【要約と感想】民主教育研究所年報2012(第13号)『3.11東日本大震災と教育』

【要約】2011.3.11の震災は、単なる天災ではなく、原子力発電所も含めた広域複合災害でした。この現実を目の前にして、これまでの取り組みを真摯に反省する必要があります。この震災を、一人称で語っていく必要があります。
防災教育だけでなく、ボランティアや経済支援、ジェンダーや法律の在り方など、多面的に震災を考えます。

【感想】東日本大震災から8年経つが、まだ決着はついていない。いつ決着するかも分からない。いまなお新しい事実が判明したりする。想像を絶する前代未聞の複合災害であったことは既に明白だが、それでも悲しいことに徐々に風化しつつもある。自分たちの生活を捉え直すためにも、やはり風化させてはならないと、改めて思った。
そして下北半島の情勢は、現在進行形で変化しつつあるのだった。教訓からなおも学ばないし学ぼうとしない人も、多い。

民主教育研究所年報2012(第13号)『3.11東日本大震災と教育』民主教育研究所、2012年