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【知育玩具】イマジナリウム「マーブルレース」で遊んでみた。

まず説明書どおり遊ぶ

「マーブルレース」は、組み立てたコースに沿ってボールが転がっていく系の知育玩具です。
トイザらスのオリジナルブランド「イマジナリウム」の製品です。

初心者向けの「45ピース」と、上級者向けの「150ピース」があります。両方買ってきました。150ピースの箱は、かなりデカいです。
さっそく説明書通りに組み立てて遊んでみた動画は、次の通りです。なかなか面白い動きをしてくれます。

見所は、なんといっても電動オートリフトでしょう。自動的にボールがリフトアップされていく様子は、なかなか心が躍ります。おもしろいですね。類似製品にはない、極めてユニークな特徴のように思います。

難点としては、150ピースのほうは、構造が複雑なわりに説明書が不親切で、子どもには組み立てが難しいんじゃないかなあというところ。あとパーツの組み立て方が意外に繊細で、ちょっとした角度の違いで全体が歪んでしまったりと、気を遣うところが多いですね。
また、回路の作り方としては、「並列処理」と「合流」および「反復」が可能である一方、「分離」や「分岐」ができず、バリエーションにさほど多様性がないのがもったいない感じではあります。

オリジナルコースを作ってみよう

おおまかな特徴を掴んだので、オリジナルコースを作って遊んでみました。結果は次の動画のとおりです。

コースのポイントは、まず45ピースと150ピースを合体させた上、イベントパーツを一つも余らさずにすべて使い切ったところです。さらに、支柱パーツはなるべく使用しないという方針で、半分以上余らせました。イベントが多い、密度の高いコースになっております。
目玉の電動オートリフトは内部に配置し、タワー観を出してみようとしましたが、どうでしょう。

落ち物としての特徴

他の類似製品と異なるのは、やはり電動オートリフトです。圧倒的な個性です。このおかげで、単に見た目が楽しいだけでなく、コース設計でも類似製品とは異なる特徴を出すことができます。それは「反復」という特徴です。

いわゆる「落ち物」では、普通はいちど最下層まで落ちたボールを再び上に持っていくことは、できません。したがって、スタートからゴールまで、多少の分岐や合流をしつつも、重力の向きに従って不可逆的に進むことになります。

しかしマーブルレースは、電動オートリフトのおかげで、反復回路を構成することができます。この特徴を把握すると、独創的なコースを組み立てることができるように思います。

【プログラミング教育】ころがスイッチドラえもん「ワープキット」「ジャンプキット」で遊ぶ

実際に遊んでみよう

知育玩具『ころがスイッチ ドラえもん』「ワープキット」と「ジャンプキット」で遊んでみました。商品名のとおり、ピタゴラスイッチにインスパイアされているようなおもちゃです。

遊んでいるうちにプログラミング的思考が育まれるとのことですが、さてどうでしょうか。

まず箱を開けると、こんな感じになっております。

小さなパーツがけっこうたくさん入っていますね。

まずは附属の「ミッションブック」に従って遊んでみましょう。実際に遊んでみた動画が、こちら。

なかなか夢中になって組んでしまいました。

秘密道具の使い方

さて、実際に遊んでみた経験を踏まえて、秘密道具の使い方を考えてみました。(※あくまでも個人的見解です。)

「ワープキット」附属の秘密道具

■どこでもドア
使い勝手:★★
トラブル:★★
おもしろ:★★★★
コメント:初期設定に一手間かかるところが面倒です。が、下から上にボールを運べる手段は他にないので、重宝します。オリジナルコース設定では要所に設置することになりそうです。

■タイムトンネル
使い勝手:★★★
トラブル:★
おもしろ:★★★★★
コメント:くるくる回ってかなり時間をロスします。別々のコースを走っていた2つ以上のボールを一個所に集約するという、おそらく開発者の意図とは違う使い方ができて、なかなか創造力をかきたてます。

■エスパー帽子
使い勝手:★
トラブル:★★★
おもしろ:★★★
コメント:分岐をコントロールする装置です。このアイテムの使い方次第で、かなり面白いコースづくりができそうな気がします。スタート時にセットするのを忘れると、悲しい結末を迎えます。

■タケコプター
使い勝手:★★★★
トラブル:★★
おもしろ:★
コメント:ボールが通過するとタケコプターが回ります。それだけです。ときどきタケコプターが吹っ飛んでいるのに気がつかないでいたりします。

■もぐら手袋
使い勝手:★★
トラブル:★★★
おもしろ:★★
コメント:装置の挙動はおもしろいのですが、けっこうトラブルが多いアイテムです。ここで止まってしまうときは、ブロックのはまりかたに歪みがあるケースが多い気がします。

「ジャンプキット」附属の秘密道具

■空気砲
使い勝手:★
トラブル:★★★★
おもしろ:★★★
コメント:ボールをジャンプさせる道具ですが、やはり着地が難しいです。思う通りに飛んでくれないことがしばしばあります。ここが頭の使いどころなのでしょう。

■ガリバートンネル
使い勝手:★★
トラブル:★★
おもしろ:★★
コメント:大きな玉になって出てきます。大玉の挙動が面白いので、魅せ場を作れるアイテムです。短距離直線で終わらせるのはもったいない感じがしますね。

■バイバイン
使い勝手:★
トラブル:★★
おもしろ:★★★★★
コメント:ボールが2つに分裂します。実におもしろいアイテムです。魅力的なオリジナルコースになるかどうかは、この秘密道具の使い方にかかっていそうな気がします。

■時間ナガナガ光線
使い勝手:★★★★
トラブル:★
おもしろ:★
コメント:時間をかけてコースを通過します。それだけです。2つのボールのゴール時間を調整することには使えますが、他に何かおもしろい使い方あるのかなあ。

オリジナルコースを作ろう!

さて、秘密道具の使い方にも慣れたところで、オリジナルコースを作ってみましょう。
今回は、「立体交差」にこだわってコースを作ってみました。実際の挙動はこちらの動画に。

「鈴鹿サーキット」の立体交差が大好きなので、とにかく立体交差をたくさん作りました。立体交差が6個所あります。

立体公差が多いと、コース全体がコンパクトにまとまりつつ、ボールの挙動がおもしろくなるような気がします。ただ、高さが出るので、コース全体を安定させるためにマニュアルには書いていない独自の工夫が必要になります。

たとえば空気砲を固定させるために、支柱の組み方をアレンジしています。高いコースを支えるためには、ブロックの組み方に工夫を加える必要があります。

支柱の組み方を工夫した副産物というか。ボールが支柱の間の隙間を通っていくところとか、ちょっとおもしろいかなと思っています。

バイバインを支える支柱の間を大玉が転がっていくところなど、なかなかの魅せ場かなあと思いますが、どうでしょう。

そんなわけで、なかなか夢中になってコースを組んだのでした。

秘密道具の裏技な使い方

いくつかの秘密道具は、おそらく開発者が意図していない使い方ができて、コース編成の自由度を高めます。
たとえば「バイバイン」と「ガリバートンネル」と「どこでもドア」は、普通はスイッチを押す側のボールはスイッチを押した段階で役割終了なのですが、これが跳ね返ってくるのを利用して、コースに戻してしまうという裏技が使えます。これを使うと、ボールが増殖していきます。
次の動画では、実際にボールを3つや4つに増殖させる仕掛けを作っています。

また、タイムトンネルは、ジャンプしたボールなども含め、別のコースを進んできたボールを吸収する受け皿として使えます。
下の動画では、後半のコースで、空気砲でジャンプしたボールをタイムトンネルで受け取っています。

結論

作っている間にもいろいろアイデアが浮かんできます。創造力をかきたてるというキャッチフレーズも、あながち間違っているとは言えなさそうでありました。
晴れた日は砂場で元気に遊ぶとして、雨の日はこういう知育玩具もいいのかもしれません。

【ころがスイッチ ドラえもん】


プログラミング教育のために?「LEGO BOOST」で遊ぶ(1)

レゴ(LEGO) ブーストを買ってきました。LEGOで組み立てるロボットですが、プログラムで動くんです。今後プログラミング教育に使うために、いっちょ触ってみようと思ったわけです。本当だよ。

さっそく箱を開けてパーツを取り出してみますが。

いやあ、なかなかパーツの数が多いです。しかも細かい。
あと、箱の中には組立説明書が入っていません。組み立てやプログラムの説明は、全部ネットを介して行なわれます。遊ぶためにはタブレット(あるいはスマートホン)が必須なので、購入を検討している人はご注意下さい。
ということで、まずはタブレットにアプリをダウンロードします。このアプリが組立説明書とプログラミング機能を兼ねています。

最初はいきなりロボットを作るのではなく、手慣らしに極めて簡単な「車」のようなものを作ります。説明書に従って作っていけば、10分もかからずに完成します。

本体についている緑のボタンを押すと、自動的にタブレットと通信して、コントロールできるようになります。
本体には動力が2つとセンサーが一つ付いています。このあとの動きはすべてこの2つの動力とセンサーによって行なうので、簡単な構造の段階で慣れておくといいかもしれません。

ということで、実際にプログラムを組んで動かしてみました。センサーを遮ると反応して、後ろに移動して回転しながら唸るという動きです。

プログラムでは、センサーの使い方によって様々な起動方法が可能な他、並列処理もできるようになっています。前に進みながらプロペラを回すという動きを並列処理で行なっています。

センサーと並列処理をうまく組み合わせると、様々な動きが可能になりそうですね。

さて、せっかく作った車のようなものですが、解体して、ロボット「バーニー」の作成にかかります。

なかなか細かいパーツが多いのですが、説明書が丁寧に段取りを踏んでいて、そこまで難しくはありません。小学生でも作ることはできそうですが、ちょっと時間はかかるかもしれません。

さて、頭が付いたところで、説明書は一度タブレットと通信するように指示してきました。

なるほど、一つめの動力で頭を動かすわけですね。実はブロックを組み立てながらだと、動力がどこにどのように伝わるのかが分かりにくかったのですが、こうやって実際に動かしてみると動力の使い道が具体的に分かります。

さらに組み立てを続けます。キャタピラがついて、だんだんロボットらしくなってきました。

説明書はここでタブレットとの接続を指示してきます。2つめの動力は、やはりキャタピラを駆動させるようです。

モーターが左右に2つ付いていて、この動きの組み合わせで前進後退・左右回転を行なうようですね。

そして腕が付いて、いよいよ完成です。じゃーん!

なかなかトボけた味わいのロボットではありますが、ところどころにガンダムを思わせるような曲線的なフォルムもあります。

ガンキャノンのように肩に発射装置を背負って、的に当てる遊びもできるようになりました。

ここまで休憩を入れながら作業して、だいたい3時間くらいかかりました。プラモデルを作った経験があったり日頃からタブレットを触っている人なら簡単に作業を進められると思いますが、慣れていないとそこそこ大変かもしれません。

ちなみに腕は付いているのですが、プログラムで動かすことはできません。あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。

さて、一通り外側が完成してからが本番です。ここからいよいよプログラミングの技を学習していくことになるわけです。(つづく)