【教育学でポン!?】2023年12月16日

土曜日の午前は授業。午後はそのまま研究室で授業動画作成。
【本日の歩数】7164歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■県内初「ペーパーティーチャー」向け説明会 教員の働き方改革など紹介<岩手県>(岩手めんこいテレビ)
落ち穂拾いのような施策ですが、免許を持たない人材を青田買いするよりは真っ当。とはいえ弥縫策に過ぎないのも確かです。

■【変わる部活動(1)】「地域移行をどう進めるか」地域で模索始まる 学校に頼ってきた子どものスポーツ環境の行方【岡山】(RSK山陽放送)
■【変わる部活動②】「地域移行をどう進めるか」モデル校に認定された中学校の取り組み 学校と地域が繋がる鍵【岡山】(RISK山陽放送)
問題の背景から基本的に解説した上で、地域の特長を踏まえた具体的な活動を紹介する丁寧な記事でした。

ICT

■教員は不満だらけの「1人1台端末」の現場事情(Yahoo!JAPANニュース)
大学はBYODという名の自己責任原則に胡座をかいていますが、義務教育段階ではそういうわけにはいきません。資源の確保は行政の仕事です。

校則

■【校則を撤廃!?】服装もSNSも! 自分たちで“ルール”を作る生徒たちの取り組み 『every.特集』(日テレNEWS)
こういう取組みを一時的な流行に終わらせず、民主主義的な文化として根付かせていくことが大事な段階です。

学校

■「改革で意欲ある人たちが積極的に連携を取れるようになった」リーダー不在で生徒会は停滞“生徒会長”復活までの過程とは ドキュメント「51年ぶりの生徒会長」が伝える民主主義(tbc東北放送)
現代的にリーダーが復活した取組みそのものは主体的によくがんばったとして、気になるのは51年前の状況の総括でしょうか。まあ51年前の仙台の状況を踏まえれば、「四権分立」という発想に至った経緯についても想像がつきそうなものではありますが。

高等教育

■国民だます・稚拙な手続き…自民が大学無償化を批判…政権の求心力低下浮き彫り(讀賣新聞オンライン)
コレジャナイ感だけでなく、ウオーサオー感もすごい。

教育全般(国内)

■「学力差の要因は遺伝が50%」教育格差の解決策 無料塾は教育格差にどう立ち向かうべきか?(東洋経済ONLINE)
■「能力主義社会は幻想」と行動遺伝学者が言う背景 無料塾は教育格差にどう立ち向かうべきか?<後編>(東洋経済ONLINE)
行動遺伝学と教育学の知見を共通の問題意識からクロスさせて現状の問題点を浮き彫りにしながら、最後には「公共性」の観点から今後の展望を示す、とても良い記事でした。まあ言っている内容そのものは教育学が50年前から言っていることと変わりありません(偏差値という一元的なモノサシに基づくメリトクラシーではなく多様な観点から学びを組み直す)が、行動遺伝学という客観的な論理が応援に入ったのが大きな展開です。

■「教育費がかかりすぎて無理」出生率、日本は〈1.26〉韓国は〈0.78〉…少子化対策も虚しい実態(THE GOLD ONLINE)
少子化の最大の元凶は「自己責任論」のようです。どんなに表面的な対策を打とうと、社会全体の根底に横たわる「自己責任論」を払拭できない限り、少子化は止まらないでしょう。

■子どもも大人もみんなが集まれる地域の「居場所」に…障がい者の悩みを聞く支援員の女性が小さな駄菓子屋をオープン、住民とともに空き店舗を改修、コンセプトは昭和レトロ、店名はスペイン語で絆を意味する「らそ」に(SBC信越放送)
駄菓子屋さんは子どもの社交場ですね。