教育とICT関連年表
年 | ||
---|---|---|
2000 | 高度情報通信ネットワーク社会形成基本法 | 内閣総理大臣が指導性を発揮する「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」の設置 |
2013 | 行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 | |
2013年6月 | 閣議決定「世界最先端IT国家創造宣言」 | 「情報資源」の活用 |
2016年 | 「第5期科学技術基本計画」 | Society5.0の登場。中西宏明提唱。「未来投資戦略2017」や「経済財政運営と改革の基本方針2017」に反映。 |
2017年6月 | 閣議決定「未来投資戦略2017―Society5.0の実現に向けた改革―」 | 教育全体を「産官学連携システム」のもとに進めることを要求。 |
2017年12月 | 文部科学省「平成30年度以降の学校におけるICT環境の整備方針」 | 3クラスに1クラスぶんのPC配備を計画。後にGIGAスクール構想で上書き。 |
2018年 | 経済産業省「未来の教室」 | |
2018年5月 | 学校教育法改正 | 紙の教科書と同じ内容であればデジタル教科書を授業で使用できる |
2018年6月 | 「未来の教室」とEdTech研究会「第1次提言」 | |
2018年6月 | 文部科学省「Society5.0に向けた人材育成」 | |
2019年5月 | 教育再生実行会議「第11次提言」 | 公教育へのAIやICT活用、STEAM教育推進を提言。 |
2019年6月 | 「未来の教室」とEdTech研究会「第2次提言」 | |
2019年12月 | 補正予算 | GIGAスクール構想 |
2020年5月 | 「全国的な学力調査のCBT化検討ワーキンググループ」 | |
2020年7月 | 文部科学省「デジタル教科書の今後の在り方に関する検討会議」 | |
2020年7月 | 文部科学省「教育データの利活用に関する有識者会議」 | |
2021年1月 | 文部科学省「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」 | |
2021年6月 | 教育再生実行会議第12次提言「ポストコロナ期における新たな学びの在り方について」 | GIGAスクール構想の後押し。 |
2021年9月 | 「デジタル庁」発足 | |
2021年10月 | 文部科学省「学校デジタル化プロジェクトチーム」発足 | |
2021年10月 | 国立教育政策研究所「教育データサイエンスセンター」開設 | 「公教育データ・プラットフォーム」の構築事業 |
2021年11月 | 「関係各省申し合わせ」 | 「こどもに関する情報・データ連携副大臣プロジェクトチーム」開催決定 |
2021年12月 | 閣議決定「デジタル社会の実現に向けた重点計画」 | 教育と子どもを「準公共分野」としてサービス化を推進。 |
2022年1月 | デジタル庁・総務省・文部科学省・経済産業省「教育データ利活用ロードマップ」 | Digital Transformation。文科省の中間まとめをすっとばす。 |
2022年4月 | 高等学校で「情報Ⅰ」が必履修化 | |
2022年4月 | 内閣府の総合科学技術・イノベーション会議「教育・人材育成ワーキンググループ」「Society5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」 | 時間と空間の多様化。公教育の融解。 |
2022年6月 | 閣議決定「新しい重点計画」 | |
2022年6月 | 「こどもに関する情報・データ連携副大臣プロジェクトチームにおける論点整理」 | |
2022年9月 | 文科省と経産省主導で「デジタル人材育成推進協議会」設置 | |
2023年4月 | 中教審に「デジタル学習基盤特別委員会」設置 | 学校ICT環境の整備やその活用推進のあり方などを検討。 |
2023年7月 | 文部科学省、対話型生成AIのガイドラインを公表 | |
2024年2月 | 文部科学省「デジタル学習基盤特別委員会」 | 「教育DXに係るKPIの方向性」提示 |
2024年3月 | 文部科学省「教育データの利活用に関する有識者会議」 | 「教育データ利活用の実現に向けた実効的な方策について(議論のまとめ)」 |
2024年6月 | 閣議決定「デジタル社会の実現に向けた重点計画」 | デジタル化推進対象の準公共8分野、相互連携2分野を指定 |
学校でICTを導入するとき参考になる本
【特徴】基本的な語句の説明から最新の動き、現場での活用事例、キーパーソンへのインタビュー、関連Webサイトの紹介など、全方位に目を配っていて、教育界に何が起こっているかはいちおうこれ一冊でフォローできるような作りになっている。ただし具体的な授業での活用実践事例は載っておらず、今すぐに授業でICTを使いたいという人向けではない。全体像を俯瞰して理解したい人向け。
■株式会社サテライトオフィス監修『誰でもできる! Google fpr Education 導入ガイド Classroom、Chromebook、授業に役立つアプリを解説』日経BP、2022年
【難易度】★
【負担感】★
【具体例】★★:学校ごとの導入事例の紹介
【感想】右も左も分からない超初心者向け。通り一遍の機能や操作を解説していて分かりやすいが、一方で中級者以上が実際の授業や学級経営に使おうと思ったときは具体例が少なくてイメージが湧きにくいかもしれない。また現場に出る教師というより、全体を統括する立場の管理職が読んでおいた方がいいような印象。
■井上嘉名芽執筆代表『GoogleアプリのICT”超かんたん“スキル: ハッピーな学級経営が今スグできる! 』時事通信社
【難易度】★★
【負担感】★
【具体例】★★★★
【感想】通り一遍の使い方は既にある程度分かっているが、具体的な活用の仕方に見当がつかない初級者向け。学級経営で様々なGoogle Workspaceのアプリを具体的にどう活用するかを紹介している。