【教育学でポン!?】2021年1月10日

ちょうど30年前にセンター試験を受けたのだけれども、その時期周辺でいちばん記憶に残っているのは、数日後に湾岸戦争が始まったことだったりします。ミサイルが飛んだりターゲットが破壊されたりする同じ映像を何度も何度も繰り返しテレビで見ていました。「本当は大量破壊兵器なんてなかった」というのは、人生の教訓。

オンライン授業・ICT

■不登校でも“出席”できる! 制度の利用方法と、人一倍敏感なHSCの子との関わり方――すららイベント「出席扱い制度説明会、HSC関わり方講座」(こどもとIT)
感覚過敏の学生と触れる機会もあるのですが、感覚過敏そのものよりも、それを原因とする二次的な自己肯定感喪失のほうが大問題なように感じています。適切に関わる方法を知ることで、二次的な問題が減っていくといいですね。

■学校は”もっと学びたいと思える場所に”、STEAM教育で育った現役高校生の声――「レノボが現役高校生と考えるSTEAM教育のこれから」レポート(こどもとIT)
机上の空論じゃなくて、実際に楽しそうに活動している様子が見えて、STEAM教育の成果が具体的に分かる、おもしろい記事でした。

■急激な情報化で学校「混乱の年」を乗り切るカギ 戸惑う現場、本当にICTの活用は進むのか?(education×ICT)
話そのものには新しいところは特にありませんが、長年関わってきた人だけが持てる「感慨」をおもしろく読みました。

■大学CIOの役割や教育DXについて提言――AXIES2020年次大会基調講演 米EDUCAUSE会長ミッシェル・ノーリン氏、東北大学教授早川美徳氏(教育とICT Online)
後半はよく聞いた話でしたが、前半は大学運営の観点からの話で、なかなか世知辛いです。

教育全般(国内)

■首都圏で中学入試始まる 駐車場開放「電車心配なので」(朝日新聞DIGITAL)
■埼玉で私立中学入試始まる 緊急事態宣言の中密集避ける対策も(NHK NEWS WEB)
■福島県立中学校・入学者選抜に249人 会津学鳳、ふたば未来学園(福島民友新聞)
■茨城県立中高一貫校 受験シーズン突入 机の間隔空け入試(茨城新聞クロスアイ)
■県内、本格的な受験シーズン 東桜学館で中学校入学者選抜(山形新聞)
中学入試です。埼玉県は私立、福島・茨城・山形は県立中高一貫校です。公立の中等教育学校=中高一貫校の制度ができてから、かつては都市部だけの風景だった中学受験も、全国的に広く見られるようになりました。日本の教育制度は、実質的に「複線制」になりました。それが良いことだったかどうかは、数十年後に分かります。

■中学受験「上に上がれない子」こそ頑張っている おおたとしまさ氏が語る「中学受験の本質」(東洋経済ONLINE)
こういう風景も、「評価」に関するテクノロジーが進化することで、数十年後にはなくなっているんでしょうね。

■子どもたちを「数学ぎらい」にしてしまった学校での教え方を改める必要がある(前屋毅)
これはおかしな記事でしょう。むしろ公立学校では考え方からしっかり指導していることが多く、テクニックに走っているのは塾など受験産業のほうです。「数学ぎらい」を生んでいるのは「学校」ではなく、受験産業とそれに踊らされている大人たちの言葉の可能性の方が高いでしょうね。

■【2021年の教育現場予測】「教員の質」問題に備えよ(BEST T!MES)
前の記事と同じライターですが、こちらの記事は要点を押さえています。

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