信長の野望【天道】戦国最速の天下統一!スピード記録挑戦と攻略ヒント(序盤)

※「天道」攻略動画をyoutubeにアップしております。よろしければそちらもご覧ください。
信長の野望天道、清洲一城から全国統一までノーカットで全部中継 その1

最速天下統一!(序盤)

『信長の野望【天道】』で最速天下統一を追求した記録の序盤戦です。→続きは「中盤」「終盤

シナリオ2「尾張統一」の織田信長(上級)でプレイし、1555年10月に清洲一城からゲームを始めて、1558年6月に天下統一しました。ゲーム内時間967日、およそ2年8ヶ月で天下統一です。
天下統一の過程と合わせて、一般的な攻略のためのコツとヒントも記しておきます。

※パワーアップキットではなく、無印天道です。
※Windows10でプレイしています。(ちなみに天道をWin10でスムーズに動かすには、directXの調整のため一手間かかります)
※Win10ではパッチを当てることができなかったので、インストールした状態そのままです。
※もちろん作成武将などは使用せず、起動したデフォルトの状態でプレイしています。
※当然、他の大名を自分で動かすことはしません。
※つまり、乱数部分以外は、誰でも再現可能です。

序盤:有力家臣団を形成する

序盤の課題は、人的資本を確保し、有力家臣団を早急に形成することです。優秀な武将が多ければ多いほど、攻略速度が上がっていきます。そのため敵城を落として武将を吸収しながら、探索を効率よく行ない、優秀な武将を配下に加えていきます。

最優先で確保したい武将は、
木下秀吉(清洲城)
簗田政綱(清洲城)
北畠具教(霧山御所)
島清興(筒井城)
柳生宗厳(筒井城)
百地三太夫(筒井城)
足利義輝(室町御所)
明智光秀(稲葉山城)
松平家康(岡崎城 ※家康を配下にするには、ちょっとした工夫が必要です。)
酒井忠次(岡崎城)
渡辺守綱(岡崎城)
服部半蔵(岡崎城)
という面々でしょう。これら人的資源を確保するため、霧山御所→筒井城→室町御所→観音寺城→小谷城→稲葉山城→岡崎城の順に、清洲城から時計回りに攻略を進めます。

そういうわけで、まずは霧山御所の攻撃から始めましょう。

霧山御所を落とす(開始から3ヶ月半)

ゲーム開始直後、まず初手で行なうコマンドは「出陣」です。清洲城を空っぽにしても誰も攻めてこないので、全兵力を率いて北畠家の霧山御所に向かいます。内政は後回しで構いません。

天道に限らず、信長の野望シリーズで詰まる人は、内政に力を入れすぎて領地拡大速度でコンピュータに負けてしまう傾向があるように思います。攻略が上手くいかないのは、戦争と内政の優先順位を間違っているケースが大半です。優秀な武将は内政に回さず、戦争に使う方が良いでしょう。

ちなみに清洲城から霧山御所に出陣する部隊は、織田信長+柴田勝家+前田利家+佐久間盛信+塙直政です。全兵種足軽で編成します。論理的にこの編成が最善でしょう。というのは、統率値が一番高いのが信長(100+15)で、武勇値が一番高いのが勝家(93+8)で、足軽戦法で最もすぐれているのが利家で(槍衾之三)、残る足軽適性Bは盛信だけで、足軽適性Cの武将のうち最も内政で使い道がないのが塙直政だからです。ちなみに利家から家宝を奪い、勝家に付与して武勇値を増強しておきます。

陣形は「錐行」で出陣して行軍時間を節約し、野戦も「錐行」のまま行ない、城に貼り付いたら「鶴翼」に変更します。攻城時間を早くするには、部隊の通常攻撃力を上げるよりも、戦法の連携を高くする方が効果的です。また包囲は使わず、足軽戦法でガリガリ削っていった方が早く落とせます。本プレイでは1556年1/16に霧山御所を陥落させました。

「兵種」は足軽を中心とします。騎馬や鉄砲は準備するのに予算と時間がかかって、スピードクリアにとっては効率が良くありません。「技術」も足軽兵科中心に上げていくことになります。
「陣形」は効果的に変更していきます。ただし一回陣形を変更すると士気を10消費してしまうので、頻繁に変更することはできません。移動中は錐行で、野戦も錐行のままで行ない、城に貼り付いた段階で鶴翼に変更するのが最も効果が高いように思います。ただしもちろん時と場合によるので、臨機応変に陣形を変形していきます。

この間、清洲城では人材探索を進め、木下秀長、木下秀吉、簗田政綱を配下に加えます。重要なのは、霧山御所を陥落させる段階で簗田政綱を配下に加えておくことです。この男が序盤の攻略スピード劇的アップの鍵を握っています。
また、統率の高い佐々成政(79)と池田恒興(72)には道を引かせておきます。残った丹羽長秀と林貞秀に内政を行なわせます。

筒井城を落とす(開始から6ヶ月半)

最速天下統一を目指すためには、敵城を落とした後のスピーディな戦後処理が求められます。特に捕虜にした優秀な武将をいかに早く戦力に取り込めるかがポイントとなります。
霧山御所の戦後処理で重要なのは、配下に北畠具教を加えることです。この剣豪は足軽適性がAの上に武勇が97もあり、最終盤まで縦横無尽に活躍することになります。霧山御所には簗田政綱も呼び寄せ、北畠具教を配下にした瞬間に筒井城へと出陣します。部隊構成は以下の通りです。

 武将名パラメータ適性戦法
部隊A
足軽
兵数8910
織田信長統率100+15足軽A
北畠具教武勇97+8足軽A槍衾之三
木下秀吉足軽S
前田利家足軽B
佐久間盛信足軽B
部隊B
足軽
兵数5000
柴田勝家統率90+10 武勇93+4足軽C
木造具政足軽C
長野植藤足軽C
藤方朝成足軽C槍衾之一
簗田政綱足軽D混乱

ポイントは、2部隊で出陣しているところです。城攻めのときは、できるだけ2部隊以上で出撃した方がいいでしょう。というのは、いくら野戦で相手を殲滅しても、敵の城を守備状態にしておかないかぎり、敵の傷兵が城に戻って次々と回復してしまうからです。そこで、一つの部隊が城を攻撃し続けて守備状態にしておけば、敵の傷兵回復を妨げることができ、もう一つの部隊で安心して野戦を行なうことができます。
部隊Aを攻撃の主力として、こちらに兵数を集中させます。B部隊は補助なので、兵数は最小限の5000人で充分なのですが、極めて重要なのは、簗田政綱を入れているところです。というのは、スピード攻略にとって、彼の持つ戦法「混乱」が決定的に重要なのです。戦法「混乱」が成功すると、相手からダメージを受けない上に、敵の被害を増加させることができます。B部隊の戦法発動で相手が混乱に陥ったところに、すかさずA部隊の強力戦法を叩き込めば、通常の3倍のスピードで城を落とすことができます。戦法「混乱」抜きでのスピード攻城戦は考えられません。
こうして1556年4/15(開始から6ヶ月半)で、筒井城を陥落させます。

室町御所を落とす(開始から9ヶ月)

筒井城の戦後処理で重要なのは、島清興・柳生宗厳・百地三太夫を配下に加えることです。島左近を配下に加えたら、足軽特性Cの柴田勝家はいったん道路建設部隊に回ってもらいます。
さて、柳生宗厳を配下に加えて戦力アップした瞬間、全戦力で室町御所へ出陣します。部隊構成は以下の通りです。

 武将名パラメータ適性戦法
部隊A
足軽
兵数12231
織田信長統率100+15 知略94足軽A
柳生宗厳武勇105+10足軽A飛燕
木下秀吉足軽S
前田利家足軽B槍衾之三
佐久間盛信足軽B
部隊B
足軽
兵数5000
島清興統率90+10足軽A
北畠具教武勇97+10足軽A槍衾之三
百地三太夫知略93+10足軽B
織田信光足軽B槍衾之二
簗田政綱足軽D混乱

ここまでまったく「募兵」はしていないのですが、霧山御所と筒井城の傷兵を抱え込んで、A部隊の戦力はかなり増強されています。また島左近と百地三太夫の加入によって部隊Bの戦闘力も格段に上がっていますが、期待される役割はもちろん戦法「混乱」です。百地三太夫の知略が高いので、「混乱」が欲しいタイミングでほぼ間違いなく成功させることができます。相手が混乱したところで部隊Aの柳生宗厳の戦法「飛燕」を連発で叩き込めば、あっという間に室町御所を落とすことができます。

ゲーム開始から霧山御所を落とすまで3ヶ月半、そこから筒井城を落とすまで3ヶ月、そこから室町御所を落とすまで2ヶ月半と、優秀な人材を配下に加えることで攻略スピードが確実に上がっています。

観音寺城を落としている間に桶狭間発生

さて、続いて室町御所から観音寺城に出陣したいところですが、このタイミングで歴史イベント「桶狭間の合戦」が発生しました。(京都を押さえた信長に対して義元が出陣するのは論理的にはおかしいのですが、気にしません)。清洲城に兵力3000いることが勝利条件なので、統率力が高くて足軽適性Cの柴田勝家を募兵担当にするなどして、しっかり用意しておきます。

桶狭間イベント発生時に信長本人が強制的に清洲城へ戻るかどうか選択肢が出ますが、実は慌てて戻らなくても桶狭間イベントは成立します。そこで今川義元が清洲城直前に迫るぎりぎりまで、信長には清洲城で内政に従事してもらいます。ここぞというタイミングで「帰還」すれば、清洲城手前で義元を迎え撃つことができ、城へ戻る時間も節約できるというわけです。セコいテクニックではありますが、こういう細かい時間節約を重ねることで最速天下統一を目指そうというわけです。

いっぽう桶狭間の最中にも攻略の手を緩めるわけにはいかないので、信長不在で観音寺城に出陣します。上の画像を見ていただければ、信長が桶狭間で戦っている最中に、観音寺城へ2部隊が向かっているのを確認できます。このとき観音寺城に出陣した部隊構成は以下の通りです。

 武将名パラメータ適性戦法
部隊A
足軽
兵数13007
島清興統率90+10足軽A
柳生宗厳武勇105+10足軽A飛燕
北畠具教足軽A槍衾之三
前田利家足軽B槍衾之三
百地三太夫知略93足軽B
部隊B
足軽
兵数5000
木下秀吉統率87+10 知略93足軽S
足利義輝武勇95+8足軽A槍衾之極
佐久間信盛足軽B
織田信光足軽B槍衾之二
植田光次足軽C混乱

室町御所で足利義輝を配下に加え、さらに忍者の植田光次を簗田政綱に代えて部隊Bに登用しています。簗田が足軽特性Dなのに対して植田は適性Cなので、植田を入れた方が総合的に戦力が上がります。ただし政綱の役割はここで御免となったわけではなく、今後も活躍の場はたくさん用意されています。「混乱」持ち武将はそこそこレアで、重宝します。
ちなみに桶狭間後には、通常なら徳川家康との同盟イベントが発生しますが、この同盟はイベントを発生させてはいけません。なぜなら、同盟すると家康を配下にできないし、同盟を拒否しても恨まれてしまって配下にできないからです。

【信長で家康を配下にするテクニック】
信長が月の変わり目でどこかの城に滞在していると(移動中も)、桶狭間後に同盟イベントが発生してしまいます。しかし信長が戦場に出ていれば、イベントは発生しません。ということで、月の変わり目に信長が城にいそうなときは、月の終わりにちょっとだけ出陣して、新しい月が始まったら城に退却すれば、同盟イベント発生を防ぐことができます。
(もちろん、信長以外の大名でプレイしている場合は、桶狭間イベントそのものが発生しないので、特になにもしなくても家康を配下にできます。)

小谷城から稲葉山城攻略へ(1年2ヶ月)

観音寺城を落としたら、信長を観音寺城に戻し、すぐに小谷城へ出陣して、1ヶ月半で落とします。剣先の血が乾く暇もなく、すぐさま稲葉山城へ出陣します。稲葉山城の戦いが序盤戦のクライマックスと言えるでしょうか。稲葉山城攻略の部隊構成は以下の通りです。

 武将名パラメータ適性戦法
部隊A
足軽
兵数16633
小谷城から
織田信長統率100+15 知略94足軽A
柳生宗厳武勇105+10足軽A飛燕
木下秀吉足軽S
木下秀長足軽A
小牧源太足軽A槍衾之一
部隊B
足軽
兵数5000
小谷城から
島清興統率90+10足軽A
北畠具教足軽A槍衾之三
織田信光足軽B槍衾之二
百地三太夫知略93足軽B
植田光次足軽C混乱
部隊C
足軽
兵数7162
清洲城から
滝川一益統率89+10 知略84足軽C
足利義輝武勇95+8足軽A槍衾之極
佐久間信盛足軽B
前田利家足軽B槍衾之三
森可成足軽B槍衾之二

小谷城から主力部隊と混乱サポート部隊を出陣させると同時に、募兵で兵を貯めた清洲城から部隊Cを参加させているのがスピードアップのための工夫です。部隊Cは稲葉山城の攻略スピードを上げると同時に、清洲城から稲葉山城への道路を開削して、次に来たる岡崎城攻撃の速度を上げる役割を果たします。下の図では、部隊Cが砦に貼り付いて、後ろから佐々成政が道を引いているのを確認できます。この道のおかげで、後の岡崎城攻略が10日は早くなります。ちなみに手前の方で道を引っぱっている柴田勝家は、足軽適性Cのため稲葉山城攻略戦では戦闘部隊から格下げになっていますが、後に騎馬部隊主力として前線で活躍します。

道を引く役割は、足軽適性C以下の高統率武将に任せます。足軽適性B以上は常に最前線で戦い続けるため、道を引っぱっている余裕などありません。本プレイでは、佐々成政(統率79)、斎藤利三(統率79)、九鬼嘉隆(統率78)、池田恒興(統率72)、氏家直元(統率70)、滝川益重(統率68)といった面々が道路工事の主役となります。地味ですがスピード統一にとっては絶対に欠かせない重要な仕事であり、募兵担当人材とも被るので、運用にはけっこう気を遣います。

稲葉山城は1556年12/10に陥落します。稲葉山城の戦後処理では、次の一手を睨んでこれまでとは違った工夫をします。ここまでは一度に一つの城しか攻撃していませんでしたが、今後は複数の城を同時攻略することを目指します。具体的には、稲葉山城には一万の兵(傷兵含む)を残しておいて、残りの兵で岡崎城へ出陣します。同時に桜洞城早期攻略のために、道路の開削を始めます。また、室町御所では八上城攻略の準備のため、募兵能力を上げ、道を延ばしておきます。このあたりから二手三手先を見越した部隊運用や内政処理、道路開削のため、多角的に知恵を働かせることになります。

岡崎城攻略(1年4ヶ月半)

岡崎城陥落は1557年2/17、ゲーム開始から1年4ヶ月半が経過しております。ここで家康と酒井忠次、さらに服部半蔵や渡辺守綱を配下に加えて、中核となる家臣団はほぼ完成します。
そしてまたこの時には、同時に桜洞城と八上城に火の手が上がっております。いよいよ優秀な部下を縦横無尽に活用し、複数城を同時攻略してスピードを加速度的に上げていく中盤戦に突入します。

中盤戦:同時多発攻略と同時に内政を充実する
終盤戦:手を抜かない

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■清洲一城から986日で全国統一のsavedata