【教育学でポン!?】2021年3月2日

実習巡回指導で飯能まで行ってきました。自腹で西武池袋線の特急ラビューに乗って、40分間お大尽気分に浸りました。(もちろん通常の交通費は学校から必要経費として出ますよ)。

文部科学省

■萩生田文部科学大臣会見(令和3年3月2日 youtube)
■魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学の特例的な定員増について(令和3年2月 大学分科会)
国立大学のミッションの再定義と再編が進みつつあります。お金も増やすよう、よろしくお願いします。

プログラミング教育・ICT

■中学入試にマインクラフトを採用!聖徳学園中学・高等学校が考えるプログラミング入試の意義とは(こどもとIT)
これはすごいチャレンジだなあ。素直に感心します。

■大学と連携して教育、農業にICT活用 福知山市新年度事業を見る・中(両丹日日新聞)
なるほど、地域の小中学校から集まったビッグデータの解析を地元の大学が行なうわけですね。良い連携の在り方だと思います。

COVID19

■一斉休校から1年 無言の給食、友達に触れられない… 我慢強いられる子どもたち(長崎新聞)
そうですね、大人は子どもたちから見られていますね。

教育全般(国内)

■苅谷剛彦×橘木俊詔 英語支配と米国モデルに大学は抗えるか ――入試大混乱時代のエリート教育論(下)(中央公論)
「下」も読み応えがありますね。しかし個人的には「近代」という言葉の議論に対しては、歴史屋として納得しがたいものがあったりします。

■「23歳どまりの人生」にしない 学校教育でつくられる「男の塊」「女の塊」に感じた責任(沖縄タイムス)
専門的には「隠れたカリキュラム」の問題です。女子大の教員として、学生諸君には意識的に話をするように気をつけているところです。

■教員は授業で現実の政治的事象をとりあげるようになるのか、文科省の会議が提言(前屋毅)
1954年の教育二法以来、「政治的中立」という言葉が中立じゃなくなっていますからね。ここから抜本的に反省を加える必要があります。
▼参考:「昭和 29 年の教育二法の制定過程~教育の政治的中立性をめぐる国会論議~」

■横浜の全市立学校でフレックスタイム制度を本格導入 4月から教職員対象(カナロコ)
具体的な運用がどうなるのか、結果を見たいところです。

■夜間中学のニーズを調査 県教委がアンケートを実施中(タウンニュース)
世間的にはプログラミング教育や高大接続の影に隠れてしまっている感じもありますが、教育学的には「夜間中学」の推進も近年の重要トピックです。

■タクシーで学童保育所へ 田辺市の小規模5小学校児童(AGARA紀伊民報)
なるほど、バスよりもタクシーの方が現実的なのかもしれません。

■3月に閉校する小学校の児童が「切りもち」配布 地域の人に感謝の気持ち伝える(テレビ新潟 ※映像があります)
147年、おつかれさまでした。全国で学校の統廃合が急速に進行しています。歴史屋としては、学制施行直後にできた学校と言うことで、残されていた史料がないかどうか気になるところではあります。

教育全般(海外)

■中国、学校での厳しい罰を禁止 長時間の起立や言葉の暴力など(AFP)
何を「体罰」と見なすかは、文化と時代によって異なりますからね。

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