教育原論(保育)-14

・講義を「教育基本法の精神」と「子ども/大人」の関係という観点からおさらいしましょう。

教育基本法の精神

(1)民主主義:教育の目的とは、「人格の完成」です。
(2)義務教育:すべての子どもに、教育を受ける権利が保障されます。

人格の完成

・自由と平等。
・自由:ワガママではなく、ルールを認識する能力を身に付ける。「個」を尊重するため、国家が口出ししない。
・平等:人間として普遍的な理性を身に付ける。身分に関係なく、人間性は平等。

義務教育

・自由と平等。
・自由:アドバンテージをもつ一部の人間だけが得をしないよう、不利な人々を国家が支援する。
・平等:すべての人が自由になれるよう、国家が支援する。

▼小テスト

「子ども/大人」の関係

・古代中世:子どもと大人の境界線が現代とは違っていました。
→リテラシーの有用性の増大→
・近代:子どもと大人の間に明確な境界線が引かれました。子どもは教育(学校)、大人は労働(工場)。
→人間の範囲の拡大、資本主義の変容→
・現代:子どもにも大人のような権利を与えよう(子どもの権利条約)。大人も子どものように教育を受けよう(生涯学習)。

テストについて

・2019年7/21(日)9:00~2019年7/28(日)23:59の間に、以下のページで回答してください。
2019年度「教育原論」(保育科)試験問題