育費を増やさずに「現場の努力という手段」で解決できるなどと思っているのか。そこに本当の問題があります。