【教育学でポン!?】2020年5月6日

いよいよオンライン授業が始まりました。前例のない未知の領域で、教員としては不安が多いのですが、教育学者としては生のデータがとれる絶好の機会ということでもあります。

9月始業制度

中原淳・立教大教授「9月入学より『子どもの学びをとめない』ことに集中を」(EduA)

論点が整理されていて、落ち着いた論調の反対論です。

オンライン授業

オンライン授業絶賛も、プリント渡すだけも疑問 【休校が長引くなか学校にできること(1)】(妹尾昌俊)

こういう前例のない時ほど教育哲学と教育史が大きな意味を持つのですが、教員養成ではそういう腰の重い思考力よりも、軽やかな実践力の方が優先されてきました。いま学校が頼りないとすれば、学問を軽視して実務を重視してきた当然の結果ではないかと感じます。

【オンライン学習】小学校からオンライン授業開始の連絡が!子どもの心の準備も大切(ベネッセ教育情報サイト)

保護者に向けた記事です。教員の立場から言わせてもらえれば、自分の授業が保護者にも見られるという緊張感とプレッシャーは相当のものです。

リモート授業で発覚した、小4息子の「意外な一面」(笑うメディアCuRAZY)

リモート授業特有だから起きたのではなく、普段の学校の姿が可視化されたということではあります。子どもは家庭の中と外では見せる姿がまったく違うのが当たり前だったりします。大人もそうですしね。

危ない「9月入学」、じつは子どもの「学力格差」がどんどん広がる…!(現代ビジネス)

タイトルと内容が噛み合っていない記事で、シンガポールのオンライン教育事情の話でした。(タイトルと内容が噛み合っていない場合は、書いた人ではなく編集者の責任のことが多いでしょう)

教育全般

教育は役立たずを量産してきたのか(ブックバン)

本田由紀の新刊は、ちゃんと読む。

どうすれば自律して学習する子になる? 自己調整学習の専門家に聞く、「自ら学ぶ力」の育て方(EduA)

まあ、勉強ができる人にとっては言われるまでもなく実践していることで、できない人にとっては言われても意味がまったく分からないものだったりします。

ブロトピ:今日の学問・教育情報