【教育学でポン!?】2021年2月20日

ひとつ、大きな仕事が片付いたような気がしました。

文部科学省

■「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインの改訂について(通知)」(文部科学省)
4月からの新学期を前に、対面授業実施に尻込みしている各自治体に対して釘を刺す意図がありますかね。しかし、であれば、まずは昨年のいきなりの「休校要請」に対する総括と反省は必要だし有益だと思いますが?

オンライン授業・ICT

■オンライン授業は非常時だけの措置とした文科省の通知で、学校と教員は新たな負担を強いられる(前屋毅)
ですよね。で、教員免許を持たない人でもICT要員として学校に入れるよう、制度を変えようとしているわけですよ。

■福岡市立のすべての小・中・特別支援学校で「オンライン土曜授業」実施(FBS ※映像があります)
まあまずは教員も生徒も保護者も慣れるところからですかね。

■三重と島根の児童がリモート学習会、ヤマネ保護やふるさと紹介(CHUKYO TV NEWS ※映像があります)
学校がオンラインに慣れてくると、こういうふうに地域を繋ぐ取組みが増えていきますかね。

教育全般(国内)

■成果乏しい日本の主権者教育。抜本的拡充の転機になるか、文科省・主権者教育推進会議の最終報告案が提出(室橋祐貴)
主権者意識の前に「主人公意識」が乏しい気がしますね。今の若者に限らず。報告書が出たら精査しましょう。
▼主権者教育推進会議「今後の主権者教育の推進に向けて(最終報告案)」

■中学校の校則を考えるシンポ 福岡県弁護士会が開催 「子どもにとって、居心地の良い環境を」(テレビ西日本 ※映像があります)
こういうところに子どもたち自身が当事者として関わることで、主権者意識が育まれるんじゃないですかね。

■長崎市教委 水泳授業に民間施設を活用へ モデル校選定し効果分析(長崎新聞)
目の前のことを言えばプールの維持管理の他に教員の指導力など考えることは多いのですが、物事の本質は公教育費の縮小と民間委託による学校スリム化の推進です。

■「ハマ弁」給食化に合わせ、推奨校拡大へ 横浜市(カナロコ)
横浜市だけ給食の独自路線が続きますね。4月からの展開に注目しましょう。

■東日本大震災で生徒数減少 74年の歴史に幕 石巻の門脇中学校で閉校式<宮城>(仙台放送 ※映像があります)
74年の歴史ということは、学校教育法施行と同時に誕生した中学校ですね。おつかれさまでした。

教育全般(海外)

■コロナ禍で苦しむ親の陰で孤立し、苦しむ子供たち─学校閉鎖の米国で子供たちの自殺が急増中(COURRiER JAPAN)
深刻な問題です。ただしアメリカの学校は世界的に見ても特殊なので、日本にも当てはまる議論かどうかは慎重に見極める必要があります。

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