教育課程の意義と編成-10

前回のおさらい

・討論を通じて、『学習指導要領』が目指す教育の方向性を確認しよう。
▼文部科学省が意図していることを正確に読み取り、目指している教育の構造を理解しよう。(思考力)
▼把握した文部科学省の意図が、はたして本当に有効かどうか、有効としたらどのような効果をもたらすか、様々なデータや知識、あるいは自分の経験と照らし合わせて判断しよう。(判断力)
▼教育の課題に対する自分の意見をまとめ、適切なキーワードを使用して、論理的にわかりやすく伝えよう。(表現力)

(1)『学習指導要領』で育成を目指すとされている「資質・能力」の設定は適切だろうか? 世界や日本社会の変化に対する現状認識が適切かどうか、社会で必要とされる「人材」の設定が適切かどうかを考えて、学習指導要領が育成を目指す資質・能力を吟味してみよう。
(2)「社会に開かれた教育過程」について。これまで学校教育で学んだ知識が本当に社会に出てから通用しないのか、本当に学校教育を社会に開くように変える意味があるのかどうか、吟味してみよう。
(3)「カリキュラム・マネジメント」について。教科横断的な資質・能力は本当にこのやり方で身につくのか、吟味してみよう。

学習指導要領の吟味(つづき)

(4)「主体的・対話的で深い学び」について。学習指導要領が求める「資質・能力」は、この指導方法で身につくのか。それとも従来からのやり方のほうが効果が上がるか。

参考資料

育成を目指す資質・能力
社会に開かれた教育課程
カリキュラム・マネジメント
主体的・対話的で深い学び