「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2025年6月2日

前期の授業もこれで半分。
【本日の歩数】11265歩■埼玉と神奈川へ非常勤。

働き方改革

■精神疾患による休職者増加中、教員の復職支援や学校現場でのメンタル対策の手引を文科省作成(讀賣新聞)
病気になった後の対策を立てるのも結構ですが、原因を除去することに力を注いでほしいです。

ICT

■専用ソフトを用いた端末データ消去は約1割にとどまる–GIGAスクール端末処分の実態調査(ZD NET)
畳むのも一苦労。

■熊本市教委、理系・デジタル人材の育成へ 研究機関や企業と連携、出前講座やプログラミング教育(熊本日日新聞)
アウトソーシングで解決できるものはアウトソーシングで。

性教育

■LGBTQの学生 9割ハラスメントなど経験 NPO法人が調査(毎日新聞)
知識が少しあるだけで、無意識の差別発言は減らせます。

不登校

■県内初「学びの多様化学校」むつ市開設へ 不登校の子ども支援(NHK青森NEWS WEB)
■不登校の子どもたち“居場所”を 青森県内初の特例校「学びの多様化学校」開設へ むつ市(青森放送)
閉校する学校の施設を活用する予定のようです。今後こういう形での設置が増えるのでしょう。

■多様化する悩みに寄り添う支援拠点 山形県南陽市(山形テレビ)
■不登校の子どもとつながるオンライン授業「楽しいなと思ってもらいたい」 シリーズ【こどものミライ】(福岡放送)
まずはどんな形でも社会との繋がりを保っていることが大切です。

いじめ

■昨年度のいじめ件数 減少 県内の公立学校で認知(山形テレビ)
■県内公立学校のいじめ認知件数は約1万1500件 前の年度より全体の件数は減少(山形)(テレビユー山形)
数に一喜一憂せず、基本を確認していきましょう。

学校間接続

■学歴差別で苦しむ人へ「コンプレックスを抱えながら前を向く生き方」(GOETHE)
抽象論ではなく、実践的なアドバイスでした。

学校

■コメの価格高騰で学校給食にも影響 給食費値上げに宇都宮市は補助(とちぎテレビ)
現場の工夫には限界があります。

■運動会「9月」ゼロに 熱中症対策で小学校が時期変更 10月と6月に分散(丹波新聞)
年間スケジュールの設定は、校長先生の腕の見せ所ですかね。

■VRで見る懐かしい母校 きっかけは東日本大震災 学校に提案した男性が感じた記録に残す大切さ〈仙台〉(仙台放送)
素敵なテクノロジーの使い方です。

■義務教育学校の建設工事 入札が2回目も不調 さいたま市 28年開校の日程に影響 「当初の予定、相当に厳しい状況」 背景に資材の高騰や建設現場の人手不足か(埼玉新聞)
見通しが甘かった。

幼児教育

■「もしバスに閉じ込められたら…」 園児らが通報訓練 クラクションや非常ボタンなどで助けを呼ぶ方法を学ぶ 三重・鈴鹿市(CBCテレビ)
この訓練はみんなちゃんとやっといたほうがいいかもね。

教育全般(国内)

■「体験格差」議論の5つの罪〜「支援は必要か不要か?」の次元を超えて(Yahoo!JAPANニュース)
なかなかクリティカルな記事でした。「体験」を資本の論理ではなく、「社会関係資本」の枠組みで理解するよう、考え方の転換を試みています。結局、子育ての責任を全て家庭(そして主に母親)に押し付けているのが根本的な問題で、社会全体で担っていく仕組みが大切になってきます。

■水俣病を誤表現 トライに再発防止を要請 環境省と鹿児島県など(南日本放送)
ウッカリではすまない。

教育全般(海外)

■「東大は中国の受験敗者の逃げ込み先?」≪中国受験戦争≫塾代200万円超、合格率は約3割の苛烈(東洋経済ONLINE)
まあ、かつての日本の受験競争も酷かったとはいえ、スケールはぜんぜん違うなあ。

【教育学でポン!?】2025年6月1日

横浜美術館で開催されている「おかえり、ヨコハマ」を観てきました。
【本日の歩数】10767歩■みなとみらいをうろうろ。

働き方改革

■年900時間残業、担任外され5年かけて準備で心療内科へ……”文化部版インターハイ”運営の過酷 マニュアル・引き継ぎなくタダで教員に丸投げ(education×ICT)
善意の人の犠牲で成り立つイベント。こんなんばかり。

インクルーシブ教育

■「あんたら、そんなんやし、何も出来ひんねん!」特別支援学級で一日中罵倒する不適切教師、専門職のはずが担任決めも“後回し”にされる“名ばかり支援級”の実態(集英社オンライン)
総花的で論点が散漫な記事ですが、まあ、概ねそういう感じです。

学校間接続

■中学受験を検討している小学生対象 松山市内6校の合同説明会(あいテレビ)
公立中高一貫校ができて以来、都市部に限らず全国的に中学受験への関心が高まりつつあります。

学校

■平日に学校を休める「ラーケーション」9月にも県立学校で試験導入へ 保護者とともに多様な学びを(琉球放送)
急速に全国的に広がっていますが、自治体間でなんらかの情報共有がされているのか。

高等教育

■「Fラン大学」には入学してはいけないのか? 時間制限のある学校制度の中でスローラーナーに合った教育機会を提供(yomiDr.)
口調は柔らかく見えるものの、見識の高い記事でした。

教育全般(国内)

■【“時計を読めない”子どもが増加中!?】早期算数教育に効果バツグン!“幼児期×アナログ腕時計”が生む絶大な教育的メリット(WatchLIFENEWS)
教育効果の話はこじつけっぽいけれども、まあ、子どもにとっては何でもよい経験であり、大人の方が意識していれば何でも良い教材になります。

■自分も相手も大事にするには? 院内学級の子どもが教えてくれたこと(毎日新聞)
副島賢和先生の講義には北区のイベントで参加したことがありますが、たいへん素晴らしかったです。

■「1年間で生徒500人増えた」そろばんブーム到来 珠算教室は35年で3分の1に減ったのになぜ?(JCASTニュース)
記事からは「なぜ」なのかは結局わかりませんが、個人的には、数に対する感度が高まるのは間違いないと思っています。私は初段。

■漢字の書き順、検索が年360万件…覚える利点あるが識者「ほかを誤りとするものでない」(讀賣新聞)
草書を知ると書き順の意味が分かったりしますが。

■スクールバスは本当に“子ども専用”であるべきか?地方公共交通の可能性と財源を問い直す(JB Press)
記事の本来の趣旨と外れますが、教育周辺費(この記事なら交通費)の公費負担は簡単には合意してもらえませんよ(修学旅行費の議論を見よ)。

【教育学でポン!?】2025年5月31日

八王子市夢美術館で「エロール・ル・カイン展」を観てきました
【本日の歩数】10248歩■八王子をぶらぶら。

働き方改革

■小中学校教員の休憩時間は法定のわずか半分  “所定の時間”では5〜7分 “学校の常識”からの脱却は?【いじめ予防100のアイデア・第19回】(TBSテレビ)
教員のゆとり(心身ともに)は極めて重要です。意図的に確保していきましょう。

■月1万円の手当が半額に…特別支援学級担任たちの悲鳴「仕事は1.5倍に増えているのに」“過酷な現場”から上がる怒りの声(日刊SPA!)
ご指摘の通りです。

■教員採用試験応募者が過去最少 青森県の公立学校(青森放送)
■教員採用試験「大学3年内定」制度に59人受験…“なり手不足”課題、応募数は1376人で4年連続減少…倍率は5.3倍(高知)(テレビ高知)
■【高知】県内公立学校教員採用審査始まる(高知さんさんテレビ)
抜本的な対策がなされたわけではないので、志望者が増える道理もありません。

ICT

■【AIネイティブ世代?】小中学生の4割が勉強や宿題にAI活用―ニフティ調査 : 「作文の構成」「数学の問題解説」など(nippon.com)
■杉浦太陽「何でも生成AI頼みでは考える力が育たず、誤った知識を得る可能性も…」子どもの『生成AI』利用、親はどう向き合う? 親子の“対話”がカギに!?(Tokyofm+)
確かにAIは間違えるんですが、よくよく思いなおしてみると、人間はもっと間違えますからね。間違えること自体が問題ではないのです。

■小規模県立高で遠隔授業 桜ノ牧常北校拠点 情報Ⅰを通年 茨城(茨城新聞クロスアイ)
必要に応じてテクノロジーはどんどん活用していきましょう。

■アメリカに広がる「AI学校」通常授業はわずか2時間、AIが教え、先生は「ガイド役」に(Newsweek)
こういう教育方法がトランプやFOXやスペースXと相性が良いということはどういうことかを考えるのがよいでしょう。

不登校

■「教えてその通りに学ぶより、一緒に頭を悩ませることが魅力」自然の中で子どもと共に学ぶ「教育力はちゃんとそこに」フリースクール職員・岡田暁のターニングポイント(青森テレビ)
出会いを大事にしていると成長するという話でした。

学校

■〈吹奏楽部・増える廃部〉2年で200団体減少、部活から地域活動へ…でも「移行するには予算が1ケタ足りない」「過疎地にターゲットを絞って」全日本吹奏楽連盟トップが指摘する課題(集英社オンライン)
文教予算が少ないのはもちろん大問題として、目の前のできることから丁寧に進めていくしかありません。

■夜間中学を体験 和歌山県教委が授業や相談会、新翔くろしお(紀伊民報AGARA)
事前に体験授業があるのは丁寧な運営ですね。

■「偏向教育」発言、撤回を 石垣市長に退職教員ら抗議決議 沖縄(琉球新報)
市長は「切り抜き」だとして切り抜けようとしている様子ですが、日ごろの言動から問題がありますからね。

教育全般(海外)

■トランプ氏、なぜ名門大「目の敵」に? 米労働者層に教育界不信(時事通信)
大学の科学的・市民的な知性のありようが宗教に基盤を持つ保守反動政権から攻撃されるのは、14世紀パリから変わっておりません。

【教育学でポン!?】2025年5月30日

夕方遅くまで開いているので、国立西洋美術館で「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」を観てきました。常設展で何度も見ている絵が多かった。
【本日の歩数】9718歩■上野をふらふら。

働き方改革

■福島県内公立中の部活動、改革は道半ば 地域移行3年目(福島民友)
■シリーズ人口減少 『部活動の地域移行』【高知】(高知放送)
まだまだ先は長い。

■“先生1年生”に密着 教師が「大変だけど続けたい仕事」であり続けるために大切なこととは(鹿児島テレビ)
現場の先生方は精一杯やっています。教員の資質・能力の問題ではなく、もはや学校教育という制度が時代に合わなくなっているのだと観念しなければいけないのです。

学校間接続

■県立高校の通学区「全県一区」を改善へ “少子化”と“定員割れ”を背景に(大分朝日放送)
教育学的な本質に基づく問題解決とはまったく無関係な、資本主義的な選択です。

学校

■繁華街で水泳の授業!?小学校の水泳授業「民間委託」が本格スタート 温水プールでインストラクターが泳力別指導 担任は安全確認に集中 コスト・天候面のメリットも(毎日放送)
プールの民間委託は全国的に問題ないという合意ができている印象ですが、だとしたら他の学校活動をどうして民間委託してはいけないかという話になってくる。

■若手教員を育成「夢しごと元気塾」 過去最多19人が受講(上越妙高タウン情報)
向上心を持ち続けることが大事。

■沖縄・北谷町の浜川小PTAが解散 会費の使途を巡り不正調査委と執行部が対立 学校行事への協力はどうなる?(沖縄タイムス)
生産的・発展的な解散ではない模様で、今後が不安。

■「うなぎまぶし」名古屋市の給食から消える 特別メニューの予算認められず 子どもたち「ちょっと悲しい」(メ~テレ)
なんともならんのかね。

■高校無償化で人口流出懸念 県市町村連携会議が知事に要望「新体育館の早期整備も」 鹿児島(南日本新聞)
鹿児島の場合、特に女性の進学については真剣に考えたほうがいいと思います。

教育全般(国内)

■「子供一人ひとりの“違和感”を大切に」現役中学生の研究成果が100万回再生。“研究の楽しさ”と出会った科学教室の“斬新な教育方針”とは(日刊SPA!)
元気が出る記事でした。こういう場所がたくさん欲しいですね。

教育全般(海外)

■卒業式に登壇したハーバード大学長「世界各地から集まった皆さん、これがあるべき姿だ」…人材流出の懸念も広がる(讀賣新聞)
■ハーバード大、トランプ政権圧力の中で卒業式(AFP BB News)
■ハーバード大学で卒業式 “トランプ圧力”に留学生は?(日テレNEWS)
■「ハーバード大学の根幹は多様性」卒業式で“留学生の意義”訴える声 トランプ氏の圧力に(TBSテレビ)
■「医学系で国籍問わず最大100人程度」米大学在籍の留学生・研究者を阪大が受け入れ、具体策を発表 他大学は?(Newsweek)
一人の反知性的な人間(その背後に大量の反知性的人間はいるが)の暴挙で、多くの若者の未来が捻じ曲げられました。愚かなことです。

【教育学でポン!?】2025年5月29日

神奈川県教育委員会主催の会合に大学の立場で出席してきました。
【本日の歩数】16671歩■藤沢宿を東へ西へ。

働き方改革

■教員不足に歯止めを 鹿児島県が“先生の魅力”発信へ(鹿児島読売テレビ)
原因ははっきりとわかっているので、あとは前例主義を克服して実行に移せるかどうかです。

ICT

■生成AIで大学がオワコン化?巧妙化する教員vs学生のだまし合い、慶応大教員「コピペ対策」が問うた大学教育の意味(JB Press)
現状を確認しているだけの記事ですが、現状でもまだ発展途上に過ぎず、来年はどうなっているか予測ができません。

学校間接続

■推薦入試のトレンドは「学力重視」 文科省が学力重視の推薦入試を認める背景 #エキスパートトピ(Yahoo!JAPANニュース)
こういう現象を日本語では「なしくずし」と呼んできました。

■「大学に一流・二流の格付けは本当に必要なのか」。学歴の持つ意味と限界を考える(DIAMOND online)
その格付けは教育内容などの実態に伴っておらず、単に流行とイメージで決まっているからなあ。

学校

■長崎県立高「定員3分の1減らす必要」 教育委員会が14年後を試算、離島半島で維持厳しく(長崎新聞)
既存の学校の概念そのものを大転換しなければ、もはや対応不可能です。

■「傷ついています」教員による“不適切指導”要因の自死遺族ら、見舞金支給めぐり不信感 こども家庭庁に見直し求める(弁護士JPニュース)
根本的な問題解決のためには危機管理体制の不備と意識の甘さを改めていく必要がありますが、まずは具体的にできるところから進めていくしかありません。

■さまざまな環境の子どもたちが通う《教育困難校》に通った彼が見た世界 “大学受験を意識した”大きなきっかけ(東洋経済ONLINE)
現場の先生にも話を伺うことがありますが、大変です。学校制度の枠内で対処できないのは分かっているので、理想的には福祉の領域と連携するのが筋なのでしょうが。

■小学1、2年生の通知表やめます 岐阜・美濃の全ての市立小5校(共同通信)
通知表の本来の役割を考えれば、小学校低学年に限らず、学校と家庭との連携が密に取れている場合は改めて通知表を発行する意味はほとんどありません。

高等教育

■私大検討会議、千葉工大を視察 現場の取り組みや声反映へ(共同通信)
近年急速にプレゼンスを上げている教育機関です。

教育全般(海外)

■ハーバード大学、留学生の「転校」問い合わせ殺到 広がる「恐怖と混乱」(時事ドットコム)
■「間に合うのか」募る焦り 留学予定者が国会内の会合で訴え(共同通信)
■自民が留学支援の議連発足 ハーバード大の留学制限めぐり不安解消へ緊急提言(フジテレビ社会部)
■止まらぬ“留学生排除” 今度は「学生ビザ」停止へ 日本の学生にも影響…今夏アメリカ大学入学19歳「大学生になれるのかな」 ビザ取得にはSNS“検閲”も?【news23】(TBSテレビ)
■トランプ政権、留学生を標的に 日本から渡米できない可能性も(日テレNEWS)
アメリカという国は定期的にこういう反知性主義的なやらかしをするとはいえ、巻き込まれる若者たちはたまったものではない。