【教育学でポン!?】2020年5月2日

いまオンライン授業の動画を次々と作成しているところですが、「オンラインでしかできないこと」を追究すべきではないかという思いが徐々に強くなりつつあります。アイデアがどんどん出てきますが、作業の時間があるかどうか。

9月始業制度

小池都知事と吉村府知事、「9月入学制度」など求める(TBS NEWS ※映像と音声が流れます)

教育の専門家がアドバイスした結果の発言かどうか、気になるところです。

「学校の9月入学」周到な準備が必要…「3つの1年」発生すれば社会混乱、就職も複雑に 夜回り先生が懸念(まいどなニュース)

御指摘の通り、どう議論が運ぶにせよ、教育の専門家と現場が置き去りにされて、経済界の声が大きいのは、いつも見る光景です。

9月入学制「学校行事実施の解決策にもなる」 文科相、検討示唆(河北新報)

「学校行事」に関しては、確かに楽しみにしていた子どもたちはかわいそうです。とはいえ、これまでも様々な理由によって各所で中止されてきたことも事実です。これほど大規模な全国的事案になったのはもちろん初めてですが、学校行事が本当に必要かどうかを各学校がゼロベースから考える時間帯でもあります。知恵を出し合いましょう。

「9月入学に」ネットで高校生ら2万2000人賛同 「まず学校再開を」の声も(毎日新聞)

たしかに、大学だけ「9月入学、3年半の履修で4月卒業」という手は、なくはなさそうです。一律に押しつけるのではなく、「選択肢としてアリ」ということにするのが絶対条件ですが。さすが元文部官僚。

オンライン授業

オンライン授業で“教育格差”広がる懸念(日テレNEWS ※映像と音声が流れます)

「メディア」による格差は、コンピュータに限らず大きな問題でした。具体的には、かつては(あるいは今も)「本」というメディアは裕福な家庭にしか買えないものでした。その格差を埋めるものとして構想されたのが「図書館」というものでした。そういう、かつて実践された工夫も参照して、知恵を出し合っていきましょう。

〈新型コロナ〉伊勢谷友介さんがオンライン授業実施に提言「まずはやってみることが大切」“学びの機会”確保へ香川県教委は(KSB瀬戸内海放送)

かつて中心であったものが辺境化し、かつて辺境にあったものが中心に来る。急激な変化を目の当たりにしながら、呆然としているわけにはいきません。できることをやっていきましょう。

どうする授業のオンライン化 開成や灘の校長に聞いた(NIKKEI STYLE)

さすがですね。ぜひ先進的な取組みを積極的に進めていただいて、そこで得た経験と知恵を全国に広げていきましょう。

試行錯誤のオンライン授業 新地・福田小、顔見て理解度確認(福島民友新聞)
休校延長を想定 宮城・女川小でオンライン授業準備 児童「みんなの顔も見られて少し安心」(KHB東日本放送 ※映像と音声が流れます)
鈴鹿市教委 オンライン学習動画制作 休校の小中用 三重(伊勢新聞)

こうやって日本のどこかに頑張っている先生がいることを知ると、自分にも「やれる」し「できる」と思えます。

コロナウイルス

休校中どうしよう……子どもと一緒に「おウチ学校」を開校してみた結果(サンキュ!)

いいですね。今できる工夫をそれぞれ形にしていくことが大事だと思います。

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