【教育学でポン!?】2020年11月17日

東京家政大学の博物館で開催中の「きものと色-藍と紅を中心に-」を観てきました。新型コロナウイルスのために学内限定開催となってしまっているのが残念な、充実した展示でした。
「藍」については、藍を使ったメガネに関心を持っていたところでしたので、興味深く観覧しました。「紅」は、山形県立博物館の展示を思い出しました。
「色」というものについて思いを馳せる機会となりました。近代哲学は、「色」というものをけっこう邪険にするんですよね。「感覚」というものは人間の認識を惑わせるもので、その最たるものが「色」であるという感じで。具体的には、ロックなどは「形=延長」を一次性質として重視するのに対し、色については二次性質として軽視します。これに対する浪漫主義的な反動で、色が重視されるという感じでしょうか。ゲーテの「色彩論」などが思い起こされます。

教育全般(国内)

■海星高が自殺を「突然死」に偽装 長崎県も追認、国指針違反の疑い(共同通信)
この事案そのものは、非常に酷いものです。そして同時に、世間の人々による勘違いコメントも、極めて酷いものです。具体的には「教育委員会」を非難するようなコメントが多いのですが、この事案に関して教育委員会は何の関係もありません。教育委員会は「公立学校」に対しては設置者としての責任を持ちますが、「私立学校」に対しては何の権限も責任もありません。私立学校に対する監督責任は、首長局にあります。記事にもしっかり「教育委員会」ではなく「長崎県」と書いてあります。それにもかかわらず、世間の人々の攻撃の矛先は、無実の教育委員会に向けられています。勘違いによる電凸などで教育委員会の業務が妨げられていないことを願います。
そしてこの事案そのものに関しては、「長崎県の学事振興課」の責任を明らかにするべきです。

■OECD(経済協力開発機構)加盟国の平均(2017年)は、小学校で2 1・3人、中学校で2 2・9人。(NaVY)
■30人学級で「戦場」は決まった!文科省と財務省の「質」が問われる(前屋毅)
仮に少人数学級が実現するとしても、同時にたとえば「教員要件の規制緩和=教員免許制度の廃止」というウルトラCが炸裂する可能性もあったりしますからね。

■レベル分け教育は大間違い!? なぜ、「混ぜる教育」が重要なのか?…神田昌典氏×星友啓校長対談9(DIAMOND online)
そうなんですよ。

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