サントリー美術館で「儒教のかたち こころの鑑 日本美術に見る儒教」を観てきました。足利学校と湯島聖堂のお宝がたくさん展示されていて、教育史的にもおもしろい展覧会です。
【本日の歩数】9572歩■六本木をうろちょろ。
働き方改革
■指導者確保に向けたサイトに2か月間で180人が登録「部活の地域移行」最低600人目指して県教委が開設…地域による登録者の偏りや質の担保が課題に(信越放送)
回り始めている様子ですが、まだまだ先は長い。
ICT
■デジタル教科書への全面移行、多くの校長は「強い懸念」…海外では「脱デジタル」へ転換も(讀賣新聞)
■デジタル教科書「紙と併用を」、小中学校校長の95%が希望…文科省はデジタル拡大の方針(讀賣新聞)
校長の懸念が当たっているかどうかはともかくとして、専門家の目から見ても現状のデジタル教科書はデジタルの利点を生かし切れておらず、使うメリットがあまり感じられないのは確かです。
■ペーパー→タブレットで解答 今年度から県独自の学力・学習状況調査 鹿児島県(鹿児島テレビ)
■アクセス集中が原因か? 教員の負担軽減が期待できる新方式「CBT」での学力調査で不具合 実施40市町村から報告(南日本新聞)
現場教員はCBTの便利さを実感しただろうと思います。
■ブラジルの小中学校、スマホ・タブレット端末の使用禁止へ…生徒の8割が授業中に集中力散漫に(讀賣新聞)
まあ、スマホを与えて集中力散漫になる子どもは、だいたいスマホを与えなくても集中力散漫なんですけどね。
■高校まで絶対スマホを持たせなかった…わが子が欲しがるものを与えてきた早実初等部校長が譲らない唯一の事(PRESIDENT Online)
「子どもの時には子どもの時にしかできないことを」というのはルソーやフレーベル以来の考え方です。
不登校
■学校に通えない児童・生徒のために…「バーチャルスクール」を試験運用 静岡県教育委員会(静岡朝日テレビ)
テクノロジーとしてはもう普通なので、運用の知恵と経験を蓄積する段階に入っています。
学校
■熊本市立小中学校で校区越えて通学できる「学校選択制度」導入検討…小規模校の児童生徒の確保策として(讀賣新聞)
教育委員会の意図としては学校間の競争を煽るものではなさそうですが、こういう制度は設定者の意図とは異なる運用のされ方もします。注目しましょう。
高等教育
■「教育学部」は全ての学習課程で教員免許取得が卒業要件に 山形大学の学部再編(テレビユー山形)
文科省がこれまで一生懸命に国立大学の教員養成を潰そうと頑張ってきたのは、なんだったんですかね。
教育全般(国内)
■「こども計画」茨城県内4割 市町村策定、半数超は「未定」(茨城新聞)
まあ、やる気があるかないかの話ですよ。
■家庭の経済力=子どもの学力? 少子化と比例して加熱する“塾必須”がもたらす格差を考える 田内学(AERA dot.)
ご指摘通りです。税金は公教育を充実させるために使う(たとえば先生の数を増やす)のが王道であって、塾通いの助成金に使うのは消費へのバラまきに近い愚策です。