【要約と感想】小田貴美子『人とうまくつき合えない子どもたち』

【要約】不登校や引きこもりの子どもに苦労しているご両親向けの本です。
不登校や引きこもりになる子どもは、自己主張が苦手で、親など周囲に合わせて、気を遣って、ずっといい子を演じ続けてきて、疲れてしまうという特徴があります。本人が周囲のせいにして親を恨んでいる状態では、問題は解決しません。
本人がやりたいことを十分にやらせれば、そのうち自分で動きはじめます。親は、子どもが本来もっている力を信じましょう。

【感想】誤字脱字が多く、稚拙な表現が多いところが気になってしまった。「高校生の七割は煙草を吸っています」(42頁)とか、デタラメが平気で書かれていたりもする。こういうのを放置すると、本の全体的な信頼度が下がってしまう。編集者はもっと頑張ってもよかったのではないか。

小田貴美子『人とうまくつき合えない子どもたち―不登校・ひきこもり・ニート、その理解と支援』学事出版、2006年