【教育学でポン!?】2023年12月13日

3年ゼミが終了。おつかれさまでした。
【本日の歩数】7543歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■沖縄県内の公立校、教員未配置が104人に 9月の始業時点から24人増える 学級担任の未配置は57人(沖縄タイムス)
力を入れるべきなのは「臨任確保の取り組み強化」ではありません。

■月80時間近い残業も…教員の長時間労働「実態は定額働かせ放題」 学校現場の課題、現役教諭ら議論(南日本新聞)
ですよ。

■教員を目指す高校生がインタビュアー 魅力PR動画制作で不足する小学校教員の確保へ/青森市(ABA青森朝日放送)
いやまあ、教職に「魅力」があること自体はみんな知っていて、そのことに疑問を持っている人はいないのです。問題はそこではなく。

ICT

■ロボットで遠隔授業、会話も 不登校の生徒向けに小中学校で導入(毎日新聞)
■分身ロボ、80キロ離れたカフェで接客 支援学校生徒がリモート挑戦(毎日新聞)
こういう使い方に限らず、学校や教育の場面では多様な活用法がありそうなテクノロジーです。

■授業を「AI」で改善 和歌山・田辺市の会津小、データで可視化し分かりやすく(AGARA紀伊民報)
同様のテクノロジーがスポーツで効果を発揮したのなら、教育でも発揮することを期待していいのでしょう。

■幼児・小学生向け英検オンラインレッスン、AIを活用したライティング指導を提供開始 新形式の問題についてAIがリアルタイムで回答を評価(こどもとIT)
いわゆる「指導と評価の一体化」を実装したようなシステムのようです。英作文以外でも応用できるテクノロジーでしょう。

校則

■[三ない運動問題] 熊本県立矢部高校の取り組み#1〈バイク活用の理由と現状〉(YOUNG MACHIME)
バイクに乗る必要と理由があるのなら、学校の方は安全に関する指導を丁寧にすればいいだけです。

不登校

■形だけ登校、授業不参加…中学生の15%に「不登校傾向」NPO調査(朝日新聞DIGITAL)
既存の学校教育の形が限界に差し掛かっている徴候として理解すべきデータでしょうか。

■先生が心を揺さぶられた、 不登校の子どもたちによる「お互いへの思いやり」 新形態の公教育「メタバース学校」は、優しさであふれていた(47NEWS)
こういう最初はマージナルだと思われていた領域での取組みが、後々本丸を切り崩すイノベーションのきっかけになったりします。

学校間接続

■志願倍率、平均2.60倍 最高は水海道一4.33倍 茨城県立中・中等教育学校 来年1月入試(茨城新聞クロスアイ)
中学入試のデメリットについて配慮もせずに「中高一貫校の教育が支持されている」という分析で良いのか。

学校

■福岡はどうなる? 東京都が高校授業料“所得制限”撤廃へ 子育て世代から注目「福岡でもぜひ取り入れて」(テレビ西日本)
■高校授業料無償化、滋賀の私立11校不参加へ…大阪府に意向伝える(讀賣新聞オンライン)
■串本町、給食を無償化へ 24年度は中学校、25年度からこども園と小学校も、和歌山(AGARA紀伊民報)
■熊本・南小国町、中学生の制服を無償提供へ 子育て支援策、来年度から(熊本日日新聞)
教育費(給食費など含む)無償に関して、自治体間での対応の格差が拡大した一年でした。

■小学校の“がん教育” 学習指導要領にも明記 『命』の大切さを前向きに(BSN新潟放送)
がんに限らず、生活習慣病予防など、生命と健康に関わることを公教育で扱うのは理に適っています。問題の焦点は、「いつどこでどのように扱うか」という教育課程論の話になります。

■幼児レベルから、わずか半年で英語の原書を読むまでに! 高槻中学高等学校の「多読多聴」な英語授業(All About)
英語は数だよ兄貴byドズル。

■【大都市でも進む公立高校の統廃合】過半数の市区町村で「ゼロまたは1校」に 通学可能範囲に学校がない、教育の質が保てなくなるなどの弊害(マネーポストWEB)
■【子育て支援弱い地方で高校消滅加速?】 親世代は東京圏に集中、生き残る鍵は全寮制や通信制へのシフトか(マネーポストWEB)
既存の学校の概念そのものを根底から考え直すべきという論調で、具体的には通信制・全寮制などが挙げられていました。個人的には、たとえば高校受験廃止などを考えてもいいだろうと思います。

■新宮高と新翔高、26年度に統合 和歌山県教委が決定(AGARA紀伊民報)
昭和・平成には高校ごとの個性化・細分化が進行しましたが、今後は高校内部の多様化が課題になります。

■小学校がイラストを無断使用 宮城・名取市が17万円余りの損害賠償支払いへ(khb東日本放送)
もちろん著作権の確認を怠った学校に責任があるものの、事案全体の背景に何があるのかは調べていいのかもしれない。

高等教育

■「3人の子どもがいる“裕福な家庭”に支援は必要か?」…多子世帯の大学授業料無償化に足りない視点とは?(ABEMA TIMES)
御指摘通りでしょう。

■教授になれば「こっちのもの?」大学教授のリアル コピペされた論文を見破るのも重要な仕事!?(東洋経済ONLINE)
だいたいそんなもんでしょうが、最後のどんでん返しは気になる。

教育全般(国内)

■「こどもの居場所づくりに関する指針」案まとめる こども家庭庁…オンライン空間も含める(yomiDr.)
対症療法として必要な施策であることに間違いはないものの、根本的な原因である新自由主義的な「サービスの市場化」にはメスを入れないのか。