■新松戸キャンパス 10/5(金)
■龍ケ崎キャンパス 10/15(月)
目次
フランス革命と国民国家形成
・フランス革命の具体的展開。反革命からヨーロッパ全体を巻き込んだ戦乱へ。
・対仏大同盟v.s.ナポレオン。フランス大勝利。どうしてフランスは強かったのでしょうか?
・騎士+傭兵v.s.国民軍。国家総動員体制。
・名誉と金v.s.愛国心。「散兵戦術」のような戦い方。
・身分制v.s.自由と平等。ベートーベン交響曲第3番「英雄」。
・中世国家よりも国民国家のほうが強いことが誰の目にも明らかとなります。国民国家の強さの源はなんでしょう?
・ナショナリズムは、愛国心の根拠であると同時に、自由と平等の根拠ともなります。
・フランスのナショナリズムはヨーロッパ全土へ輸出され、各地域でナショナリズムが勃興します。
・その後、教育によってナショナリズムが創出、維持されます。
国旗・国歌・国語・歴史・地理
・ナショナリズムを維持するため、「教育」に期待がかかります。
・国旗:「旗」に期待される統一への働き。
・国歌:「歌」に期待される統一への働き。
・国語:「ことば」に期待される統一への働き。
・歴史:「物語」に期待される統一への働き。
・地理:「風景」「風土」に期待される統一への働き。
各国の国歌
・それぞれ国民統合の象徴として働く一方で、同時に何かしらの問題を抱えているのはどういうことでしょうか?
フランスの国歌
・「ラ・マルセイエーズ」
・国民統合=国民全員で祖国を守ったときの記憶。
・歌詞に対する疑問。
イングランドの国歌
・「God Save the Queen」
・国民統合=英国王室の賛歌。
・6番の歌詞に対する疑問。イングランドとスコットランドの関係。
ドイツの国歌
・「ドイツ国民の歌」
・国民統合=国家統合の象徴。
・1番と2番が封印。
スペインの国歌
・「国王行進曲」
・歌詞のない国歌。スペインとカタルーニャの関係。
復習
・国歌が国民統合に果たす役割について押さえておこう。
予習
・「教育勅語」について調べておこう。