【教育学でポン!?】2022年4月10日

山種美術館で開催中の展覧会「上村松園・松篁―美人画と花鳥画の世界―」を見てきました。上村松園の美人画は、印刷で見るのと生で見るのとでは、印象がかなり異なります。なにしろ、線と面が圧倒的に美麗なのです。まるでベクターツールを用いて描かれたような滑らかで張りのある線と、バケツツールで流し込んだかのように均一なベタ塗りが、人間の手でどうやってできるのかとても不思議。要所要所のグラデーションも効果的。印刷やデジタルで見ると、そういう線や面の存在感が薄くなって、むしろ全体的なデッサンとポージングの美が前面に出て来て、それはそれでとても綺麗なのではありました。なにはともあれ素晴らしいのです。眼福。
【本日の歩数】10870歩■山種美術館から大学へ。

ICT

■大阪・吹田市「デジタル・シティズンシップ教育」で起きた変化 抑制的な教育では育たぬ子どもの考える力(education×ICT)
ICTを単なる自動ドリルとして使うのではなく、子どもの主体性を尊重し励ますような形で活用できるかどうかが今まさに問われていて、そのヒントとなるような実践でした。

■保護者との連絡手段デジタル化、自治体で格差 市区町村は56%(朝日新聞デジタル)
むしろ、なんでできないのかが不思議。

■eスポーツ部員は約2300人 ネットの高校・N高が重視する“友達作り”と“社会性向上”(ENCOUNT)
こういう華々しい成果も、教員の過重労働のおかげで成立しているのかどうか。教員の待遇にも反映してあげて下さい。

校則

■東京都立高校ブラック校則全廃、本当に必要な校則の見分け方 「黙って従え」通用しない、自由の制限最小限に(education×ICT)
ですよね。民法が改正されて18歳成人になったのを機会として、小→中→高と学校段階を上がるにつれて子どもの自由裁量を徐々に増していくように設計するのが吉と思います。

ジェンダー

■「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」で見えてきたこと(3)教育 トップの広島は育児支援が好評、長時間労働の学校現場で女性登用進まず(47NEWS)
広島がトップなのは、旧高等師範学校の伝統が大きいのかどうか。

学校

■女子の意見反映、高校にデザイナーズトイレ 「みんな使いたくなる」秘密は(京都新聞)
最新の商業施設のトイレはとても綺麗ですが、ああいう感じをイメージすればいいのかな。

教育全般(国内)

■東大合格者数41年間1位…開成が今「家でこれだけはやらせてほしい」と力説する”家庭教育”の中身 「受験勉強だけしてきた子はのびのびと飛躍できない」(PRESIDENT Online)
■高IQのツワモノがずらり「灘中学・高校」に柔道の黒帯の生徒がたくさんいる理由 週1の授業が必修…灘の勉強法は「柔道式アクティブラーニング」だった(PRESIDENT Online)
■国立大付属小学校で教員35年の結論「子育てに失敗なし。放っておけばいい」と断言するワケ 「家庭の文化的資産」が豊富な家と貧しい家の格差(PRESIDENT Online)
それぞれ興味深く読みましたが、共通しているテーマはレジリエンス=回復力という感じでしょうか。