【教育学でポン!?】2021年2月18日

実習巡回指導のついでに、倉賀野城址へ。山田かまちが座っていたというベンチに腰掛けて烏川の向こうに妙義山を仰ぎ見る。からっ風が刺さるような冷たさですね。

オンライン授業・ICT

■教育IT「GIGAスクール」の “実質勝者”Googleの衝撃データ……「対象自治体の半数を獲得」はなぜできた?(BUSINESS INSIDER)
発表が本当に正しいとすれば、なるほどな結果ですかね。ただ記事内では理由の分析はありませんね。どうして勝ったのか、理由が気になります。

■ネット授業で集中できない学生救う秘策の正体 顔認証で集中度合いをはかって学習効率向上(東洋経済オンライン)
なるほど。このシステム、まずは国会議員に対して使ってみるといいんじゃないかな。教育学的には「メタ認知」が可視化できるツールになりえるというところですかね。ただ、怖い使い方も容易に想像できるので、そのあたりをどう考えるかというところ。

教育全般(国内)

■【大阪の黒染め校則訴訟】なにが争点だったのか、校則は誰かのためになっていたのか?(妹尾昌俊)
教育学研究者としての矜持が前面に出た文章で、胸が熱くなりますね。法律論ではなく教育論として語りたいものです。しかしまあ個別事例としての特殊事情についてしっかり調べてからでないと、一般論以上のことはなかなか言いにくいものではあります。

■「学校だけでなく、保護者や地域住民も含めて厳しい校則が成り立っている」 “黒染め訴訟”から考える校則の存在意義(ABEMA TIMES)
ですよね。まあ今回の個別事例については個別事例として精査するとして、やはり法的根拠を持たない校則がどうして「憲法で保障された私権を制限できる」のかについてしっかり説明しないといけないでしょう。「子どもだから」という理由だけでいいのかどうか。

■不登校も自殺も増えているが、問題は学校が「子どもたちの居場所」になっていないことかもしれない(前屋毅)
まあ「近代の学校」である限り、そして特に新自由主義的風潮が強いままでは、記事の言うような「居場所」になることはないでしょうね。学校も含めた社会全体が「近代」を乗り越えられるかどうかがポイントなのでしょう。

■教育の機会を提供 鹿児島市の財団が返済不要の奨学金制度を新設(KTS鹿児島テレビ ※映像があります)
給付型の奨学金が増えるのは、本当にありがたいですね。本当は国が率先して進めないといけないのですが、こういうところを民間の力に頼る方針は一貫しているという。

■最後の購買部閉店へ 宇部の常盤中 生徒に慕われ55年「感謝」(毎日新聞)
まさに感謝ですね。